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 『企業誘致の限界——今こそ国会等移転法を広島が活用すべきだ』

2026/7/2

 『企業誘致の限界——今こそ国会等移転法を広島が活用すべきだ』

**1. 企業誘致は限界に達した。地方はもう人材の奪い合いで疲弊している。地方自治体は長年、企業誘致を「若者定着の切り札」として掲げてきた。
しかし現実はどうか。ただでさえ人手不足の地域に新規企業が来れば、
保育・介護・運輸・建設などが壊滅する。市税を使って誘致すれば、
地元企業がすねて出ていく。
若者は「企業が来たから残る」のではなく、
文化・キャリア・生活の選択肢があるから残る。
企業誘致は、地方創生の“初心者向けの幻想”にすぎない。
広島はこの限界を直視しなければならない。


2. 国会等移転法は、中央省庁移転を“国に義務付けた”法律である。


1992年に制定された国会等移転法は、
国会・内閣・最高裁などの中枢機能の移転を検討し、必要な措置を講じる義務
を国に課している。つまり、中央省庁移転は「やるべきこと」であり、
30年間放置されてきた“未履行の国家義務”である。民間企業に「地方へ行け」と言いながら、
自分たちは東京に居座る——これは制度的に破綻している。広島はこの矛盾を突くべきだ。


3. 広島は“防災・危機管理の中枢”として移転先の正当性を持つ。
広島は、国の中枢機能のうち「防災・危機管理」領域で最適な候補地だ。豪雨災害・土砂災害の蓄積原爆史による危機管理文化呉の海保・自衛隊中国地方の交通結節点防災研究の蓄積西日本の地理的中心性広島は「防災省(仮)の西日本統括局」を置く合理性を持つ。
これは国会等移転法の選定基準にも合致する。


4. Zoom行政・デジタル国会の時代、中央省庁は“二層構造化”できる。


現代は、1992年とは違う。委員会のオンライン化行政文書の電子化省庁間協議のオンライン化テレワークの常態化つまり、政治中枢は東京に残しつつ、
行政中枢は広島に移す「ボン方式」が可能になった。ドイツがベルリン+ボンでやっていることを、
日本も広島+東京でできる。


5. 広島は“西日本危機管理連合”の司令塔として動くべきだ。


大阪一極化が進む今、広島は単独で戦うべきではない。連携すべきは:福岡(国際経済・デジタル)岡山(医療・交通)山口(防衛・港湾)愛媛・香川(海運・物流)広島が旗振り役となり、
「西日本第二極」を形成することが国会等移転法の実効性を高める。

🟥まとめ 企業誘致は限界だ。
今こそ、国会等移転法という国家の未履行義務を広島が突きつけるべきだ。
広島は防災・危機管理の中枢として、中央省庁の機能分散を受け止める準備がある。
西日本の自治体と連携し、広島は新しい日本の中枢都市になるべきだ。


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著者

さとう しゅういち

さとう しゅういち

選挙 広島県議会議員選挙 (2023/04/09) 2,673 票
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広島市安佐南区選挙区

肩書 介護福祉士・元広島県庁職員・広島瀬戸内新聞社主
党派・会派 庶民革命ひろしま
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