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じんの あきお ブログ

市川市の部活動がなくなる?地域展開は今どうなっている?|現状・課題・これからを詳しく解説

2026/9/10

「市川市の中学校の部活動は、これからどうなるの?」

最近、こんな疑問を持っている保護者の方も多いのではないでしょうか。

「部活がなくなるの?」

「今まで通り学校で活動できるの?」

「地域クラブって何?」

「どこで、誰が教えるの?」

「お金はかかるの?」

「やりたいスポーツができなくなったらどうするの?」

実は市川市では、すでに部活動の休日の地域展開が始まっています。

そして、令和8年度からは文化系部活動の地域展開にも着手する段階に入っています。市川市が公表している最新のロードマップでは、今後さらに地域クラブ化を広げ、令和10年度ごろまでに休日の地域展開を完了する方向が示されています。

今回は、これまで私自身が市川市の部活動地域展開について調べてきた内容も踏まえ、「市川市では今、何が起きているのか」をできるだけ分かりやすく整理します。

そもそも、なぜ部活動を地域展開するの?

まず、ここを理解することが大切です。

部活動の地域展開は、単純に

「先生の負担を減らすために、部活動を学校からなくす」

という話ではありません。

市川市が掲げている基本理念は、

将来にわたって子どもたちが継続的にスポーツ・文化芸術活動に親しむ機会を確保・充実する

こと。

そのために、

学校・地域・行政が連携して活動環境を整える

という考え方です。

背景には、少子化によって学校単位でチームを維持することが難しくなる問題や、生徒のニーズの多様化、教師の負担などがあります。市川市自身も、これらを部活動が直面する課題として整理しています。

市川市の部活動地域展開は、いつから始まった?

市川市では、令和6年度から段階的にスタートしています。

最初のモデルとなったのが、市川市立第四中学校です。

令和6年9月から、第四中学校で休日の部活動について地域展開の試行が始まりました。

市の資料では、複数の部活動について、地域の総合型スポーツクラブに所属する指導者が休日の指導を担当する形でスタートしたとされています。

つまり、

学校の先生だけで休日の部活動を運営する

という従来型から、

地域の指導者が休日の活動を支える

という仕組みへ、一歩踏み出したわけです。

令和7年度から「全市」へ

そして大きく変わったのが令和7年度です。

市川市は、地域展開の試行エリアを広げ、全中学校を対象として、地域クラブ化を希望する部活動について地域展開を進める方針にしました。

市の資料では、令和7年度に35の運動部活動を対象として地域展開を進める計画が示されています。

ここで重要なのは、

「市内のすべての部活動が一斉に地域クラブになる」わけではない

ということです。

希望する学校・部活動と、指導者・受け皿となる地域団体などをつなぎながら、条件が整ったところから順次進める仕組みです。

どうやって「学校」と「地域」をつなぐの?

ここが、市川市の地域展開を理解するうえでかなり重要です。

市川市は、学校と地域をつなぐために**教育委員会内に「調整組織」**を設置しています。

イメージすると、

学校

「この部活動を地域展開したい」

教育委員会・調整組織

「指導者はいるか?」

「活動場所は?」

「地域クラブとして運営できるか?」

地域の指導者・団体

「指導できます」

学校・地域・教育委員会

それぞれの役割を調整する。

という仕組みです。

令和7年度の市議会答弁でも、学校は活動場所の確保、地域は指導者の紹介や受け皿、教育委員会は課題解決を担うという役割分担が示されています。

では、誰が指導するの?

ここも保護者が気になるところです。

市川市では、

市川市公認スポーツ指導者
部活動地域指導者
総合型地域スポーツクラブの指導者
スポーツ協会加盟団体
クラブチーム
民間事業者
スポーツ推進委員など

さまざまな地域人材を活用する仕組みを想定しています。

市川市には、もともと「部活動地域指導者協力事業」があり、専門的な指導力を持つ地域指導者が学校の部活動を支援する仕組みもあります。

これは地域展開を進めるうえで重要な土台になります。

ただし、「指導者不足」という大きな課題がある

ここは、今回の記事で特に伝えたいところです。

地域展開を進めるなら、

「地域の人にお願いすればいい」

という簡単な話ではありません。

実際に市川市も、指導者不足を課題として認識しています。

さらに、

指導者と部活動の種目が合わない
活動場所と指導者の条件が合わない
地域クラブ化を希望する部活動と指導者をどうマッチングするか

といった問題もあります。

つまり、

「部活動を地域に移す」ことよりも、実は「地域で継続的に運営できる仕組みを作る」ことの方が難しい

のです。

令和8年度からは「文化部」も

そして現在、令和8年度です。

ここから重要なのが、文化系部活動の地域展開です。

市川市は令和8年度から文化系部活動の地域展開にも着手する方針を示しています。ロードマップでは、文化系についてモデル事業から段階的に拡大していく計画です。

つまり、

スポーツだけの問題ではありません。

吹奏楽、合唱などの文化活動についても、

「学校の先生が休日に指導する」

という従来の形から、

「地域全体で子どもたちの活動を支える」

方向へ変わっていきます。

市川市のロードマップはどうなっている?

ここは検索している保護者にとって重要な情報です。

市川市が令和8年3月に公表したロードマップでは、地域展開を段階的に拡大していく計画が示されています。

運動系では、

令和7年度
→ 市内全域で35クラブ程度から開始

令和8年度
→ 70クラブ程度まで拡大見込み

令和9年度
→ 105クラブ程度まで拡大見込み

令和10年度
→ 140クラブ程度まで拡大見込み

という規模拡大が示されています。

また、一部のクラブでは学校区をまたいだ活動や、カテゴリー分けも想定されています。

文化系についても、モデル事業から10クラブ、20クラブへと段階的に拡大し、市内全域への展開を目指すロードマップとなっています。

「学校区をまたぐ」というのも大きな変化

これは非常に重要です。

従来の学校部活動は基本的に、

自分の学校の部活動

です。

しかし地域クラブになると、

「学校」ではなく「地域」を単位に活動する

可能性が出てきます。

例えば、

A中学校にはバスケットボール部がない。

でも、

B中学校の地域クラブでバスケットボールができる。

というような選択肢が生まれる可能性があります。

これは、

「学校の規模や部員数によって、できるスポーツが決まってしまう」

という問題を解決する可能性があります。

一方で、通学・移動、安全管理など、新しい課題も生まれます。

実は「移動」も大きな課題

令和8年6月の市川市議会一般質問でも、部活動地域展開について、

進捗状況
調整組織
人的資源
財政
移動等の安全管理
保護者・地域への周知
今後の展開

が質問項目として取り上げられています。

これは非常に重要です。

活動場所が学校から離れれば、

「子どもがどうやってそこまで行くのか?」

という問題が出てきます。

徒歩?

自転車?

公共交通機関?

保護者の送迎?

学校をまたぐ活動になった場合、特に中学生の移動安全をどう確保するかは、地域展開の成否を左右するポイントだと思います。

💰 そして「お金」の問題

もう一つ避けて通れないのが、

受益者負担・保護者負担

です。

地域クラブを運営するには、

指導者謝金
保険
施設使用
用具
大会参加
運営事務
移動

など、さまざまな費用が発生します。

市川市では令和7年度、地域クラブ化された35部活動について、指導者謝金や保険代などを確保し、保護者から活動費等を集金しない予定と説明していました。

しかし、地域展開が広がれば、「将来的に誰がどこまで負担するのか」という問題は避けられません。

実際、令和7年12月の市川市議会では、部活動の地域展開に対する国の財政支援を求める意見書が全会可決されています。

そこでは、

受け皿となる団体
指導者確保
活動場所
用具
教員の関わり
保護者の経済的負担
地域クラブ運営費

などが課題として挙げられ、国からの十分な財政支援を求めています。

これは、市川市だけではなく全国共通の大きな課題になっています。

⚠️ 「地域展開=無料」とは限らない

ここは保護者に誤解してほしくないところです。

地域クラブ化すれば、

「学校の部活と同じように、全部無料でできる」

とは限りません。

むしろ、今後規模が拡大する中で、

「家庭の経済状況によって、スポーツや文化活動を続けられる子と続けられない子が生まれないか」

という視点が非常に重要になります。

私はここを、市川市の部活動地域展開における最重要課題の一つとして考えるべきだと思います。

👦 一番大切なのは「子どもがやりたいことを続けられるか」

ここで、もう一度原点に戻りたいと思います。

部活動改革で一番大切なのは、

先生でもありません。

行政でもありません。

地域クラブでもありません。

主役は、

子どもたちです。

「サッカーをやりたい」

「バスケットボールを続けたい」

「吹奏楽をやりたい」

「美術を続けたい」

「今までやったことのない競技に挑戦したい」

そういう子どもたちの気持ちを、どうやって支えていくのか。

これが本来の目的だと思います。

🏀 私自身、スポーツの現場で感じてきたこと

私は2021年から市川市でミニバスケットボールの指導や審判に関わってきました。

実際に子どもたちと接していると、スポーツは単に「技術を身につける場所」ではないと感じます。

練習する。

チャレンジする、失敗する。

時には厳しく指導される。

仲間と喜ぶ。

試合に負ける。

もう一度練習する。

違う学校や、年齢の違う子どもたちが関わる。

地域の大人と出会う。

こうした経験そのものが、子どもたちの成長につながっています。

だから私は、

「部活動を学校から地域へ移せば、それで改革成功」

とは考えていません。

大切なのは、

地域に移った後、子どもたちにとって今より良い環境になっているか

です。

🏫 学校の役割もなくしてはいけない

地域展開だからといって、

「学校は関係なくなる」

わけではありません。

むしろ私は、学校と地域の連携がこれまで以上に重要になると思います。

市川市も、

学校=活動場所など

地域=指導者・受け皿

教育委員会=調整・課題解決

という役割分担を示しています。

この三者がうまくつながらなければ、地域展開は機能しません。

🤝 「地域の力」が問われる改革

ここが、私が部活動地域展開に注目している大きな理由です。

これまで学校が担っていたものを、

地域全体で支える

という考え方だからです。

総合型地域スポーツクラブ。

スポーツ協会。

競技団体。

地域の指導者。

民間クラブ。

大学。

企業。

そして、地域で活動する私たち一人ひとり。

さまざまな人や組織が関わる可能性があります。

市川市にはすでに複数の総合型地域スポーツクラブがあり、地域展開の受け皿としての役割が期待されています。

🧭 これまで市川市議会でも議論されてきた

この問題は、最近突然出てきたものではありません。

例えば令和5年の市議会では、「学校部活動の地域移行」について、

市川市が目指す姿
ロードマップ
少子化への対応
学校単位でチームを組めない問題
地域のスポーツ・文化活動のあり方

などが議論されていました。

その後、

令和7年

には、地域展開の現状や今後の方針、指導者確保などが議論され、

令和8年

には、さらに踏み込んで、

調整組織
人材確保
財政
移動安全
保護者への周知
今後の展開

までが議論されています。

つまり、市川市は今、

「検討する段階」から「実際に地域で回す段階」

へ移っていると考えることができます。

📅 これから何が変わるのか

市川市のロードマップを見ると、今後は地域クラブの数を増やしていく方向です。

運動系については、

35 → 70 → 105 → 140

と段階的に拡大する見込み。

文化系についても、モデル事業から段階的に広げていく計画です。

つまり今後、

「うちの学校の部活はどうなる?」

という個別の問題だけではなく、

「市川市全体として、中学生がどんな活動を選べるようになるのか?」

という視点で考える必要があります。

💡 私が考える「市川市の部活動地域展開」で大切な7つ

ここからは、私自身の考えです。

① 子どもが「やりたい」を諦めない

学校にその部活がなくても、地域で選べる仕組みを。

② 経済格差を活動格差にしない

家庭の収入によって、参加できるスポーツや文化活動が決まらないようにする。

③ 指導者の質を守る

「誰でもいいから指導者を集める」ではなく、研修・資格・安全管理を含めた仕組みを。

④ 移動の安全を確保する

学校区をまたぐ活動では特に重要。

⑤ 学校と地域の役割を明確にする

責任の押し付け合いにならない仕組みを。

⑥ 文化活動も同じように大切にする

スポーツだけでなく、音楽・芸術・文化も選択肢として守る。

⑦ 子ども・保護者の声を聞く

制度を作る側だけで決めない。

🌱 「先生の働き方改革」から「子どもの未来改革」へ

私は、この問題を、

「先生の負担を減らすための改革」

だけにしてはいけないと思っています。

もちろん、先生方の働き方を改善することは重要です。

でも、その先にあるべきなのは、

「子どもたちがもっと豊かに活動できる地域」

です。

学校という枠だけではできなかったことを、地域の力で可能にする。

それが本当の意味での「地域展開」だと思います。

🏀 市川市なら、もっとできると思う

市川市には、

学校があります。

スポーツ施設があります。

地域のスポーツクラブがあります。

競技団体があります。

文化団体があります。

そして、子どもたちを支えたいと思っている地域の大人がいます。

私自身も、地域活動やミニバスケットボールの指導・審判を通して、地域には子どもたちを支える力があることを感じてきました。

だからこそ、

「学校部活動を地域に移す」

だけではなく、

「地域全体で子どもたちの成長を支える仕組みをつくる」

ところまで進めたい。

これが、私が市川市の部活動地域展開について考えていることです。

🔎 市川市の部活動地域展開|今の状況を一言でいうと?

最後に、ものすごく簡単にまとめます。

以前

学校+先生=部活動

現在

学校+地域+教育委員会=地域クラブ化を進める

これから

地域全体で子どものスポーツ・文化活動を支える

という方向に変わろうとしています。

ただし、

指導者・場所・費用・移動・安全・運営・保護者への周知

など、まだ解決すべき課題もたくさんあります。市議会でもこれらが継続的に議論されています。

だからこそ、私はこのテーマについて、今後も継続して調べ、発信していきたいと思います。

子どもたちが「やってみたい」を諦めなくていい市川市へ。

それが、私の目指したい部活動地域展開です。

🔗 あわせて読みたい

今回の記事を「入口」にして、今後さらに詳しい記事へつなげていきます。

市川市の教育・スポーツシリーズ

👉 市川市の中学校部活動はどう変わる?

👉 市川市の部活動地域展開とは?|制度をさらに詳しく解説

👉 市川市で中学生が参加できるスポーツクラブ

👉 市川市のスポーツ施設一覧

👉 市川市のミニバスケットボール活動

👉 市川市の通学路、安全性は?

特に今後は、

「制度の説明」→「現場の課題」→「子どもの選択肢」→「費用」→「指導者」→「移動・安全」→「市川市が目指すべき姿」

という形で、さらに掘り下げていきたいと思います。

📌 この記事の重要なポイント
項目    現状
地域展開開始    令和6年度
モデル校    市川市立第四中学校
令和7年度    全市を対象に運動部の地域展開を拡大
令和7年度の規模    運動系35クラブ程度から開始
令和8年度    文化系部活動にも着手
今後    運動系・文化系とも段階的に拡大
重要な課題    指導者・活動場所・費用・移動・安全・周知
大きな方向性    学校だけでなく地域全体で活動を支える

※年度やクラブ数は、市川市が公開している最新のロードマップに基づいています。今後変更される可能性があります。

🔗 公式情報を確認したい方へ

市川市「学校部活動の地域展開について」

市川市「部活動地域展開のロードマップ」

市川市「部活動地域指導者協力事業」

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著者

じんの あきお

じんの あきお

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肩書 IFA(独立系金融アドバイザー)、2児の父、菅野小学校ミニバスケットボールコーチ、元菅野小学校お父さんの会会長、白幡天神社青年会評議員
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