2026/2/6

「いつか、自分のお店をやってみたい」
「小さくてもいいから、自分の仕事を始めてみたい」
「大学で学んだことを、何か形にしてみたい」
そんなことを考えている人は、西原町にもいると思います。
でも実際に始めようとすると、
何から調べればいいのか。
どこに相談すればいいのか。
お金はいくら必要なのか。
場所はどうするのか。
許可や手続きは必要なのか。
分からないことが次々に出てきます。
私は、
「やってみたい」と思った人が、最初の一歩を踏み出しやすい西原町にしたい。
と考えています。
何かを始めるというと、
会社を設立する。
店舗を借りる。
大きなお金を用意する。
というイメージを持つかもしれません。
でも、最初からそこまで大きく始めなくてもいいと思います。
例えば、
週末だけイベントへ出店してみる。
ネットで商品を販売してみる。
自分の技術を使って小さなサービスを始めてみる。
地域イベントで自分の商品を試してみる。
まずは小さく試してみる。
そこで、
「思ったより需要がある」
「この部分は改善した方がいい」
と分かってから次へ進む。
失敗したときの負担を小さくしながら、挑戦できる環境をつくる。
私は、その考え方が大切だと思っています。
西原町には、すでに創業支援の仕組みがあります。
商工会などと連携し、創業に関する相談や、経営・税務・金融などについて相談できる仕組みも用意されています。
これは大切な取り組みです。
そのうえで私は、
「相談できる場所がある」という情報そのものを、もっと分かりやすく届けたい
と思っています。
起業について調べたことがない人にとっては、
「商工会へ相談する」
ということ自体を思いつかないかもしれません。
そこで例えば、
「西原で何か始めたいと思ったら、まずここ」
という入口を分かりやすくする。
スマートフォンから、
「飲食店をやってみたい」
「ネットショップを始めたい」
「学生だけど事業を考えている」
などを選ぶと、
相談先。
必要な手続き。
利用できる可能性のある支援制度。
が分かる。
行政のIT化は、こういうところにも使えると思っています。
起業支援というと、
「町から補助金を出そう」
という話になりがちです。
でも私は、まず順番があると思っています。
国。
沖縄県。
金融機関。
商工会。
すでにさまざまな創業支援があります。
沖縄県でも、創業者向け融資や、対象となるスタートアップへの起業支援などが行われています。
(沖縄県公式ウェブサイト)
町独自のお金を新しく出す前に、
「すでに使える制度を、必要な人へきちんとつなぐ」
ことが先だと思います。
そのうえで、
既存制度では足りない部分がある。
西原町だからこそ支援した方がいい分野がある。
ということが分かれば、町独自の支援を検討する。
私は、その順番で考えたいです。
何か始めたい人にとって、意外と大きな問題が、
場所です。
商品を販売してみたい。
イベントをやってみたい。
サービスを試してみたい。
でも、そのために最初から店舗を借りるのはハードルが高い。
そこで、町のイベントや地域の催しなどを、
小さな挑戦を試せる場所
として活用できないかと考えています。
例えば、以前提案したナイトマーケットでも、
完成された事業者だけではなく、
「初めて出店してみたい」
という人が参加できる枠をつくる。
町内のイベントでも、学生や若い事業者が出店できる機会を増やす。
一日出店してみるだけでも、
お客さんの反応。
価格。
商品の見せ方。
必要な準備。
いろいろなことが分かります。
町のイベントを、挑戦の入口にもする。
そんな使い方もできると思います。
前の記事では、
「西原町と大学を、もっと近づけたい」
と書きました。
大学では、さまざまなアイデアが生まれます。
でも、
授業で発表して終わり。
卒業研究で終わり。
となってしまうものもあると思います。
その中に、
地域で使えそうなアイデア。
商品になりそうなもの。
サービスとして試せそうなもの。
があるなら、
西原町を実験の場にできないでしょうか。
大学。
町。
商工会。
地域企業。
がつながり、
「一度、小さくやってみよう」
と言える環境をつくる。
学生だけではなく、地域にとっても新しい発想が入ってきます。
新しい人を応援することと、今ある企業を大切にすることは、対立するものではありません。
むしろ、
地域企業と新しく挑戦する人をつなぐ。
という方法もあります。
例えば、
町内企業が学生と一緒に商品を考える。
若い人が地域企業のITやSNSを手伝う。
経験のある経営者が、これから始める人へアドバイスする。
新しい事業者が、町内企業から仕入れる。
こうしたつながりが増えれば、
新しい挑戦が、地域の中でお金や仕事を生み出す
ことにもつながります。
私は、単に「起業する人を増やす」ことだけを目標にはしたくありません。
地域の中で、仕事と人がつながること。
そこまで考えたいと思っています。
新しいことを始めれば、必ず成功するわけではありません。
思ったほど売れないこともある。
計画どおりいかないこともある。
途中でやめることもある。
でも私は、
一度うまくいかなかったから、
「もう挑戦しない」
となる町にはしたくありません。
小さく始める。
試す。
改善する。
必要ならやめる。
そして、また違うことに挑戦する。
挑戦することそのもののハードルを下げる。
それが結果として、西原町に新しいお店や仕事、サービスが生まれる土台になると思っています。
私は会社を経営しています。
仕事を始めたり、新しい事業を考えたりするとき、
最初からすべて分かっていたわけではありません。
調べる。
人に聞く。
小さく試す。
失敗する。
直す。
その繰り返しです。
だからこそ、
「やってみたいけれど、何から始めればいいか分からない」
という段階を大切にしたいと思っています。
町が事業を代わりにやるわけではありません。
行政が成功を保証することもできません。
でも、
相談先へつなぐ。
制度を分かりやすくする。
試せる場所をつくる。
大学や企業とつなぐ。
そういう環境を整えることはできます。
若い人も、学生も、子育て中の人も、会社員も。
「西原で、ちょっとやってみようかな」
と思える町へ。
そして、その小さな挑戦から、
新しいお店。
新しい仕事。
新しいイベント。
新しいサービス。
が生まれる西原町を目指したいと思っています。
西原町「創業支援」
https://www.town.nishihara.okinawa.jp/life/4/17/index-2.html
西原町「認定特定創業支援等事業のご案内」
https://www.town.nishihara.okinawa.jp/uploaded/attachment/3053.pdf
沖縄県「創業者・事業承継支援資金」
https://www.pref.okinawa.jp/shigoto/shien/1010056/1022724/1010093.html
沖縄県「スタートアップ起業支援金」
https://www.pref.okinawa.jp/shigoto/keizai/1009879/1010143/1021963.html
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カワキ ヤスユキ/41歳/男
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