2026/1/29

「今年、西原まつりあるの?」
子どもたちが、毎年そんな会話をする町になったらいいなと思っています。
私は西原町で育ちました。
子どもの頃のお祭りというのは、単なるイベントではありませんでした。
友達と会ったり、屋台で何を食べるか悩んだり、家族と歩いたり。
何年経っても覚えている、地域での大切な思い出の一つです。
だから私は、
西原まつりを、子どもたちが毎年楽しみにできる行事にしたい。
そう考えています。
去年はお父さん、お母さんに手を引かれて歩いていた子が、翌年には自分で屋台のお金を払えるようになる。
その次の年には、友達と一緒に会場を回るようになる。
さらに成長すれば、今度は舞台に立つ側になるかもしれません。
そうやって、
お祭りと一緒に子どもが成長していく。
毎年開催される地域のお祭りには、そんな魅力があると思います。
「あの時、友達と食べたもの」
「初めてエイサーを間近で見たこと」
「家族みんなで出かけた夜」
そんな何気ない出来事が、何十年経っても思い出として残ります。
私はこれから父親になります。
だからこそ、自分の子どもにも、
「今年も西原まつりに行こう!」
と言える町であってほしいと思っています。
小さな子どもを連れて遠くへ出かけるのは、意外と大変です。
着替えを準備する。
飲み物を持つ。
小さな子なら、お昼寝の時間も考える。
車で遠くへ行けば、帰りの渋滞もあります。
だからこそ、
自分たちが暮らしている町に、家族で楽しめる大きなイベントがある。
それ自体に価値があると思います。
同じ保育園や学校の友達に会う。
親同士も久しぶりに顔を合わせる。
子どもをきっかけに、大人同士のつながりも生まれる。
お祭りは、子どもを楽しませるだけではありません。
地域で子育てをしている家族同士が、自然につながる場所にもなります。
西原まつりを「子どものいる家庭だけのイベント」にしたいわけではありません。
一人暮らしの方。
小中学生のお友だちと。
県外から沖縄に来た大学生。
夫婦二人で暮らしている方。
友達同士で遊びたい若い人。
先輩世代。
それぞれに、それぞれの楽しみ方があっていいと思います。
一人で会場へ行って、好きなものを食べる。
音楽を聴く。
ライブやエイサーを見る。
知り合いに偶然会って、そのまま一緒に過ごす。
大学生なら、友達同士で遊びに来るだけでなく、企画や運営に参加する。
「見る人」と「つくる人」の境目が少しずつなくなるお祭り。
そんな形も面白いと思っています。
ここからが、私が特に大切だと思っているところです。
私は西原まつりを毎年開催したい。
でも、そのために、
誰かが我慢する。
誰かが断れずに参加する。
誰か一人に大量の仕事が集中する。
そんな形にはしたくありません。
お祭りは本来、楽しいものです。
見に来る人だけでなく、つくる側、運営する側の人も、
「今年もやってよかった」
と思えるものでなければ、長く続けることは難しいと思っています。
他の市町村のお祭りについて、
「婦人会などの地域団体として催し物への参加を求められ、本当は参加したくなくても周囲との関係を考えると断りづらい」
という話を耳にすることがあります。
これは、西原町で同じことが行われていると確認した話ではありません。
ただ私は、毎年開催を目指すからこそ、
参加する人の善意や人間関係のプレッシャーに依存しない仕組み
を最初から考えておくことが大切だと思っています。
婦人会だから。
自治会だから。
青年会だから。
PTAだから。
という理由だけで、
「今年もお願いします」
と当然のように役割を割り振る。
私は、できるだけそういう運営にはしたくありません。
例えばステージ出演についても、
「この団体から何人出してください」
ではなく、
出演したい団体や個人を広く募集する。
運営スタッフについても、
「地域から何人出してください」
ではなく、
やってみたい人を公募する。
もちろん、これまで西原まつりを支えてきた地域団体の力や経験は大切です。
そのつながりをなくしたいわけではありません。
でも、
「協力していただけたらありがたい」と「参加しなければならない」は違います。
「今年も参加したい」
と思えること。
そして、
「今年は難しいです」
と気兼ねなく言えること。
その両方を大切にしたいと思います。
西原まつりは、実行委員会を中心に開催されています。
町の予算資料でも、西原まつり運営事業について、開催に向けた準備や当日の運営などを行う事業として説明されています。
2025年度の予算では、西原まつり運営事業に約2,375万円が計上されています。
しかし、お祭りは開催される土日の2日間だけの仕事ではありません。
企画を考える。
出演者と調整する。
出店者を募集する。
会場を決める。
警察や消防、関係機関と調整する。
警備を考える。
電気や音響を手配する。
交通対策を考える。
プログラムをつくる。
問い合わせに対応する。
開催直前になれば、さらに仕事は増えます。
そして当日は、早朝から準備を行い、終了後には撤収作業があります。
表から見える「2日間」の後ろには、何週間、何か月という準備があります。
仮に休日勤務に対して代休などが設けられていたとしても、準備期間を含めた仕事全体の負担を考える必要があります。
私は、
「職員の皆さんにもっと頑張ってもらえば、毎年開催できる」
とは考えていません。
むしろ逆です。
毎年開催したいからこそ、役場職員の負担を減らす仕組みが必要です。
町職員には、お祭り以外にも本来の行政業務があります。
福祉。
子育て。
道路。
税。
防災。
住民サービス。
さまざまな仕事を抱えながら、大規模イベントの準備まで毎年行うのであれば、どこかに無理が生まれる可能性があります。
だから私は、
「毎年開催」と「運営体制の見直し」をセットで考えたい。
と思っています。
一つの方法として考えられるのが、
西原まつりの運営を専門にまとめる責任者を置くことです。
例えば、イベント運営経験のある人材を一定期間採用する。
あるいは、イベント運営会社などへ実務の一部を委託する。
町や実行委員会が、
「どんなお祭りにするのか」
「予算をどうするのか」
「公共のお祭りとして何を大切にするのか」
という大きな方向性を決める。
そのうえで、
出店者との連絡。
出演者とのスケジュール調整。
会場レイアウト。
音響。
ステージ進行。
備品管理。
スタッフ配置。
当日の運営マニュアル作成。
こうした実務については、専門の担当者が中心になって進める。
そんな役割分担も考えられます。
行政が全部を抱える必要はありません。
行政だからこそ担うべき仕事と、民間の専門家に任せた方が効率的な仕事を分ける。
私は、その考え方が大切だと思っています。
もう一つ可能性があるのが、学生の力です。
西原には大学があります。
例えば、
会場案内。
受付。
アンケート。
清掃。
子ども向けエリアの補助。
SNSでの情報発信。
ステージ裏方の補助。
外国人来場者への案内。
こうした役割について、大学生などへ呼びかけ、
学生ボランティアを公募する
ことも考えられます。
学生にとっても、
「お祭りを見に行った」
だけではなく、
「自分たちで西原まつりをつくった」
という経験になります。
地域の大人たちと一緒にイベントを運営することは、学生にとっても貴重な経験になると思います。
学生ボランティアについても、気をつけなければならないことがあります。
「無料で働いてくれる人を集めれば、人件費が減る」
という発想にはしたくありません。
専門的な仕事や責任の大きな仕事は、きちんと専門職や有償スタッフが担うべきです。
ボランティアには、無理のない時間で、経験として楽しめる仕事をお願いする。
事前説明を行う。
安全面を考える。
必要に応じてボランティア保険を用意する。
食事や交通面での支援も検討する。
希望者には活動証明書を発行する。
そういった仕組みまで含めて考える必要があります。
そして、もう一つ重要なのが、
「学生を100人集めたので、あとは役場職員が管理してください」
では、職員の負担軽減にならないということです。
ボランティアを募集する。
問い合わせに対応する。
説明会をする。
シフトを組む。
当日指示を出す。
欠席者へ対応する。
これ自体が大きな仕事になります。
ですから、
ボランティアの募集・配置・連絡をまとめるコーディネーターを置く
という方法も考えられます。
専門の責任者や事務局がそこまで担当し、役場職員は行政として必要な部分に集中する。
そんな運営体制の方が、毎年続けやすいと思います。
職員の負担を減らすために、もう一つ大切なのが、
「毎年ゼロから準備しない仕組み」
です。
出店者への案内文。
出演者への連絡。
会場配置。
タイムスケジュール。
警備計画。
スタッフの仕事内容。
必要な備品。
トラブルが起きた時の対応。
こうしたものを毎回きちんと記録して、翌年すぐに使える形で残しておく。
お祭り終了後には、
「良かったこと」
「困ったこと」
「次回変えること」
を振り返り、記録する。
経験を担当者個人の頭の中だけに残さず、西原町のノウハウとして蓄積する。
これだけでも、翌年の準備はかなり変わってくると思います。
ITを使えば、
出店申請。
出演申請。
ボランティア登録。
スタッフへの連絡。
必要書類の共有。
などを、一つの仕組みで管理できる可能性もあります。
こうした小さな改善の積み重ねも、毎年開催するためには大切です。
そして私は、毎年まったく同じ規模のお祭りを開催しなければならないとも考えていません。
ある年は、大きな西原まつり。
次の年は、少しコンパクトな西原まつり。
そして次の年は、また大きく開催する。
規模を変えながらでも、「毎年何かある」状態をつくる。
これなら、予算も人員も調整しやすくなります。
大切なのは、
「隔年なので、今年はありません」
ではなく、
「今年は今年の西原まつりがある」
ということです。
私は、西原まつりを毎年開催したいと思っています。
でも、
町のお金を際限なく使う。
職員が疲弊する。
地域団体が断れずに参加する。
ボランティアに責任を押しつける。
そんな形で開催回数だけを増やしても、成功だとは思いません。
私が目指したいのは、
子どもたちは毎年楽しみにできる。
地域団体は、参加したい時に参加できる。
大学生は、新しい経験ができる。
職員は、本来の仕事と両立できる。
企業や専門家も、一緒に支える。
そんな西原まつりです。
お祭りは、本来楽しいものです。
だから、見に来る人だけではなく、
つくる側の人にも「今年もやってよかった」と思ってほしい。
私は、そこまで含めて、
「目指せ、西原まつり毎年開催。」
だと思っています。
子どもから、
「今年、西原まつりある?」
と聞かれたら、
「今年もあるよ。一緒に行こう」
と答えられる。
そして、その裏側でお祭りを支える人たちも、
「また来年もやろう」
と思える。
そんな、無理なく続いていく西原まつりをつくりたいです。
西原で暮らすことが、今より少し楽しくなる。
そして、西原の祭りを支える人たちも笑顔でいられる。
そんな町を目指していきたいと思っています。
かわき保幸
西原町「令和7年度 当初予算関連資料」
https://www.town.nishihara.okinawa.jp/uploaded/attachment/8477.pdf
西原町「当初予算の概要」
https://www.town.nishihara.okinawa.jp/uploaded/attachment/5475.pdf
西原町「今日の町内放送(西原まつり)」
https://www.town.nishihara.okinawa.jp/soshiki/4/10571.html
うるま市「令和5年度補助金等に関する審査結果」
https://www.city.uruma.lg.jp/documents/614/soukatu2023.pdf
岡山市「北長瀬夏祭り ボランティア募集」
https://www.city.okayama.jp/kyoudou/0000083463.html
埼玉県「ボランティア運営等業務委託」
https://www.pref.saitama.lg.jp/b0617/nenrin-saitama2026/proposal0224.html
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カワキ ヤスユキ/41歳/男
ホーム>政党・政治家>かわき 保幸 (カワキ ヤスユキ)>目指せ、西原まつり毎年開催!