2026/8/5
前回は、「世帯」という数字から、東村山市には一人暮らしだけでなく、子育て世帯や夫婦世帯など、さまざまな暮らし方があることをご紹介しました。
では、その人口は、なぜ増えたり減ったりするのでしょうか。
「人口が増えた」「人口が減った」という結果はよく耳にしますが、その理由まで考える機会はあまり多くありません。
今回は、人口が変化する仕組みを数字から見ていきます。
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「数字で見る東村山」は、数字から東村山を知る「まちの教科書」を目指すシリーズです。
国や東京都、東村山市が公表しているデータをもとに、まちの特徴や歴史、課題を数字から読み解いていきます。
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人口が増えたり減ったりする理由は、大きく二つあります。
一つは「自然増減」です。
これは、「生まれる人」と「亡くなる人」の差によって決まります。
もう一つは「社会増減」です。
こちらは、「転入する人」と「転出する人」の差によって決まります。
つまり、人口は「出生・死亡」と「転入・転出」、この二つの動きが組み合わさって変化しているのです。
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では、東村山市では実際にどうなっているのでしょうか。
2025年のデータを見ると、
出生数は796人。
死亡数は1,835人。
その差は1,039人の自然減でした。
ここだけを見ると、「東村山の人口は減っているのでは?」と思うかもしれません。
しかし、もう一つの数字を見ると、印象は大きく変わります。
転入者は7,117人。
転出者は6,100人。
その差は、1,017人の社会増でした。
つまり、東村山市では、市外へ転出した人よりも、市内へ転入してきた人の方が1,000人以上多かったということです。
私は、この数字がとても印象に残りました。
正直なところ、「東村山は人口減少が進んでいるまち」というイメージを持っていました。
しかし、数字を見てみると、多くの人が新たに東村山を選び、暮らし始めていることが分かります。
もちろん、この数字だけで「東村山は人気のまち」と結論づけることはできません。
仕事や結婚、住み替えなど、転入の理由は人それぞれです。
それでも、「1,017人の社会増」という事実は、東村山というまちを考える上で、とても興味深い数字ではないでしょうか。
その結果、自然減を社会増がほぼ補い、令和8年1月1日時点では前年より341人、人口が増加しました。
※人口増減は、自然増減・社会増減に加え、住民基本台帳における職権記載・職権消除等の「その他の増減」を含みます(東京都「人口の動き」)。
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ここまでのシリーズでは、「人口が15万人いる」という現在の姿や、「高齢化が進んでいる」という変化を見てきました。
今回分かったのは、それだけでは東村山の姿は語れないということです。
人口を支えているのは、出生数だけでも、死亡数だけでもありません。
東村山を新たな暮らしの場として選び、転入してくる人たちの存在も、今の人口を支える大切な要素になっています。
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今回の気づき
私が最も印象に残ったのは、「1,017人の社会増」という数字でした。
人口が341人増えたという結果よりも、「1,000人以上の人が東村山へ転入してきた」という事実の方が、東村山というまちを考えるヒントになるように感じます。
なぜ、多くの人が東村山を選んでいるのでしょうか。
その理由は一つではありません。
だからこそ、数字をきっかけに、東村山の魅力や課題をこれからも考えていきたいと思います。
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▶ 次回予告
次回は、「住み続けたいまちになっている?」をテーマに、市民意識調査の結果から、東村山への愛着や定住意向について見ていきます。
人口だけでは見えてこない、市民の「思い」を数字から考えてみましょう。
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📚出典
・東京都「人口の動き」(2025年)
・東村山市第5次総合計画(後期基本計画)


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サトウ ミズキ/46歳/男
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