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大阪市議会はいつから議会が「市政判断を迫る場」になり「市政を考察する場」ではなくなったのか

2026/6/4

いきなりですが、私は都構想の賛成派でも反対派でもありません。
「はっきりせい!」とお𠮟りを受けるかも知れません。


それでも自分にウソは付けないので、ココは外せません。
私の意見としては、良いものは良いと言いますし、
良くないと思えばハッキリ言います。
まだ、法定協議会の案も出ていない状況の中で、
盲目的に賛成!反対!とは言えないのが正直な思いです。
ただ3度目の正直になるのか、二度あることは三度あるなのか。
そこはしっかり検証したいと思います。

 

ただ、むしろ最近感じているのは、別のことです。
大阪の政治は、いつから「考える場」ではなくなったのだろうか。
ということです。


大きなテーマが出てくるたびに、賛成か反対か。
進めるか止めるか。その二択が先にやってくる。


本来であれば、なぜ今なのか。
他の方法はないのか。
期待される効果は何か。
想定されるリスクは何か。
そうした議論が先にあるはずです。

しかし現実には、議論が始まる前から立場が決まり、
お互いが自分たちの正しさを主張する。
気が付けば、主権者にまで「どちら側なのか」を求められる空気になっています。
「代議制民主主義」の意味を真剣に考えるのであれば、
この事は有権者として投票した意味自体が薄れてしまうのではないのか、と。

現実は本当に複雑で、極端な選択である、イエスかノーか。
そんな単純な二元論で判断出来ますか?
 

しつこいようですが、私は今この瞬間もモールドベースの仕事をしています。
現場では、結論を先に決めて打ち合わせをすることはありませんし、
仮に結論ありきの打ち合わせがあったとして、そこに居合わせたいですか?
ただの確認作業ならば、メールで済みます。
打ち合わせの意味なんて無いでしょう。

本当に必要なのは、
結論を出すことではなく、参加者の闊達な意見から、合意、結論に至るまでの検証、提案です。
このブログを読んでいる皆さまも仕事上で似たような状況は、
本当に身近で共感を持てるのではないでしょうか。
 

この「当たり前の感覚」は、議会や政治も同じではないでしょうか。
 

賛成派にも合理的な意見はある。

慎重派にも合理的な意見はある。

また第三の意見というのも、全然あり得るはずです。
 

だからこそ比較し、検証し、考える。
その過程に価値がある。
私は大阪の政治に今一番必要なのは、二元論で語る対立軸ではないと思っています。
 

必要なのは、
「どちらが正しいか」を競うことではなく、
「どうすればもっと良い結論に近づけるか」
を議論できる空気です。
 

それが失われたとき、
政治は市民のためのものではなく、
政治家の会派陣営のためのものになってしまう。


現状、そうした雰囲気が「政治は私には関係ない」と、
市民、有権者が政治から遠くなっていませんか?
 

私は、都構想の是非より、そのことの方が心配です。

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著者

中川 隆之

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大阪市平野区選挙区

肩書 製造業経営者
党派・会派 無所属
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