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おおさわ あつし ブログ

マクドナルドがあるのに発展しない街、加須市の謎

2026/4/16

「マクドナルドが出店する街は発展する」——そんな説があります。

マクドナルドの出店基準は厳しい。人口、交通量、購買力——プロのマーケターが「ここは伸びる」と判断した場所にしか出店しない。だから「マクドナルドが来た街は発展する」という論理です。

でも——加須市民なら、こう思うはずです。

「加須市にもマクドナルドあるけど、発展してないじゃないか」

その通りです(笑)。今日は、この矛盾を正直に分析します。

 

加須市のマクドナルドの歴史

実は——加須市とマクドナルドの歴史は、一度ではありません。

第一期:加須駅ビル店
かつて加須駅ビルにマクドナルドがありました。若者で賑わい、友達と集まれる場所でした。でも——駅ビルの衰退とともに、撤退しました。

第二期:ヨーカドー店
ヨーカドーが加須市にあった時代——そこにもマクドナルドがありました。でも——ヨーカドーが撤退したとき、マクドナルドも道連れになりました。

第三期:ビバモール加須店
今現在——ビバモール加須にマクドナルドがあります。でも——カスミが撤退する今、隣にあるマクドナルドの行方が心配です。

 

加須市はマクドナルドに3回選ばれました。

マクドナルドのプロのマーケターが「加須市には可能性がある」と3回判断した——これは本物の事実です。

でも——3回とも、撤退の危機を迎えている。

なぜか。

 

マクドナルド理論が加須市で通用しなかった理由

答えはシンプルです。

マクドナルド単体では、街は発展しない。

マクドナルドが来ることは——「プロが可能性を認めた」というサインです。でもそれは「可能性がある」というだけで、「必ず発展する」という保証ではありません。

加須市の場合——マクドナルドは常に「何かの施設の中」にありました。駅ビルの中、ヨーカドーの中、ビバモールの中——。

その「何か」が衰退したとき、マクドナルドも道連れになった。

マクドナルドを支える「器」が崩れれば——マクドナルドも消える。

マクドナルドは悪くありません。問題は——マクドナルドを支える「核」が、加須市にないことです。

 

街が発展するために本当に必要なもの

マクドナルドがあるだけでは足りない。では何が必要か。

「人が集まれる核」です。

マクドナルドは「人が集まる場所」の一つです。でもマクドナルド単体が「核」になるわけではありません。

フランスの田舎町には広場がありました。その広場に面してカフェがあり、人が自然に集まっていた——広場という「核」があったから、カフェも機能していた。

加須市に足りなかったのは——マクドナルドではなく、マクドナルドを支える「核」でした。

駅ビル全体が人を引き寄せる「核」になっていれば——マクドナルドは今も残っていたはずです。

ヨーカドーが「核」として機能していた時代——加須市には確かに人が集まっていました。でも「核」が消えたとき、全てが連鎖して消えていった。

核なきマクドナルドは——いつか消える。これが加須市の歴史が証明していることです。

 

では加須市に何が必要か

マクドナルドを呼び戻すだけでは——同じことが繰り返されます。

必要なのは——「核」を作ることです。

加須駅ビルをリニューアルして、クリエイタースペース、カフェ、マクドナルド——人が来たくなる理由を複数作る。一つが撤退しても、他が支える——そういう「核」を作ることが先決です。

マクドナルドは「核」ができた後についてくる——この順番を間違えてはいけません。

 

マクドナルド理論の正しい解釈

「マクドナルドが来た街は発展する」——この理論の正しい解釈は——

「発展する可能性がある街に、マクドナルドが来る」

です。

マクドナルドが来ることは「発展の原因」ではなく「発展の可能性のサイン」——。

そのサインを活かせるかどうかは——行政と市民と議会にかかっています。

加須市はこれまで、そのサインを活かせなかった。でも——次のチャンスは必ず来ます。

 

加須市に、もう一度マクドナルドを

私の公約の一つは——加須駅ビルへのマクドナルド誘致です。

でも今回の分析で、改めて確信しました。

マクドナルドを呼ぶ前に——まず「核」を作る。クリエイタースペース、カフェ、人が集まれる広場——この「核」ができれば、マクドナルドは自然についてくる。

「核」なきマクドナルドは——また去っていくだけです。

ヨーカドーという核が消えた。駅ビルという核が消えた。カスミという核が消えようとしている——核が消えるたびに、マクドナルドも道連れになる。

この切ない歴史を、もう繰り返してはいけません。

 

おわりに——4度目の出会いを、本物にしたい

加須市はマクドナルドに3回選ばれました。

でも3回とも、撤退の危機を迎えている——。

マクドナルドは悪くない。加須市の可能性を、3回も信じてくれた。その期待に、加須市が応えられなかっただけです。

次にマクドナルドが加須市に来るときは——核を先に作る。人が集まれる場所を先に作る。マクドナルドが撤退しなくて済む環境を先に作る——。

2027年、加須市議会に入って——まず「核」を作ります。その後にマクドナルドを呼び戻す。この順番で、加須駅前に笑い声を取り戻します。

マクドナルドよ、4度目の加須市をよろしく頼む。今度は逃がさないから。

 

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著者

おおさわ あつし

おおさわ あつし

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肩書 一般社団法人日本外国人材振興機構 代表理事/JFRアカデミー(ネパール)校長
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