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札幌・大通公園を歩く。人口減少時代と、市役所建て替えのゆくえ

2026/5/12

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札幌の中心部にある「大通公園」にやって来ました。

大通西1丁目から西12丁目まで、およそ1.5kmにわたって続く札幌のシンボル的な公園です。

私がいる西8丁目付近は、普段は子どもたちに人気のエリア。しかし朝8〜9時頃は、通勤・通学の人が行き交う時間帯で、まだ遊ぶ子どもの姿はありませんでした。

せっかくなので、普段は近づきにくい中央の山に登り、朝の静かな空気の中で読書をすることにしました。

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読んでいたのは、広井良典氏の『人口減少社会のデザイン』。

テーマは、「都市集中型」か「地方分散型」か。

東京一極集中によって地方は衰退する一方、財政効率は上がるのか。

逆に、地方へ人口を分散させれば格差は縮小し幸福感は高まるものの、財政負担は重くなるのか。

人口減少社会のなかで、日本はどんな国の形を目指すべきなのか・・・そんな問いを投げかける一冊です。

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通勤ラッシュが落ち着く頃になると、今度は子ども連れの親子が集まり始めました。

遊びの邪魔にならないよう、私はその場を離れることに。

朝の日差しは気持ちが良い反面、本のページに反射する光がかなり眩しい。

後ろに見えるのは「ザ・ライオンズ大通公園タワー」。大通公園を南側に望む立地で、札幌の街並みと山々を一望できる贅沢なロケーションです。

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そのまま、大通公園を東へ向かって歩いてみます。

途中の交差点から見えてきたのは、「赤れんが庁舎」の愛称で知られる北海道庁旧本庁舎。

1888(明治21)年に完成した煉瓦造りの建物で、1968年まで約80年にわたり北海道の行政を支えてきました。

現在は資料館やレストラン、ショップなどが入り、札幌を代表する観光スポットにもなっています。

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札幌の魅力は、計画的につくられた碁盤の目状の街並みと、豊かな自然が共存していること。

人口約190万人を抱える大都市でありながら、高層ビル群のすぐそばに大通公園が広がり、その先には山並みが見えます。

春は花々、冬は雪景色。都市機能と自然環境がこれほど近い距離で調和している街は、日本でも珍しい存在かもしれません。

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そんな札幌市ですが、長年続いてきた人口増加は2022年をピークに転換点を迎えました。

2026年現在も、「死亡数が出生数を上回る自然減」が続き、転入超過による「社会増」では補いきれない状況になっています。

つまり、札幌ですら人口減少局面に入ったということです。

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これは札幌だけではなく、日本全体が直面している課題でもあります。
高齢化と出生数の減少によって、札幌市の人口は2060年頃には約150万人規模まで減少すると予測されています。
それでも札幌は「住みたい街ランキング」で常に上位を維持し、観光地としても高い人気を誇ります。
大通公園周辺にはホテルやカフェも多く、街を歩くだけでも活気を感じます。ひとまずカフェで休憩を取り、次の場所へ向かうことにしました。

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再び大通公園を東へ歩き、札幌市役所本庁舎前へ。

市役所は、大通公園の東端にある「札幌テレビ塔」の斜め向かいという一等地に位置しています。

さすがに観光客の姿は少ないものの、札幌の中心機能が集まる場所であることを実感します。

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現在の札幌市役所本庁舎は1971年築。

老朽化や庁舎機能の分散が課題となり、建て替えの検討が進められています。

有識者会議は2025年、「建て替えが最善」と提言しましたが、建設費の高騰によって市は判断を先送り。現在はPFI方式を活用し、商業施設との複合化も含めて検討が進んでいます。

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築55年を超えた庁舎では、水漏れなどのトラブルが直近3年間で300件以上発生。
一方で、人口減少やデジタル化が進む時代に、行政施設そのものの規模や在り方を見直す必要も出てきています。
そもそも、市役所は都心の一等地にあるべきなのか。そんな議論も避けては通れません。
「赤れんが庁舎」のような歴史的建造物、これから建て替えが議論される公共施設、そして次々と建つ新しい高層ビル。
札幌の街を歩いていると、“都市の過去・現在・未来”が同時に見えてくる気がします。

次回は、中島公園エリアに新たに誕生した複合ビル「ライラックスクエア」へ。
高級ホテル「インターコンチネンタル札幌」も入る、いま注目の再開発エリアを歩いてみます。

 

<仲れいこってどんな人?>

1989年(平成元年)生まれ/東京都出身。2019年YouTubeチャンネル開設、現在SNS総フォロワー11万人を超える。“広く国民の政治参加を促す”2025年石丸伸二氏が立ち上げた「再生の道」から東京都議選に出馬。現在は離党し、地方から日本を元気にするために奮闘中。

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著者

仲 れいこ

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