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【R7.9 常陸太田市議会一般質問⑨】市の財政、登下校時の熱中症対策を解説!

2025/11/20

こんにちは、井坂ともやです。
今回は、令和7年9月に行われた常陸太田市議会の一般質問から、深谷渉議員の質問内容と、市の答弁をピックアップしてご紹介します。
深谷議員の前回の質問はこちらから。

◆深谷議員の質問テーマ

深谷議員は大きく2つのテーマについて質問を行いました。

1.財政について
 ┗ (1) 自主財源の歳入決算額の推移とその分析
 ┗ (2) 実質公債費比率の将来の推移とその分析

2.熱中症対策について
 ┗ (1) 小学校の登下校時の熱中症対策(対策グッズ、冷却体制、休憩場所、冷水機)

◆財政

深谷議員はまず、常陸太田市の財政の健全性や将来の見通しについて質問しました。

自主財源の推移

深谷議員は、経常収支率が95.6%と非常に高く、市の一般財源のうち 自由に使える財源が4.4%しか残っていない点を問題提起しました。

そこで、地方税を除いた自主財源(ふるさと納税など)の推移とその分析を求めました。

【市の答弁】
過去5年間の自主財源の決算額は以下の通り:

令和2年度:34億5126万円
令和3年度:28億9623万円
令和4年度:33億6809万円
令和5年度:35億8619万円
令和6年度:40億1620万円

特に令和3年度以降は増加傾向にあり、背景として ふるさと納税・企業版ふるさと納税の寄付増 が挙げられました。

また、今後も有効財産の整理や事務の効率化を進め、自主性・自律性の高い行財政運営を目指すとのことでした。

実質公債費比率(財政健全化指標)

続いて、将来の借金返済の負担を示す実質公債費比率について質問がありました。

【市の答弁】
元利償還金のピーク:令和17年度に31億4200万円
実質公債費比率のピーク:令和19年度に9.1%
現在(令和6年度)は 4.6%
ピーク後は徐々に減少する見込み
基準の 25%を大きく下回り、健全な状態

つまり、市としては「財政は健全」という立場です。

市長の考え方

深谷議員は再質問で、市長にも見解を問いました。
市長は、財政運営について次のように述べています。

・収支バランスの確保が基本
・選択と集中により、必要な事業に効果的に投資する
・ふるさと納税・区画整理事業などで自主財源を確保
・借入は世代間の公平を考慮しつつ、健全性を維持する

井坂の視点

近年、全国では 北見市・旭川市・飯能市・静岡県など自治体財政の悪化が話題になっています。
深谷議員の質問は、常陸太田市の将来を見据えた非常に重要なものでした。
市の答弁は「健全」とのことでしたが、私は決して油断できないと考えています。
理由は大きく3つ。

1.財政力指数0.4で県内最下位
財政の基礎体力が弱いのは事実です。

2.大型事業(体育館・市道0139号線など)が続き、特例債・地方債が多額
北海道北見市では、同じ特例債を用いた庁舎建設が財政を圧迫した例もあります。

3.「建設後の維持管理費」が何十年もかかる
建てるよりも、その後の維持の方が重くのしかかります。

私は体育館や道路そのものに反対ではありません。
しかし、施設をどう活かして市に利益を生み返すのか――費用対効果を高める工夫と覚悟が、市と議会に求められていると考えます。

◆小学生の登下校時の熱中症対策

2つ目のテーマは、小学生の登下校時の熱中症対策です。
近年の猛暑を考えると、子育て世代の関心が非常に高いテーマです。

4つの具体案

深谷議員は具体的に4つの対策について、市の見解を問い、市からそれぞれ現状について説明がありました。

①対策グッズ(日傘、クールタオルなど)
・日傘・クールタオルなどの使用は保護者判断でOK
学校は希望があれば認める
・教育委員会として状況を把握する
・禁止ではなく柔軟な対応が示されました。

②冷却体制(冷蔵庫など)の整備
・現在は強い要望は少ない
・常温型ネッククーラーなど新商品も出ている
・必要性を見ながら今後検討

③地域と連携した見守り・休憩場所の確保
・公共施設・民間施設へクーリングシェルター協力依頼
・児童・地域にも周知
・見守り活動はこれまで通り継続
・下校時は教職員が体調確認し、必要なら保健室へ

④給水型冷水機の設置
・里美小学校に寄贈で設置済み
・他校は空調整備など全体計画の中で検討

井坂の視点

登下校は、夏の中でも最も熱中症リスクが高い時間帯です。
市として特別な新規対策はまだ多くありませんが、

・グッズ使用を禁止しない柔軟性
・地域と連携した休憩場所の確保
・学校の見守り体制

など、無理のない範囲でサポートが少しずつ広がっている点は評価できます。
一気にすべて整備するのは現実的ではありません。
だからこそ、市民・学校・地域が協力する形で対策を進めていくことが大切だと感じました。

◆質問・答弁まとめ

今回の深谷議員の質問と市の答弁をまとめるとこのようになります。

◆最後に

深谷議員の一般質問を通して、市の財政という将来に関わる大きなテーマの分析と、子どもの登下校時の熱中症対策の現状がよくわかりました。

💬 ご意見・ご感想募集中!

気になることやご意見がありましたら、メールにてお寄せいただければと思います。

isaka.hitachiota@gmail.com

最後までお読みいただきありがとうございました。

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肩書 日本語教師 情報発信者 元市職員
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