2026/9/14
鴻巣市議会議員の中西こうじろうです。
地震の揺れから身を守り、避難所にたどり着く。けれど、そこでトイレが使えず、水も足りず、暑くて眠れなかったら――。
防災では、避難するまでの備えとともに、避難した後の暮らしを支える備えも大切です。
9月15日の鴻巣市議会一般質問では、トイレ、温かい食事、ベッド、暑さ対策、水、情報の届け方について、市の取組と今後の考えを伺います。
今年7月28日には、熊本県熊本地方でマグニチュード7.1、最大震度7の地震が発生しました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。地震情報
また、令和6年能登半島地震では、断水によって避難所のトイレが使えなくなるなど、避難生活の環境整備が大きな課題となりました。国立環境研究所の報告
災害が起きる場所や季節によって、必要な支援は変わります。それでも、「安心してトイレを使う」「食事を取る」「体を休める」という生活の基本は変わりません。
各地の経験を、鴻巣市の備えにどう生かせるか。その視点で質問します。
避難所にトイレがあっても、断水や設備の被害で使えないことがあります。能登半島地震の経験は、水道とトイレを一緒に考える必要性を示しています。
そこで、マンホールトイレや簡易トイレなどを、どの程度確保できているのか確認します。
さらに提案したいのが、必要な場所へ移動できる「トイレカー」や、車でけん引する「トイレトレーラー」の確保です。
市が単独で購入するだけでなく、近隣自治体との協力や民間事業者との協定など、費用や管理の負担も踏まえ、鴻巣市に合う方法を考えていきます。
避難生活の基本として「TKB」という言葉があります。
T:トイレ
K:キッチン・温かい食事
B:ベッド
能登半島地震を踏まえた国の検討でも、食と栄養、避難所の居住環境などが取り上げられています。内閣府の災害対応検討資料
慣れない場所でも、温かい食事を食べると、少しほっとできるのではないでしょうか。
地域の飲食店、キッチンカー、給食施設、ボランティアなどと協力し、温かい食事を届ける体制について質問します。
また、床から立ち上がることが難しい方にとって、ベッドは日々の負担を減らす大切な設備です。確保できる数と、優先して使う方の考え方も確認します。
夏の災害を考えると、避難所の暑さ対策も欠かせません。
空調の整った施設があっても、災害時に使う手順が決まっていなければ、すぐに案内できない可能性があります。
そこで、総合体育館や学校の教室など、空調のある場所を早い段階から活用する考えを伺います。
施設の安全や電源の確保を前提に、高齢者、乳幼児、妊産婦、障がいや持病のある方などを、優先して涼しい場所へ案内する考え方について確認します。
市が進める空調整備を、災害時にも生かせるようにしたいと考えています。
断水すると、飲み水だけでなく、手洗い、トイレ、清掃に使う水も必要になります。
令和8年熊本地震のような大規模な断水を、鴻巣市でも起こり得る課題として考えておくことが大切です。
今回は、飲料水と生活用水の確保、災害用井戸の運用、水道管の耐震化について質問します。
あわせて、組み立て式給水タンクの活用も提案します。
例えば、給水車が水を補充するためにその場を離れても、タンクに水が残っていれば給水を続けられます。給水車を「水を運ぶ役」、タンクを「地域で水を受け渡す役」として組み合わせる考え方です。
現在の設備も踏まえ、給水を続けやすい体制を考えていきます。
トイレカーやキッチンカーなどの災害対応車両を探す仕組み「D-TRACE」の活用についても伺います。
市だけで全てを保有するのではなく、他の自治体や事業者の力を借りられる備えも重要です。
また、水や物資が用意されても、受け取れる場所が分からなければ支援につながりません。
スマートフォンを使わない方や、停電・通信障害でインターネットが使えない方にも、給水場所や物資の配布情報をどう届けるのか確認します。
避難所にいる方だけでなく、自宅や車で避難生活を送る方にも情報が届くことが大切です。
「避難できてよかった」で終わらず、その後も安心して過ごせるように。
最近の災害から学びながら、鴻巣市で実現できる防災・減災対策を、丁寧に質問してまいります。
私は、9月15日(火)の2番目に登壇する予定です。開始時刻は、前の質問者の進行により変わりますが、10時15分くらいかと思います。
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