2024/2/17
白岡市議会議員 細井藤夫です。
2月22日から、令和6年第1回定例会(3月定例会)がはじまります。
今回は議案33本、諮問1本に加え、昨年12月の「令和5年第5回定例会」で継続審議になった議案を審議します。
さて、継続審議中の「令和5年議案第84号」。
昨年、すでに態度を明らかにしているとおり、私は付託先の文教厚生常任委員会での結論にかかわらず、「賛成」します。
令和5年議案第84号「学校設置条例の一部を改正する条例」について - 細井藤夫(ホソイフジオ) | 選挙ドットコム (go2senkyo.com)
改めて書きますが、「賛成」の理由は
『白岡市の公立小学校として存在するのであれば、市内のすべての小学生が同じ水準の教育を受けるべき』
だからです。
私は、「小規模特認校」導入時は、議員ではありませんでしたので、特認校制度の良し悪しは考慮に入れずに、フラットに判断しました。
【以下、新しくお伝えしたいこと】
① 「小規模特認校を、なぜほかの学校と同一視するんだ?」との御質問をいただきました。
確かに、小規模特認校は「うまくいけば優れた制度」だとは思います。
しかし、私は、「小規模特認校は、基本的には失敗する」という立場です。
小学校教育は、文部科学省の「学習指導要領」などで、6年間のカリキュラムを綿密に定められています。
このカリキュラムをまず全部消化すること。そのうえで、若干の自由裁量の時間を「特色ある教育」に使うのが、小学校の現状です。
逆に言うと、「小規模特認校だからといって、思い切り自由にやりたい放題の学習環境にはならない」という制約があります。
これが、「特色ある教育を、拡大できない」最大の理由です。
大山小学校の教職員の創意工夫で、「特色ある教育」はしっかり行っていただけていると思いますが、文科省に従うかぎり「よそから児童を多数呼べるほどの、思い切った個性」は出せないのです。
「思い切った個性」を出すために、「学習指導要領」を逸脱することは、公立学校としては許されません。
これが、小規模特認校になりながら、学区外通学児童が増えなかった最大の原因だと、分析しています。
そして、この制約が今後も続く以上、「大山小学校は小規模特認校として、今後児童が増加して成功する」可能性はほぼほぼ限定されると判断しました。
だからこそ、これ以上の猶予をもつことなく、判断すべきタイミングに、判断しなくてはならない、と考えました。
「判断すべきタイミング」は、私は、「議案が提出されて、議員が議決しなくてはならないとき」だと思いますので、いまがその時です。
(学校の統廃合は今回のように条例改正でのみ可能です。議員側が議提案で出す、ということはほぼ考えられませんので、執行部から出されたときに判断しなくてはなりません)
② 「統合先決まってないのになんで判断するんだ?」との御批判がありました。
廃校を先に決めて、「学校がないから、大山の子は~小学校に」と、いうなら筋が通ります。
でも、学区審議会で「大山の子は~小学校に」が先に決まってしまうと、「大山小学校がもし存続しても、学区の指定の関係で大山の子は~小学校に」という矛盾が生じることになるので、決められなかったのです。
| 条例と学区審議会の関係 | 大山小学校 | 学区審議会 | 結果 |
| 条例可決後に学区を確定させる場合 | 廃校 | 新しい学区への通学を指定 | 廃校して、統合先へ通学することに。 |
| 条例より前に学区を確定させる場合 |
存続or廃校 (どちらの場合でも) |
新しい学区への通学を指定 |
大山の児童は別の学校を指定されて、 小規模特認校の希望児童以外は 別の学校へ通学することに。 |
2月14日に学区審議会が開かれ、議案が可決された場合「大山小学校が廃校された後、~小学校にいくことになるよ」とすぐにお伝えできる体制は整ったと聞いています。
私は、学区審議会でのこれまでの議論を「的確な判断がされている」と判断しました。
これも踏まえて、「大山小学校の児童の今後の学習が、統合先の学校において白岡市の小学生の平均水準によるものになる」と判断しました。
③ 「学校なくして、あとは知らんぷりするんだろ?」との御批判をいただきました。
私は、今回の定例会の一般質問で3つ質問します。
(1問目は防災関連の質問です)
2問目は、「柴山沼での実地学習を、市内の小中学校全校で実施してほしい」と要望するもの。
3問目は、「自転車観光都市」という視点を、市に求めるもの。
どちらも、「今後の大山地域を、いかに盛り上げるか」を念頭に質問するものです。
今日明日ですぐに体制つくれるものではないので、執行部答弁は辛口…ですが、昨年12月の定例会直後から交渉を重ね、将来的にこうした施策が必要であると説明をし、担当課もしっかり聞いて、考えていただいています。
今回のこの2問は、「新人議員として、いまできる、大山地域への応援」として、丁寧に取り上げさせていただきます。
【議決について】
この議案84号は、議会の分裂を招きかねない、本当に重大な議案です。
重大な議案であると認識しているからこそ、それぞれの職責で、真剣に考えるはずです。
考えた結論は、説明する必要があります。
単に立った(賛成)座った(反対)ではなく、「なぜ立ったのか、なぜ座ったのか」を、理由も含めて説明する必要があると思っています。
直接お会いできる方には、私の口から…、お会いできない方にも届くように、このブログを書いて、私は「賛成する理由」を説明させていただいています。
144年続いた大山小学校を廃校にする議案…、大山地域のみなさま、さぞお怒りのことと思います。
でも、議員はこの継続審議の3か月、真剣に悩み続けて、考え続けて、決断するのです。
本当に、胃が痛くなる日々を過ごしました。責任の重さに負けそうになりました。
それくらい、真剣に向き合い、批判覚悟でブログを書いて、意見を公表しています。
納得できない方も、多くいらっしゃるとは思いますが、「決して軽々しく議決するわけではない」という点だけは、どうか、どうか、ご理解いただければと存じます。
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ホーム>政党・政治家>細井 藤夫 (ホソイ フジオ)>継続審議中の「大山小学校廃校案(白岡市学校設置条例の一部を改正する条例案)」についての私論