2026/9/14
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
少し目線を海の外に向けたニュースをご紹介します。韓国の仁川国際空港が、2026年上半期の国際旅客数で世界首位に立ちました。空港は単なる交通の施設ではなく、地域の玄関口であり、経済を回すエンジンでもあります。そうした観点から、学ぶところの多い記事でした。
● 開港25年で初の世界1位、乗り継ぎ客が伸びを支える
韓国の玄関口である仁川国際空港は、2026年上半期の国際旅客数が3839万人となり、世界で初めて1位となりました。前年同期比では6.3%の増加です。2位は英国のロンドン・ヒースロー空港で3779万人、3位はシンガポール・チャンギ空港で3453万人、4位はオランダのアムステルダム・スキポール空港で3268万人、5位は香港国際空港で3261万人でした。10年以上にわたり首位を続けてきたドバイは、上位から後退しています。
伸びを支えたのが乗り継ぎ客です。1〜6月の乗り継ぎ旅客は424万人と18%増え、とりわけ欧州路線に限ると63%増加しました。空港内で韓国の文化を体験できる「トランジットツアー」など、一時的に入国して過ごせる仕組みを整えてきたことも、選ばれる理由になっているようです。
施設面でも、2024年末に第4次拡張工事が完了し、旅客処理能力は年間1億600万人に増えました。101社の航空会社が乗り入れ、53カ国・地域の183都市に就航しています。国際空港評議会の調査では、サービス評価が12年連続で世界1位となっています。
● 「ノウハウを輸出する」という発想
もう一つ興味深いのは、空港運営で培ったノウハウそのものを収益源にしている点です。2009年以降、18カ国で44件の海外事業を受注し、8月には2031年に開港予定のウズベキスタンのタシケント新空港について、ターミナルの開発・運営事業を受注しました。
ここから何を受け取るか。私は、「その土地にしかない強みを、外へ開いていく発想」だと感じています。仁川空港は1998年に着工し2001年に開港した当初、ソウル近郊の金浦空港に比べて都心からの距離が遠く、不利だと見られていました。それでも投資とサービス改善を続け、25年をかけて世界の評価を得たわけです。
兵庫や神戸にも、港湾、空港、豊かな自然、震災の経験から培った防災の知見など、外へ開いていける資源があります。人の流れをどう呼び込み、地域の仕事と暮らしにつなげていくか。海外の事例も参考にしながら、県政の場で考えを深めてまいります。
(出典:日本経済新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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