2026/8/23
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
全国の学校で夏休みが順次明ける時期となりました。友だちとの再会を心待ちにしている子がいる一方で、学校生活に負担を感じて精神的に追い詰められる子もいます。今回は、夏休み明けの子どもたちをどう見守るかについて、あらためて考えてみたいと思います。
● 小中高生の自殺538人という現実
厚生労働省によると、昨年の自殺者総数は統計開始以来初めて2万人を下回りました。しかし、小中高生は過去最多の538人に上っています。今年もこれを上回るペースで推移しており、強い危機感を抱かずにはいられません。
小中高生の自殺は、例年、夏休み明け前後にかけて増える傾向がみられます。8月下旬から9月上旬にかけては、特に子どもの様子を注意深く見守る必要がある時期です。
こうしたなか、こども家庭庁が設定した初の「対策集中取組期間」が、きょうからスタートしました。9月9日までの3週間、厚生労働省が相談窓口をまとめたウェブサイト「まもろうよ こころ」の周知啓発や、学校、自治体との連携による支援を強めます。
● 周囲の温かな関わりが、子どもを守る力に
こども家庭庁が4月に公表した調査研究報告書では、家族との円滑なコミュニケーションや友人・教師との信頼関係といった「保護因子」の存在が、子どもの苦痛を和らげ、自殺リスクを抑えることが示されました。周囲の温かな関わりこそが、子どもたちを危機から救い出す大きな力となるはずです。
悩んでいる人に気付き、声を掛け、話を聴き、必要な支援につなぐ人は「ゲートキーパー」と呼ばれます。特別な研修や資格は必要なく、誰もがなれる大切な役割の一つです。普段より元気がない、ため息が目立つなど、いつもと違う様子に気付いたら、まずはつらい気持ちを受け止め、寄り添っていただければと思います。
● 地域に「命を守る体制」を
改正自殺対策基本法に基づき、4月から市区町村や都道府県で、学校や児童相談所などの関係機関で構成される法定協議会の設置が可能となりました。リスクの高い子どもの情報共有と支援の円滑化が目的です。公明党は命を守る体制の強化へ、設置促進に全力を尽くしてまいります。
夏休み明けのこの時期、子どもたちが安心して新学期を迎えられるよう、私も地域の皆さまとともに見守ってまいります。気がかりなことがありましたら、どうか一人で抱え込まず、お声をお寄せください。
(出典:公明新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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