2026/6/22
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
皆さんは、着なくなった服をどのように手放していますか?クローゼットの奥に眠ったままの服、つい捨ててしまう服——実は今、衣類の大量廃棄が深刻な環境問題として注目されています。今回は、サステナブルファッションの課題と政府の新たな取り組みについてお伝えします。
● 年間9500万着が未使用のまま廃棄される現実
国立環境研究所の田崎智宏室長によると、日本では年間約9500万着もの衣類が未使用のまま廃棄されています。手放された衣類の83.6%は焼却・埋め立てに回っており、リユースやリサイクルは十分に進んでいないのが現状です。一人あたり年間約25.5点の衣類を購入している計算になりますが、その多くが十分に活用されないまま処分されています。田崎室長は「特効薬はない」としながらも、回収拠点の整備や消費者の意識改革が欠かせないと指摘しています。
● 2030年度までに廃棄25%削減をめざして
こうした深刻な状況を受け、政府は「サステナブルファッションの推進に向けたアクションプラン」を策定しました。2030年度までに、家庭から廃棄される衣類を2020年度比で25%削減するという具体的な数値目標を掲げています。駅や公民館など身近な場所への回収拠点の設置、衣類の長寿命化の推進、リユース市場の拡大など、自治体・事業者・消費者が一体となった取り組みが求められています。
● おしゃれと環境配慮の両立へ
大切なのは、私たち一人ひとりが衣類との向き合い方を見直すことです。必要以上に買わない、気に入った服を長く大切に着る、不要になったら回収やリユースに出す——こうした日々の小さな心がけが、大きな環境負荷の削減につながります。負荷の削減とおしゃれの両立は決して難しいことではありません。環境に配慮しながらファッションを楽しめる社会を、皆さんと一緒にめざしていきたいと思います。
(出典:公明新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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