2026/6/17
こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。
本日は、私たちの地元・兵庫県が誇る神戸大学から届いた、大変うれしい研究成果のニュースをお届けします。色素や顔料を一切使わずに色を生み出す「構造色ナノ粒子インク」が開発され、インクジェット印刷にも成功したという画期的な研究です。
● クジャクの羽にヒントを得た「色あせない」インク
私たちの身の回りにある印刷物や塗装は、色素や顔料が光を吸収することで色を表現しています。しかし、紫外線や熱、化学反応によって色素が劣化し、時間とともに色あせてしまうことは避けられません。
今回、神戸大学大学院工学研究科の杉本泰准教授、藤井稔教授らの研究グループは、自然界のクジャクの羽やチョウの羽に見られる「構造色」に着目しました。構造色とは、微細なナノ構造が光を散乱・干渉させることで、色素を使わずに発色する仕組みです。研究グループは、シリコンのナノ粒子が粒径に応じて特定の波長の光を強く散乱する性質を利用し、粒径を精密に制御したシリコンナノ粒子を透明な水性樹脂に混ぜた、新しいカラーインクを開発しました。
● 環境にやさしく、幅広い応用の可能性
このインクは、一般的なインクジェット印刷装置で多彩なカラー画像を描くことに成功しています。実際に、クジャクの絵を細部まで再現した美しい印刷が実証されました。さらに、平らな紙だけでなく、立体的な物体への直接着色も可能です。
シリコンは熱にも化学的変化にも強い素材であるため、このインクで印刷された色は非常に高い光安定性・耐熱性・化学安定性を持ち、半永久的に色あせしないとされています。有害な化学物質を含まないため、環境負荷が少ないことも大きな特長です。この研究成果は、国際科学誌「Advanced Materials」に掲載されました。
● 地域として誇らしい成果
大塚公彦として、兵庫県内の大学からこのような世界水準の研究成果が生まれたことを大変誇らしく感じています。偽造防止印刷やスマートウィンドウなど、将来の実用化への期待も広がります。兵庫県の知の力が、私たちの暮らしをより豊かにしてくれる。そんな未来を楽しみにしながら、県政の場から研究・教育環境の充実を支えてまいりたいと思います。
(出典:日本経済新聞)
兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦
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