2025/12/30
令和7年12月議会の一般質問にて、子育て支援施策の諸問題について質問し、その中で公立保育所の課題について質問いたしました。
1.開園前の準備時間は勤務時間やで!
公立保育所、認定こども園において、開園前の保育準備が勤務時間に含まれておらず、事実上のサービス残業が常態化しています。保育準備も保育に必要であり、勤務時間に含める必要があるのではないかと市に迫りました。
市は「時間外勤務につきましては、園長の命令に基づき行うことが原則でありますが、開園前の保育準備が、形式的な命令が出ていないとしても、実態として園の運営上必要不可欠なもので行われていると判断されるものは、時間外勤務として取り扱うことが適切であると考えております。今後も、職員の勤務実態を把握するとともに、勤務時間及び時間外勤務の適切な管理を進めてまいります。」と、異例なほどの前向きな答弁をし、サービス残業問題は解消される見通しとなりました。
2.会計年度任用職員の公立保育士の研修
公立保育所で働く「先生」には様々な雇用形態がありますが、子どもたちから見ると同じ「先生」です。先生によって提供される保育サービスに大差が生じることは望ましくありません。そこで、私は、会計年度任用職員で働く公立保育所の保育士の研修は、どのぐらいの頻度で、どのようなテーマで実施しているのかを市に質問しました。
市は、「公立保育園の会計年度任用職員の保育士につきましては、基本的に職員と同じく研修を受講しており、その主なものとして、クラス担任を持っている保育士については、年齢に合わせた保育内容や発達段階について総合的に学ぶ年齢別研修を年2回、加配職員等に対し、障害児担当研修会を年3回、公開保育を研究テーマに則り年2回、保育研究会を年1回実施しております。令和7年度は『こどもの主体性と保育者の環境の構成』を演題に専門の講師による研修を実施し、資質向上に努めているところです。 」と答弁しました。
私は、 今後も雇用形態にかかわらず研修を受講いただくようにすべきであると市に要望いたしました。
3.公立保育所の立地の偏り
本市の地図を見ていますと、本市の中心部は民立の保育所が多く、公立の保育所は周辺部に多く立地しています。中心部は人口が多く、その分納税者も多いと思われますが、公立保育所が郡山保育園しかないことを疑問に感じています。これでは多くの市民が暮らす中心市街地に住む保護者が公立保育所に子どもを預けたいというニーズに応えられないのではないのではないかと市に質問しました。
市は「本市の人口は、市内中心部や、北部地区に比較的集中しており、保護者は、送迎のしやすさ、交通の利便性などを踏まえ、その地域にある園に希望が集中する傾向がございます。市といたしましても、その対応策として、この地域の民立園において、定員増を目的とした建替えの整備費用に対して財政支援を行い、待機児童解消を進めてまいりました。近年のこの地域の入所申請は、民立の認定こども園に希望者が集まる傾向にあり、令和7年度においては、郡山保育園を第1希望とする申請者数は、ほぼ定員と同程度の状況にあります。今後少子化が進む中、郡山保育園を始めとする公立園については、保育環境の向上に向けた各種検討を進めてまいりたいと考えております。 」と答弁しました。
市中心部に住む保護者の入所申請は、民立の認定こども園に希望者が集まる傾向とのことですが、それは、民立の認定こども園の立地の良さを優先して選ばれている可能性もあります。もちろん、民立のこども園そのものの魅力もたくさんありますが、立地が良ければ公立のこども園や保育所に預けたいというニーズもあると思います。公立の保育所の運営に係る費用は地方交付税における基準財政需要額に算定されているため、財政上の理由は該当しません。保護者の希望に応じて、公立と民立を選べられる環境を創ることが「子育てしやすい街」であると市に指摘しました。
この記事をシェアする
シモジ アツシ/31歳/男
ホーム>政党・政治家>しもじ あつし (シモジ アツシ)>大和郡山市 しもじあつし 公立保育所のアレコレ