2025/12/28
いよいよ大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送が始まります。肌感覚ではありますが、大河ドラマの放送が決定してから、大和郡山市内の観光客が増えてきた気がしております。今回は、大和郡山市の観光を支えるボランティア制度について解説していきます。なお、この記事は産業厚生常任委員会での私の質問とその答弁を基に作成しております。
1.郡山城天守台石垣の「語り部」と、「観光ボランティアガイドクラブ」の違い
大和郡山市の観光を支える観光ボランティアは、郡山城天守台石垣の「語り部」と、「観光ボランティアガイドクラブ」の2種類があります。
石垣の語り部は、史跡郡山城跡の情報館を活動拠点として、郡山城の歴史や石垣について説明・案内を実施し、活躍されています。
一方、観光ボランティアガイドクラブは、箱本十三町観光案内所での観光案内や、ガイド依頼申込を受けて、市内の観光案内をされています。
2.郡山城天守台石垣の語り部の歴史と人数の推移
平成28年度に石垣の語り部養成講座を実施し、94名が修了され、郡山城天守台展望施設の完成した平成29年4月から活動されています。令和元年度には2回目の養成講座を実施し、25名が修了され、活動に加わりました。現在、在籍していただいておりますのは約55名とのことです。また、石垣の語り部の平均年齢は、個々の年齢は把握していないとのことですが、おおむね60歳代から70歳代の方が中心になるとのことです。
3.石垣の語り部の育成のための取り組み
石垣の語り部となっている方に対し、史跡郡山城跡内の知識を深めていただくためのフォローアップ研修を実施してきました。また、今年度は10月から新規の養成講座を実施しているところですが、参加者は3名となっております。
4.大河ドラマ期間中の体制
石垣の語り部は、土日祝日に現地に常駐して活動されていますが、参加可能な方の中から1日に2~5人の当番表を組んで実施しており、どうしてもその人数で対応可能な案内となります。
5.語り部の活動中の事故・ケガ等への補償
石垣の語り部は、ボランティア活動保険に加入しており、保険の内容として、活動中のけがに関して入院、通院、手術等への補償がございます。
6.まとめ
養成講座の受講人数と在籍人数に差があり、人員確保が大きな課題となっていると市に指摘しました。また、語り部の年齢層が高めという状況の中で、企業の定年退職の延長により、60代のご活躍も見込みにくくなっている状況であります。より参加しやすい仕組みづくりはもちろんのことですが、若年層への広報が重要であると指摘しました。例えば、中学校の部活動は令和8年度から地域移行され、土日のどちらかは活動のない日とされています。空いた時間を活用して中学生に勉強いただいて語り部の担い手となっていただく方法を市に提案しました。
次に、担い手不足のため、観光客が多くお越しになっても対応できないという課題は残念です。やはり、担い手を確保していくために新しい仕組みを考えることが必要であると痛感しました。
万が一に備えてボランティア保険に加入しているとのことでしたが、補償内容が適正な内容かを見直すように市に要望しました。事故やケガが起きないのが一番ですが、屋外での活動は何が起きるか分かりません。万が一の最悪の事態を想定して対応していく必要があります。
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シモジ アツシ/31歳/男
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