2026/7/21
今日の話題は「お米離れ」です。
結論、「〝お米〟問題は、国の食糧政策」です。
<今日の見出し>
1.〝お米〟割安 でも〝米離れ〟が加速
2.〝米離れ〟は競争力・生産性低下の結果
〝お米〟ジャポニカ種が美味しいと思うのは先入観
1.〝お米〟割安 でも〝米離れ〟が加速
炭水化物(エネルギー)の補給では、〝お米〟が割安で圧勝 、かつ、成分も食物繊維やタンパク質が豊富など、食材としては小麦以上だが、安かった頃(5Kg2,000円台)に比べ高騰 というイメージで敬遠されてるようだ。
世界は❝渇水❞だが、日本は深刻な❝渇水❞ではない。しかし、山火事増加に代表される渇水化が徐々に進んでいるようだ。〝お米〟の歴史は古く、温暖な気候が絶対条件で多量の水が必要、栽培ができるだけで貴重だ。日本列島は、亜寒帯もあるので、冷害に強い品種改良はもとより、苗造りなどの工夫など、苦労の連続だったと思う。
今回の〝米離れ〟は、安く買いたい消費者と高く売りたい生産者、の利害相違が理由という単純な問題ではない。消費者、生産者、流通者(業界)、行政、族議員が複雑に絡む問題、かつ、国の食糧事情の問題だ。
2.〝米離れ〟は競争力・生産性低下の結果
日本の食料自給率は38%程度、しかし、〝お米〟に限って言えば、食料自給率は90%台後半だが、200%を超える関税で低い競争力でも維持できている。一方で、後継者は不足していて、2040年には低下する需要さえ供給できないと予測されている。
農家が得る概算金は、2025年32,000円(60Kg)から、2026年早場米18,000(60Kg)へと激減している。しかし、流通経費は昨年から変わらない。(2025年→2026年、お米60Kgで流通経費は23,500円前後)
200%超の関税をかけても海外米が安いという現実、生産者にも生産性を度外視するなど、反省する点はあると思うが、生産者だけに負担をかけることが本当に良いのか甚だ疑問だ。
農家の生産性が高まり、農家が自立すると困るお役所の姿勢が、今日の〝米離れ〟を招いたと思う。〝お米〟の輸出により需要が増えるとする希望的観測に基づく計画があるが、低生産性、高流通経費、お役所仕事を鑑み実現は極めて困難と言わざるを得ない。
3.〝お米〟ジャポニカ種が美味しいと思うのは先入観
欧州で、〝おにぎり〟がブームのようだが、日本の米輸出をまかなう量には到底近づかない。かつて日本でも、〝タピオカ〟がブームになったが、現在、〝タピオカ〟の〝タ〟の字も見ない。
また、アジアの人に、ジャポニカ種を振舞ったがネチャネチャしてるということで不評であった。日本人はインディカ種に不慣れで美味しいインディカ種を食べたことがない。ジャポニカ種は確かに「主張する」、お米が主役になると認めよう。しかし、インディカ種は「主張しないパサパサした長粒」だが、主菜・副菜が主役、そもそもが違うのだ。価格は、ジャポニカ種の平均3,300円程度(5Kg)、インディカ種は東南アジアの高級スーパーでは1,000円未満(5Kg)、日本店頭では関税分が増え、4,200円(5Kg)ぐらいだと思います。
テレビ報道では、日本のお米、半値で競争力が生まれると言われますが、私はそんな簡単には行かず、世界の潮流インディカ種に対抗するのであれば、ジャポニカ種は、値引きの代名詞、❝半値、8掛け、5割引❞、要は、20%に下げた、投げ売り価格にしないと競争が始まらないと思います。
いずれにしても、相当な時間がかかる問題です。愚痴を言ったり、犯人探しをしている場合ではありません。しかし、お米が手頃な価格になった暁には、コスパが良いのがお米ですから、イメージではなく、合理的な判断をしてもらいたい。
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