2026/5/15
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
日本経済は今、長らく続いたゼロ金利時代を脱し、1990年代以来となる「金利のある世界」への転換期を迎えています。本記事では、みずほ総合研究所が発表した最新のレポート(2026年5月14日発行「本格化する『金利のある世界』と日本経済」)に基づき、今後の見通しを詳しく解説します。
【出典】 みずほ総合研究所「本格化する『金利のある世界』と日本経済」 https://www.mizuho-rt.co.jp/publication/report/research/insight/index.html
資料によれば、日本の金利は2028年度にかけて段階的に上昇していくと予測されています。
政策金利は1.5%程度、長期金利は3.0%程度まで上昇する見込みです。これにより、私たちの生活に身近な普通預金金利は0.6%程度、住宅ローン変動金利は1.7%程度に達すると想定されています。
家計全体で見ると、金利上昇は利子収入の増加をもたらし、プラスの効果が期待されます。しかし、世帯の属性によってその影響は大きく分かれます。
| 世帯区分 | 主な影響 | 収支インパクト |
|---|---|---|
| 家計全体 | 預金利子や配当収入の増加 | 年間約6.3兆円のプラス |
| 若年層(20〜30代) | 住宅ローン利払い負担の増大 | 年間約18万円のマイナス |
| 高齢層 | 保有資産の運用益増加 | プラスの影響 |
特にローンを抱える現役世代や、低・中所得層において負担が集中しやすい点には注意が必要です。
企業全体では、支払利息の増加が利益を圧迫する要因となります。
2028年度までの金利上昇により、企業全体の経常利益は累計で約2.6兆円(2.2%)減少すると試算されています。特に借入依存度が高く利益率が低い中小企業や、不動産、飲食・宿泊業などの非製造業において、経営への影響が懸念されています。
インフレと金利上昇がセットで進む中、家計の資産選択行動も変化しています。
かつての「安全性」重視から、「収益性」を重視する傾向が強まっており、新NISAの普及も相まってリスク資産(株式・投資信託)へのシフトが加速しています。2030年には家計金融資産が約2,600兆円に達し、その多くを運用資産が占めると予測されています。
「金利のある世界」への回帰は、預金者に恩恵をもたらす一方で、住宅ローン世帯や中小企業の経営には厳しい試練となります。変化の激しい時代だからこそ、正確なデータに基づいた生活設計と、地域経済を支える適切な支援が不可欠です。
【出典】 みずほ総合研究所「本格化する『金利のある世界』と日本経済」 https://www.mizuho-rt.co.jp/publication/report/research/insight/index.html
| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員
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