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小森 さだゆき ブログ

日本人が大切にしてきた商道徳

2026/6/22

日本精神の真髄「長期的・社会的利益」を社是に掲げる意義

| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員

日本には、創業から100年、200年と続く「長寿企業」が世界で最も多く存在します。その根底を支えているのは、単なる利益追求ではなく、「長期的利益思考」と「社会的利益志向」を明文化した社是や企業理念です。


1. 時代を超えて受け継がれる「三方よし」

日本における社会的利益志向の代表格といえば、近江商人の「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」です。これは、多くの日本企業が今なお経営の根幹に据えている哲学です。

「世間よし」が企業を守る

商売において、当事者同士が満足するのは当然のこと。しかし日本的な経営の知恵は、そこに「社会(世間)への貢献」という視点を加えます。社会に必要とされる存在であり続けることが、結果として企業の存続を許される唯一の道であると説いているのです。

2. 社是にみる「自利利他」と「道徳経済合一」

多くの名門企業や、現代を代表する企業の社是には、驚くほど共通した精神が流れています。例えば、京セラや伊藤忠商事など、日本を代表する企業が大切にしているのが「自利利他」という考え方です。

自利利他(じりりた)

「他を利すること(社会的利益)が、即ち自らを利すること(長期的利益)につながる」という仏教由来の教えです。目先の自分の得を優先するのではなく、まずは相手や社会が喜ぶことを優先する。この順序を間違えないことが、結果として最大かつ長期的な利益をもたらすとされています。

道徳経済合一(どうとくけいざいごういつ)

「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一が唱えた「論語と算盤」の精神です。道徳(社会的利益)と経済(長期的利益)は本来不可分であり、どちらか一方が欠けても真の繁栄はないという教えです。この精神は、現代のESG経営やSDGsの先駆けとして、改めて世界中から注目を浴びています。

3. なぜ今、この精神が必要なのか

現代は「四半期決算」に代表されるように、ごく短いスパンでの成果を求められるプレッシャーが強まっています。しかし、短期的な数字だけを追い求めると、組織は疲弊し、時には不祥事や環境破壊といった形で社会的な信頼を失うリスクを孕みます。

今こそ私たちが立ち返るべきは、日本人が古来より大切にしてきた、「公のために尽くすことが、巡り巡って己を助ける」という大局的な視点です。

高槻の街づくりにおいても、また日本の未来を担う政治の場においても、私はこの「長期的・社会的利益」を忘れることなく、誠実に職務に邁進してまいります。

| 小森さだゆき | 参政党 / 高槻市議会議員

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