2026/9/15
こんにちは、長岡市議会議員のみさわひろとです😊

今回は、長岡市の救急出動の現状について、委員会での質疑から紹介します✏️
高齢化などを背景に救急需要が増える中、
「今の救急隊の体制で対応できているのか?」
そして、全国で話題になることもある「救急車の有料化」について、長岡市消防本部の考えが示されました。
まず気になったのが、救急車が出動する時間帯です🚑
行政から示された令和7年の実績では、救急出動が特に多いのは午前10時頃から。
その後も午後8時頃まで多い状態が続いています。
この時間帯の出動件数は、8,875件。
全体の約7割を占めています。
一方、最も少ないのは午前2時~4時の深夜帯。
つまり長岡市の救急需要は、夜中よりも人が活動している日中にかなり集中しているということです。
行政からは、その要因として、
などが考えられるとの説明がありました。
また、救急出動全体が増えるのに合わせて、日中の出動件数についても増加傾向にあるとのことです。
では、1日にどのくらい救急車が出動しているのでしょうか。
令和7年の実績では、
1日平均 36件
でした。
そして最も多かったのが、長岡まつり大花火大会が開催された8月2日・3日。
両日とも、
1日67件
の救急出動があったとのことです😳
平均の約1.9倍です。
これだけ日中に救急要請が集中すると、
「救急車が足りなくならないの?」
というところが気になります。
長岡市消防本部によると、現在の救急隊は14隊。
行政からは、
「現状では救急搬送もスムーズに行われており、現在の体制で問題はない」
との見解が示されました。
また、基幹病院や医師会との連携によって救急医療体制が機能しており、搬送先がなかなか決まらないといった状況も少ないとのこと。
搬送時間についても県内トップレベルの速さを維持しているとの説明でした。
今回の質疑でもう一つ取り上げられたのが、いわゆる「救急車の有料化」です。
ただ、ここは少し誤解されやすいところです。
救急車に乗った運賃を消防が徴収する制度ではありません。
関係するのが、国の「選定療養費」という制度です。
一定規模以上の病院に患者が集中すると、待ち時間の増加や勤務医の負担増につながります。
そこで国は、
「まず地域の医療機関を受診し、必要な場合に紹介を受けて大きな病院へ」
という医療機関の役割分担を進めています。
そのため、対象となる病院を紹介状なしで受診した場合、通常の医療費とは別に「特別の料金」が必要になる仕組みがあります。
令和4年10月から制度が見直され、医科の初診では7,000円以上とされています。
👉 厚生労働省公式|紹介状なしで受診する場合の「特別の料金」について
今回、先進事例として紹介されたのが三重県松阪市です。
松阪地区では、救急出動の増加などを背景として、2024年6月から新しい運用を開始しました。
松阪中央総合病院、済生会松阪総合病院、松阪市民病院の3つの基幹病院で、
救急車で搬送された場合でも、
入院に至らなかった軽症の患者については、原則として7,700円(税込)の選定療養費の対象
とする運用です。
ただし、一律に「軽症だったら7,700円」というわけではありません⚠️
最終的には病院・医師が患者の状態を踏まえて判断します。
つまり消防が、
「この人は軽症だからお金を取ります」
と判断する制度ではありません。
背景にあるのが、救急医療のひっ迫です。
松阪地区広域消防組合では、令和5年の救急出動が16,180件と当時の過去最高を記録。
このまま救急需要が増え続ければ、本当に緊急性の高い患者への対応に影響する可能性があります。
そこで、
救急医療を本当に必要としている人へ確実につなぐこと
と、
地域の診療所と大きな病院の役割分担
を進めるために、この運用が始まりました。
ここについて、長岡市消防本部の考えは明確でした。
現時点では、
「消防から医療機関に対して、選定療養費を導入してほしいとお願いする状況ではない」
とのことです。
理由は、現在の長岡市では基幹病院や医師会との連携が機能し、救急需要に対応できているためです。
一方で、消防本部もこの制度には強い関心を持っています。
今後、救急出動がさらに増えたり、医師不足などによって医療側の負担が大きくなったりすれば、状況が変わる可能性もあります。
そのため、
医療機関や関係者がこの制度についてどう考えているのか、意見を聞き、必要に応じて認識を共有していきたい
との考えも示されました。
個人的には、この問題は単純に、
「救急車を有料にするか、無料のままにするか」
という話だけではないと思います。
長岡市では現時点で救急体制が機能しているとのことですので、すぐに松阪市と同じ制度を導入する必要がある状況ではありません。
一方で、救急出動が増加していることも事実です。
しかも約7割が日中に集中しています。
今後さらに高齢化や人手不足が進んだときにも、
本当に救急車を必要とする人のもとへ、できるだけ早く救急隊が到着できる体制をどう維持するのか。
ここが一番重要だと思います。
他自治体の取り組みも参考にしながら、救急隊員、医療機関、そして市民、それぞれにとって持続可能な救急医療体制について、今後も議会で確認していきたいと思います🚑
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ホーム>政党・政治家>みさわ ひろと (ミサワ ヒロト)>救急出動の約7割が日中に集中 長岡市の救急体制は大丈夫?「救急車有料化」と呼ばれる制度も確認