2026/9/9
こんにちは、長岡市議会議員のみさわひろとです。

長岡市の公営住宅は、どこまで改修が進んでいるのか。
古くなった住宅は、建て替えないのか。
風呂設備がない住宅の費用は、誰が負担するのか。
令和8年9月9日の一般質問で、市の方針が示されました。
| 公営住宅などの住棟数 | 163棟 |
|---|---|
| 大規模改修の対象 | 48棟 |
| 令和8年度末までに改修完了予定 | 28棟 |
| 進捗率 | 58.3% |
| 計算上の残り | 20棟 |
大規模改修の対象は、原則として築30年以上が経過した建物です。
そのうち、比較的大規模な3階建て以上の鉄筋コンクリート造の住棟が対象となっています。
工事の内容は、外壁改修や屋上防水改修などです。
建物を建て替えるのではなく、修繕して寿命を延ばす取組です。
令和8年度は、次の3団地で改修工事が行われています。
3団地を合わせて、合計5棟です。
令和8年度末には、対象48棟のうち28棟が完了する見込みです。
進捗率は58.3%。
半分を超えますが、計算上は、まだ20棟が残ります。
川崎団地・上除団地・中島団地などの一覧を見る(PDF96ページ・資料内95ページ)
市議会答弁では、公営住宅などの数は163棟と説明されました。
一方、市の公共建築物適正化計画では、公営住宅は53施設とされています。
これは数字の間違いではありません。
163棟は、建物一棟ごとの「住棟数」です。
53施設は、団地などをまとめた「施設数」です。
数える単位が違います。
市は、現時点では公営住宅の建て替えに直ちに取り組む考えはないと答弁しました。
これまでも、既存の建物を修繕し、長く使う方針を取っています。
後付けが難しい団地を除き、エレベーターの設置も順次進めてきました。
ただし、「今後も建て替えを一切行わない」という意味ではありません。
市の計画では、建物の老朽化や入居状況を踏まえ、住宅の集約化も検討するとしています。
公営住宅の現状と今後の方針を見る(PDF95ページ・資料内94ページ)
都市計画マスタープランでも、長寿命化を進める一方、老朽化した住宅の用途廃止や統廃合を検討するとしています。
公営住宅の維持・更新方針を見る(PDF8ページ・資料内102~103ページ)
公営住宅の中には、風呂釜や浴槽などの風呂設備が付いていない住宅があります。
その場合、入居者が自分で設備を設置します。
退去するときの撤去費用も、入居者の負担です。
市も、入居時と退去時の費用が負担になっていることは認識しています。
一方で、市は家賃が低く、入居希望者も多いと説明しました。
現時点では、市による設置費用の助成や、設備の標準設置は示されていません。
今後も、入居相談の際に費用負担を説明し、納得した上で入居してもらう方針です。
公営住宅は、住まいに困っている人を支える住宅のセーフティネットです。
家賃が低く抑えられていることは、とても重要です。
ただ、家賃が安くても、入居時に大きな費用が必要になれば、すぐに用意できない人もいます。
特に風呂設備は、生活に欠かせないものです。
入居前に必要な費用がわかること。
設備の状態を確認できること。
必要に応じて支援を検討すること。
この三つは、今後の課題だと思います。
令和8年度末で進捗率は58.3%となる見込みです。
次に重要になるのは、残る20棟の改修時期です。
あわせて、次の点も確認する必要があります。
建物を長く使うことは、財政面からも大切です。
一方で、そこで暮らす人の安全や使いやすさも欠かせません。
改修率だけでなく、実際の住みやすさが改善しているか。
今後も数字と入居者の声の両方を確認していきたいと思います。

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