2024/6/18
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
6月定例議会の一般質問が終わりましたので、まとめました。
議会の様子は、アーカイブにてこちらから見ることができます。
川西市議会 ライブ配信
私は参照資料を作って一般質問に臨んでいます。それは質問に関係ない部の役人や、同僚・先輩議員にも情報として知ってもらいたいという想いがあるためです。下記よりダウンロード可能です。
参照:一般質問参考資料(2024年6月)
■ まとめ

■ 質疑(発言主旨を記載)
1.地方自治法改正に関して市長の考えや認識を確認。
(意図)現在参議院にて審議中の地方自治法改正案だが、時の政権によっては悪用されかねないリスクがある。自治体の長として、現時点の考えや認識を確認しておきたい。法案の廃案を求めるなどは求めてはおらず、それは市民・国民レベルで考えがまとまっていかないと難しいと感じる。以下の参照でブログにも書いているリスクやおかしい点を述べました。
参照:地方自治法改正案の問題点について
市長:個別法において必要な規定を設けるのが「原則」であるが、大規模な災害、かつ迅速な対応となると国県との連携の必要性は現場として痛感している。参議院審議前にて具体的なコメントは難しいが、法改正後、有事で指示権が発動される場合、その時点で適格に対応したい。今後県と連携、制度運用については全国市長会通じて、具体的制度運用に関する取り扱いのイメージを求めるなどしていきたい。
長田:法案賛成には、「何がおこるかわからんから改正するんだ。」「国が責任をしっかりとるためだ」という人がいるが、実際にコロナ対応について検証や責任を一切負っていない。技術的指導という形で本市にも指示があったと思うが、その指示に対して検証した結果報告など、国からの情報提供はあったのか?
市長:コロナ禍での技術的指導は恐ろしい数があった。河野大臣の研修会に参加し、聞いた話によるとコロナ対応に関しては300以上の技術的指導が出されたとのこと。国より指導内容を検証した結果報告などは知る限りはない。
長田:意見)検証なく枠組みが作られることに非常に違和感。新型インフルエンザ等感染症政府行動計画について言及。アンテナを張っていただくようお願いする。
(所感)
地方自治法改正に関する市長の認識を確認できた。知らぬ存ぜぬのスタンスではないことを聴取。技術的指導の数も多さにも驚いた。指示に対する検証・反省をしていないので、やっぱり国はあかん。
2.本市の太陽光パネルに関する対応について
(1)災害時のパネル破損に対してマニュアル等はあるか
(意図)川西市のFIT契約件数は2015年の3000件から5000件まで増加している。災害時にパネル破損が問題になる可能性があるため確認。ちなみに、契約件数はこちらのサイトで確認できます(エレクトリカルジャパン)
市:市のマニュアルはなし。撤去など国県などの情報をもとに対応マニュアルや注意点に活かせるように努めてまいる。
長田:いざ災害時、市民が危険性を知らなかったってことにならないように。自治体・コミニティを通じたり工夫してください。
(2)破損した太陽光パネルの周辺住民への周知はしているか?
(意図)太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査によれば、周辺住民に破損した太陽光パネルの危険性を周知するようにと記載されている。他市ではホームページでしっかり伝えているが、本市はやっていなかったので確認する。
市:市ホームページ現状できていない。情報を市民に発信できるようにしていく。
長田:上記勧告等は承知していたか?
市:当然承知していました。質問受け、あらためて近隣市のホームページも確認しました。早急に対応します。
(所感)
周知徹底について前向きな答弁であった。小さな変化ですが。
3.本市の給食について
(1)食育における咀嚼推進について
(意図)咀嚼の重要性は言うまでありませんが、先般、うずら卵を喉に詰まらせて亡くなった児童のニュースを聞いて、あらためて咀嚼の重要性を再認識するとともに、食育でどのような教育や工夫をしているか興味が出たので確認する。咀嚼の重要性は、過去のブログ【【よく噛んで】 できてる!? 【食べる】】を参照ください。
①取り組みや評価について
市:取り組みとして米飯に発芽玄米をモチ麦を混ぜる、食べ応えのある根菜類、小魚を組み入れるなど工夫している。咀嚼評価には至ってない。栄養教諭が献立表に意図を明記したり、放送当番が読み上げるなど、よく噛んで食べることをしっかり伝えている。
長田:取り組みは聞いているが、評価を聞いたことがない。やらないのか?
市:給食は噛むこと以外にもその他大切な目的がある。ひとつは残食率をみている。噛むことは献立の工夫や食に関する指導を評価として見ていきたいなと思う。
長田:噛むことに対して学術的な部分を伝えているか?
市:栄養の吸収につながる、唾液が多く出る、満腹感を感じるなど伝えている。
長田:食べることに時間をかけれていない、噛むことに意識がいかないことに対する教育がなされていないのかなとも感じます。
②分付き米の採用について
(意図)栄養価も白米より高く、7分付であれば白米と相違なく食べられるうえ、咀嚼推進にもつながるのではと。もし採用されたら、やはり特別栽培米、有機栽培米にするなどを咀嚼推進メニューとして取り入れるのはどうかと考えた。
市:精米は兵庫県食育支援センターから購入している。兵庫県玄米を優先的に確保しており、年間を通じて安定した精米を実施、残留農薬検査もされている。また、緊急時でも供給体制が整っており、本市以外も利用している。当センターが委託しているのは完全精米のみで、分付き米ができない。減農薬や有機栽培米は単価2倍となり、確保が難しい。現時点では採用に至っていない。
長田:完全精米しかできないのであれば、精米する場所を変えられない?
市:白米がベースです。1つは価格のこと。多くの家庭が白米ですから、基本が白米。玄米の良さについては白米に混ざたりとかしている・・・
長田:いえ、だから分付き米はどうか?と聞いたのだが。完全精米しかできないところではなく、調整できるところに依頼できない?混ぜご飯は手間がかかるから、混ぜなくて良い分付き米が良いと考えた。
市:そのセンターでは安定的に入手できる。分付き米も白米とは異なるので子供にとって抵抗があると思います。
長田:抵抗とは、客観的なデータはあるのか?個人の感想か?
市:玄米などを混ぜたゴハンは食べにくいというアンケート結果はある。その場合、どんぶりやカレーにしたりしている。
長田:噛むためのメニューで、食べにくいからカレーにしたりするって、これは食育なのか?混ぜご飯だったら不満という数的データがあったのか?
市:数字のデータはない。学校現場の栄養教諭は喫食状況を見て判断している。発芽玄米を混ぜたゴハンは提供しても、食べてもらわないと意味がないので混ぜご飯にしている。小学校では、よく噛んで食べるメニューはしっかり伝えている。
長田:分付き米を咀嚼推進メニューに入れることができないか?
市:混ぜご飯と分付き米の比較が今できないので、研究したいと思う
(所感)姫路の農家レストラン「且緩々」で食べた分付き米のご飯が、白米とあまり変わらない印象だったので、個人的に大丈夫かなと思ったが、予想以上に分付き米に対して先方に知識がなく、ちょっと議論がちぐはぐになってしまって残念。
(2)中学校給食の残食と推移について
(意図)事前に確認していたのですが、ふりかけ持参OKとなってもご飯の残食率は変わらず。とりあえず、残食推移を確認。再質問で議論。
市:(残食率を回答)献立調理の工夫、栄養教諭による食に関する指導など、残食解消の取り組みを実施している。
長田:残食をへらすため、具体的な数値目標は設けているのか?
市:残食の目標値の設定が難しい。最終は0だが、目標だてる意味・・・があるのか・・・設定していないところ。
長田:難しいが理由ですか?0%は極端ですが、残食に対してはいろんな分析がある。他市の研究はしているか?
市:残食率は他市も観ているが、目標設定をしていない理由はある。中学校は20%、小学校は2%。小学校は自校式なのでゴハン量を調整している。中学校はセンター式なので、どこまで調整できるかわからないが、調整とメニュー改善をしていく。
長田:改善目的があるならば、数値目標も出るのが当然かと。それについてはノープランなのか?
市:ゴハン量の調整はセンターでどこまでできるのか、、、そこは不透明。献立の工夫等による残食を減らすには、魚が苦手という生徒がいるが、それをやめるのではなく調理方法を変えるなどしていく。劇的な改善は難しいが、少しずつ残食を減らしていく。
長田:配食の必要量は、エネルギー量から配給される量は決まっているんですよね。
市:その通りです。
長田:同じ残食量になるならば、分付き米は栄養的にもいいと思う。(当ブログでも紹介した千葉県いすみ市の例を紹介していココで終了)
(所感)議論していたら食育とはなんぞやってなってしまい時間をつかいすぎてしまった・・・
4.ごみ問題
(1)落下した太陽光パネルの処分方法
(意図)太陽光パネルは産業廃棄物。持ち主が捨てる手続きをするが、落下したら一般廃棄物となり、市町村の対応となる。どうするのか確認する。
市:落下したら一般廃棄物。パネルはガラス・金属の混合物で、鉛などの有害物が含まれているため、国崎クリーンセンター(川西市のごみ処理場)での適正処分ができない。太陽光パネル設置業者や専門事業者を通じて処理することになる。
長田:一旦、置いておく場所も必要だと思うが、考えられているか?
市:基本的にはさわらない。どこかに集めるというイメージ、大規模災害時には多数のゴミもあるので、どこかに集積する場をイメージすることは持っておくべきだと思う。
長田:パネルは増えていくので、想定して対応できるようにお願いする。
(議会後に市に確認)
他の業者を通じてということだが、費用は所有者が支払うことになる。基本的に、落下した太陽パネルについては市がノータッチが基本。所有者が設置業者等に連絡して除去してもらう。道をふさいでしまった場合は、適宜、市が対応することになると思うので市への連絡で問題ないとのこと。破損がひどい場合は触れずに市に連絡しましょう。
(2)給食の残食・生ごみを再利用せず、一般廃棄物となっている件
(意図)残食の米だけでも1年間32トンの計算になる。生ごみ含めたら国の試算をあてはめると200トン。市民にはごみ減らせと言っている市が、自分のところから出た生ごみはそのまま捨てンるんかい!という怒りより。
市:残食再利用については、モデル校でコンポスト(堆肥化)を活用して取り組んだ経緯がある。悪臭・害虫が発生した、廃棄物が少なかった、堆肥の提供先がなくなった、などの問題から中止となった経緯がある。家畜の飼料化についても、残食の引き取りを希望する会社があったが、需要がなくなったため実施していない。現在では、粉砕機、中間脱水機を使用し、ごみの減量に努めている。調理済み廃食油は、有価物で引き取られ、燃料として再利用されている。
長田:(計算した残飯廃棄量を説明)この廃棄量があるのに、市民には食品ロスゼロチャレンジしようとか、家庭ごみを減らそうっていうのは違和感。どうやって対応するのか?もう無理ですと捉えていいのか?
市(教育推進):コンポストして減らすのではなく、残食を減らすことで廃棄量を減らしたい。
長田:これは教育推進課もマターじゃないでしょ
市(美化推進):残食残渣が生じないようにお願いしたいし、取り組み例を示していきたい。あらたな取り組みとしては、炭素化、肥料化する業者が近くにいれば、積極的に活用したい。
長田:リサイクル業者があれば、ってことならばしっかり探して。他市の取り組みを伝えて、研究してと説明。市民に対して、ごみ減らそうと言っているだったら、32トンのコメのゴミ。そのまま燃やしているのは受け入れられない。まず市が出しているゴミはこれだけ努力しているということころをまず示してください。
(3)容器プラスチックゴミを燃えるゴミと一緒に回数することについて
(意図)実は、質問を作ろうと前々から計画していたのは、東京都が、環境にやさしいからとプラごみを一緒に燃やしていると説明している情報を知ってからだったのですが、質問提出の直前で、今年から分別を開始したということを知りまして。ちょっと具体例が使いにくくなってしまった。兵庫県も分別回収を前提に計画が立てられており、法律でも義務はないが、努力規定となっている。正直、力技でしか覆せないことは知っていたが、とりあえず質問した。燃やすか否かは、国崎クリーンセンターの所管であり、1市3町で決める為、本議会でそこは議論できないのも扱いが難しい。回収という面でしか本議会では議論ができない。
市:プラ新法などもあって容器プラは分別します。一緒に回収して燃やすことはしません。
長田:分別収集に関しては二酸化炭素の排出減にしか考えられておらず、それ以外の環境負荷については一切考慮されていない。二酸化炭素が減ればどんな負荷があっても問題ないというのがゼロカーボンの欠点。ヨーロッパではESG投資も下火に。日本でも今後なっていくと予想(これ以上は国崎クリーンセンター案件でもあるのでここまでとした。)ごみ有料化に関して、有料化していないのに、ゴミの量が少ないような自治体例は探していないのか?
市:今回、議員に紹介していただいた守口市は初めて知りました。一般廃棄物処理計画をつくるときに、類似団体をピックアップして、それぞれの有料化の状況を見ていたら上手くいっている様子。ただ、有料化後は減量は鈍化しているところがある。
長田:ごみの全体量について説明。紙の供給量の変化を説明し、有料化とのタイミングも考慮せず、市民にミスリードをさせるようなことはしないでくださいと説明。市民ミーティングを傍聴したが、ごみの減量が”具体的な数字”をもって、何がどうなるのかがの説明が一切なかった。ごみが減ったら一体、”数字的に市民にどういったメリット”があるのか、ゴミを減らすのが大事とかそ感情的はなく”論理的”な話はできますか?
市:感情的に説明はしていないのですが、傍聴された議員がそう受け取られたら、今後伝え方を考えないといけない。1日あたり91gのごみ減量を目指すといった先の将来像、生活像、ある姿を表現するのは明確にするのは難しい。我々の使命として環境をしっかりと引き継いでいく必要があるので、大量生産大量消費の時代にあって我々にできることをしっかりみつめてやっていく、我々の世代が役割を、なにができるかをしながら引き継ぐことがやるべき責務だなとおもっているので、お伝えさせていただいて・・・市民へのミスリードについては伝え方を研究していきたい・・・(時間切れ)
(所感)
最後の質問は・・・あれですね^^;。再質問したかったですが、時間切れでした。理論武装されていないのだと思われます。というか、できないはずです。しかしながら、行政執行部は「論理と知性の牙城」であるべきだと思いますので、論理破綻していることは見過ごせません。今後も追及していきたいです。もちろんすべてが理論通りにいくわけではなく、そこに人の感情が入るから政治で、政治行政と呼ばれると私は理解しています。だからこそ、そこに欺瞞や嘘があってはいけないと私は考えます。その場で答弁を聞いて、再質問を考えるため、頭つかうのですが、なかなか上手く立ち回れず、終われば反省ばかりです。ただ、今回は、市の助けとなる指摘もできたので個人的には良かった部分もありました。しかし、質問を振り返ると、なぜこういえなかったんだ~ってことばかりです><。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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