2024/5/21
こんにちは。兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
今日は敗戦前の小学生の歴史教科書を紹介します。
(パート1です。パート2はこちら)
昭和18年4月から国民学校5~6学年用として週2時間の国史授業で使用されました。
当時の小学生が読んでたと思ってぜひお読みください。そりゃ、歴史の授業もおもしろいし日本のことを好きになりますよ。

■ 本書が使われた時期
昭和17年にはミッドウェー海戦があり、18年には山本連合艦隊長官が戦死した年です。そんな状況の中でも学校教育は続けられていたのですね。
教科書の中では天皇を神格化する部分や、海外進出を前向きに捉える点が見られ、やや戦争を意識した内容が感じられます。
ただし、表現が露骨なわけではなく、命を軽んじるような教えは一切ありません。何よりも物語として読みやすく、ただ面白いと感じるだけでなく、日本を大切に思う気持ちが自然に湧いてきます。
敗戦後、教科書は黒塗りされ、昭和21年1月から「国史」そのものがなくなりました。
参照:不登校児童の増加と戦後教育
■ 1ページ目からコレ
「どこまでご先祖おるねん!」と子供だったら思うかな。やはり日本人なら知っておいてほしい内容ですよね。

■ 冒頭
冒頭の題名は、1.神国。以下が書き始めです。
大内山の松のみどりは大御代の御栄えをことほぎ、五十鈴川の清らかな流れは、日本の古い姿をそのままに伝えています。
めちゃめちゃ渋い始まりやな。『大御代』は「天皇が治める世」、『ことほぎ』は「喜ぶ」と言い換えるとわかりやすいです。
この冒頭から、まさに小学校の教科書とは思えないほど重厚な文章が展開されています。日本列島と多くの神々が生み出され、神々の頂点に位置するのが天照大御神であり、天皇陛下の先祖であるとされています。少しわかりにくいかもしれませんが、以下の系譜を参照ください。

■ まさに神の国
イザナギの娘である天照大神、その孫にあたるのが邇邇芸命(ニニギノミコト)です。
天照大神の弟であるスサノオノミコト、その子供である大国主神(オオクニヌシノカミ)が出雲地方を支配しており、最も勢いがありました。その大国主神から天照大神が国を譲り受け、出雲大社が作られたとされています。
国を譲り受けた天照大神は、孫のニニギノミコトに対して、神々の住む高天原(たかまがはら)から地上の高千穂(宮崎県)に天下りを指示し、以下の言葉を伝えたと言われてます。
豊葦原の千五百秋の瑞穂の国は、是れ吾が子孫の王たるべき地なり。宜しく爾皇孫就きて治せ。行矣。宝祚の隆えまさむこと、当に天壌と窮り無けむ。
(とよあしはらの ちいほあきのみずほのくには、これ あが うみのこの きみたるべきちなり。よろしくいまし すめみま ゆきてしらせ。さきくませ。あまのひつぎのさかえまさんこと、まさにあめつちときわまりなるべし)
声に出して読むと、なんとなく意味がわかるのではないでしょうか?この「しらせ」とは武力や権力で「力の支配」を行うのではなく、国を「家」、国民を「家族」と捉え、国と民に深い関心を持って広く知りなさいということを意味しています。
そして、天照大神から命を受けた(無茶ぶりされた)ニニギノミコトの三代後が、初代天皇(神武天皇)なのです。この教科書は、天皇を軸に現在に続く日本の歴史を「1本のストーリー」として描いています。なぜなら、天皇の歴史こそが日本の歴史であるといっても過言ではないからです。
第日本国憲法 第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
日本国民統合の象徴ですから。
次は少し内容について触れていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
ご意見・ご感想はこちらまで↓
takuya_nagata_1026@yahoo.co.jp
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
各種SNSもフォローを宜しくお願いします。
エックス(旧ツイッター)
Facebook
インスタグラム
LINEオープンチャット(ニックネームで参加可能)
•━━━━━━• ∙ʚ🐤ɞ∙ •━━━━━━•
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>長田 たくや (ナガタ タクヤ)>【本紹介】 初等科國史:現代語訳(小学校の歴史教科書)① 【楽しい】