長田 たくや ブログ

【教育】 不登校児童の増加と戦後教育 【普通のことをしよう】

2024/5/14

こんにちは、兵庫県川西市議会議員の長田たくや(ながたく)です。
前回に引き続き、教育に関するテーマでお話しします。前回の記事もお読みいただければ嬉しいです。
参照:教育基本法の「目標」に対して「結果→検証」が存在していない件

【お話しの流れ】
・不登校児童の増加
・国防とWGIPの影響
・過去の良きところを学べ


不登校児童について

全国的に不登校児童数が増加していると報告されていますが、川西市もその例外ではありません。

令和4年度 川西市総合教育会議(第1回)資料より

なお、生徒数全体は減少しているのです。つまり割合が増加。

(令和4年度 教育要覧のより抜粋 川西市の生徒数の推移)

不登校数÷生徒数で割合を計算
小学生:0.33%(H25)➡0.89%(R3)
中学生:3.76%(H25)➡6.47%(R3)
10年ほどで約2倍の増加

■ 不登校数も大切ですが
不登校の最も重要なポイントは「理由」ではないでしょうか。
いじめ、先生が嫌い、友人と気が合わない、勉強したい内容が学校にないなど、理由が明確であれば対処も可能ですが、「なんとなく」という理由が増えていることが問題だと感じます。

個人的な考えですが、インターネットで様々な情報を得られるようになった結果、特異な事例が「普通」なことだと錯覚してしまうことがあるのではないかと感じています。例えば、迷惑行為を動画にアップする若者の心理は、異常を異常だと思わない感覚なのではないかと思います。

■ 不登校児童のための施策
川西市には校内サポートルーム事業など、いくつかの施策がありますが、これらはあくまで生徒の緊急対応先としての役割を果たしているだけのように感じます。

逆に、根本的な問題を解決しようとする施策は足りていないように思います。解決のヒントに戦前の教育を参考にしない理由が私にはわかりません。当時の教育の良さを再評価する必要性があるのではないでしょうか。ジェンダー教育やDX(デジタルトランスフォーメーション)やら注力する時間があるならば、日本人が長い時間をかけて大切にしてきた教育や価値観についても継承するべきだと思います。
当ブログ参照:【川西市】 校内サポートルーム 【独自事業】

国防とWGIP

「もし戦争が起こったら国のために戦うか?」という質問に対し、肯定的な回答が極めて少ないという結果が出ました。

世界と比較すると、日本の結果は非常に低いことが明らかです。私は市議会でもこの結果を問題視し、理事者に問いましたが、「日本は国境を接していないため、戦争を考える必要性が少ないという国民性の問題であって、教育の所為ではない」といった趣旨の回答でした。
「考えさせるようにするのが、学校の役割ではないのか?」と強く感じました。

世界比較では、「はい」の割合が断トツで少ない日本ですが、それ以上に問題だと思ったのは、「わからない」という回答が非常に多いことです。
参照:「国のために戦いますか?」日本人の「はい」率は世界最低13%…

■ WGIPと四大指令
WGIP(War Guilt Information Program)とは、日本の戦争責任と罪意識を国民に植え付けるための占領政策であり、戦後の教育にも大きな影響を与えました。

早くに産経新聞が報じていましたが、2023年に初めてヤフーニュースにも取り上げられました。当時は1次資料がなくデマと言われもあったそうですが、現在ではGHQ(連合国軍総司令部)の1組織で、WGIPの実施を担当したCIE(民間情報教育局)の報告書で数確認されています。

戦後70年以上経て、やっとネットニュースに触れられたのですが、テレビ放送しないのは何故でしょうか。そういえばテレビもGHQの検閲対象でしたね…

■  教育四大指令とは
WGIPの政策の一環で、教育分野には「四大指令」が発せられました。これらは、日本の教育制度に大きな影響を与え、特に以下の指令が重要でした。

  1. 「日本の教育制度の管理についての指令」 昭和20年10月22日
  2. 「教育関係者の資格についての指令」 昭和20年10月30日
  3. 「国家神道についての指令」 昭和20年12月15日
  4. 「修身科・国史科・地理科の中止についての指令」 昭和20年12月31日

1)は教材から軍国主義・国家主義につながるような箇所を削除。
2)は心ある教員がやめさせられた教職追放
3)は神道を公的機関で教えないということです
4)は修身科・国史科・地理科、ずっと日本が培ってきた教育が外圧によって廃止されました。

■ 寸断された教育
(神道)
日本の国の成り立ちは日本神話とセット。そのためか、公教育では今でも教えられません。
自国の成り立ちを教えない国はありません。

(国史)
科目「国語」は「日本語」とは言わないように、本来、歴史は「日本史」ではなく「国史」です。
戦後、国史と地理は「社会科」に抱合され、いまだに日本に歴史教科書は、ほぼすべて「社会科」という文字が表紙に残っているのです。

「社会科」とは、社会生活に関する基本的な知識・理解を与え、また、社会の成員として必要な資質を養成することを目的としています。したがって、周りの国に”過度”に配慮した歴史観となり、日本から見た本来の歴史を教えているものではないのです。

(地理)
戦前の「地理」は「地政学」の要素が盛り込まれていました。地政学も戦後に禁止された学問です。例えば、源頼朝が幕府に選んだ土地の地政学的重要性など、国防上の重要な地理的情報が、初等科の教科書から示されていました。地政学を知ると日本人は膨張主義に至ると考えたのでしょうか。

(修身)
「修身」は現在の「道徳」となっています。道徳は答えが定まっていないような話や考える事となっているが、修身は「身を修める」ことを意味し、1年生では、01.よく学び、よく遊べ 02.時刻を守れ 03.怠けるな 04.友だちは助け合え 05.けんかをするな 06.元気よくあれ 07.食べ物に気をつけよ 08.行儀をよくせよ…などを「教養」として教えていました。

過去の良きところを学べ

教師になる方々には、過去に外圧で廃止された教育科目やその内容について、再評価し学ぶことが重要だと強く思います。現代社会に通じるヒントがそこに隠れているのではないかと思います。

調べもせずに「軍国主義」とレッテル貼りをしているのであれば、子供達にもレッテル貼りをするような教師になってしまうかもしれません。
日本は過去に大切にしてきた文化や精神を守りつつ、他国からの文化や技術を取り入れ発展してきました。現在の教育がその芯を忘れてしまっているのではないかと感じます。

■ 江戸時代の寺子屋
童子教は、鎌倉時代から明治の中頃まで使われた日本の初等教育用の教訓書です。
7歳から15歳向けに書かれたもので子供が身に付けるべき基本的な素養や、仏教的、儒教的な教えが盛り込まれていました。江戸時代には寺子屋の教科書としてよく使われたそうです。江戸時代教育の教養の高さがうかがえますし、現代日本にも活かせられるように思えます。

参照:ねずさんの学ぼう日本(小名木善幸氏) より抜粋

■ 明治になってから
明治元年、明治天皇は神々に向かい5つの宣言をしました。いわゆる五箇条の御誓文です。

当時、世界は力の時代であり、弱い国を植民地として飲み込んでいくことが当たり前の時代でした。国家独立を保つためにも、国力向上が急務とされ、教育政策も西欧に習って制度化していきました。その中で、寺子屋で実施されていたような倫理道徳教育がないがしろにされていったそうです。

その状況を憂いた明治天皇が、明治23年に発布されたのが教育勅語になります。富国強兵のために効率化した教育制度は、時代のニーズには「当たり前」でした。その中で、天皇は日本の芯を見失ってはいけないという想いがあったのではないでしょうか。

■ 教育勅語の扱われ方
教育勅語は軍国主義の象徴のような扱いや、勅語という聞きなれない単語もあって、単語として学ぶことはあっても中身までは学校で教えることがありません。中身は、現代でも通じるような「当たり前」を書いています。今の日本にはこの「当たり前」を公教育で知る機会がありません。

笑い話のようですが、教育勅語の「夫婦は仲良くすべき」という部分について、大切な教えであり、まず教師が教育勅語を守っていくと子供達に宣言できるような倫理観を持つことが大事ではないかと議会で話をしましたら、「夫婦じゃない人もいるのでそれは全体には使えません」的な感じの返しが…
参照:教育勅雄の現代語訳


頼むから「普通の事」を公教育でも教えましょうよ。まず普通のことからでいいのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な1日でありますように。
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著者

長田 たくや

長田 たくや

選挙 川西市議会議員選挙 (2022/10/16) [当選] 1,680 票
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肩書 参政党の市議会議員で薬剤師でもあります
党派・会派 参政党

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