2026/8/12

先日、私と全く同世代の女性とお話しする機会がありました。彼女のお子さんは自衛隊員で、熊本の被災地に派遣されているとのことでした。
「元気にしているとは聞いているけれど、テレビで倒壊した家屋や避難所の映像を見るたびに、胸が締め付けられるんです」
そう話す彼女の目から、大粒の涙がこぼれました。離れた場所で、懸命に働くわが子を思う気持ち。それは、立場や仕事を超えて、親であれば誰もが胸に抱くものなのだと思います。私自身、政治家である前に、小田原に暮らす一人の人間として、その言葉が心から離れませんでした。
そうした中、今日8月12日から、小田原市からも熊本の地へ職員を派遣することになりました。
7月28日に発生した「令和8年熊本地震」により被災した熊本市に対し、神奈川県から応援職員の派遣依頼があり、本市からも職員1名を派遣します。派遣期間は8月12日から18日まで。総務部資産税課の職員が、罹災証明書の発行事務をはじめ、現地で必要とされる業務にあたります。
今回の派遣は、総務省応援派遣室からの要請を受けた「応急対策職員派遣制度」に基づくものです。神奈川県職員2名、県内市町職員9名の計11名からなる第3陣の一員として、小田原市の職員も熊本へ向かいます。市町村職員による派遣は今回が初めてであり、小田原市としても、令和8年熊本地震に関する初めての職員派遣となります。
罹災証明書の発行という仕事は、決して華やかな仕事ではありません。被災された方が生活を立て直していくために必要な、大切な行政の仕事です。ニュースで大きく取り上げられることはないかもしれません。けれど、その一枚の証明書を待っている方が、熊本には確かにいます。
一人ひとりの生活再建に寄り添い、その一歩を支える。今回、熊本へ向かう小田原市の職員も、そうした大切な役割を担います。
熊本の地で汗を流している自衛隊員の方々も、応援に入る行政職員の方々も、それぞれの持ち場で、見知らぬ土地に暮らす誰かのために力を尽くしています。そして、その背中を遠くから見つめ、無事を祈りながら帰りを待つ家族がいます。
先日、涙ながらに話してくださった一人の母親。そして今回、熊本へ向かう小田原市の職員と、その帰りを待つご家族。その姿が、私の中で重なりました。
実は、今日8月12日は私の弟の誕生日でもあります。弟は、政治家になる前、防衛大学校を卒業し、海上自衛隊に勤務していました。10年以上前に退官し、その後、鳥取の地で県議会議員として歩んでいます。
自衛隊で働く弟の姿を身近に見てきたからこそ、今、遠く熊本の地で任務にあたっている自衛隊員の皆さんや、そのご家族の思いを、私は決して他人事とは思えません。制服を脱いだ後も、人のため、公のために歩んできた弟の姿を、兄として誇りに思っています。
だからこそ、今日という日に、熊本で任務にあたる方々のことを、そしてその帰りを待つご家族のことを、改めて思っています。
昨日11日は「熊本県民応援デー」として小田原城の入館料相当額を小田原市として熊本県に寄付することになっています。
私自身、市政に携わる者として、被災された方々に必要な支援が届くよう、現地の状況をしっかりと受け止め、小田原としてできることを考えていきたいと思います。
一人の力でできることには限りがあります。だからこそ、現地で力を尽くす人、その人を支える人、そして遠くから無事を祈る人。それぞれの場所から寄せる想いが、被災された方々の支えになっていくのだと思います。
熊本の一日も早い復旧と、そこで暮らす皆さまに穏やかな日常が戻ることを、心よりお祈りしています。そして、熊本の地で力を尽くす皆さまが、一日も早く、ご家族のもとへ元気に帰られることを願っています。
遠く離れていても、想いは届く。小田原から、熊本へ。
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電話/SMS: 090-1704-3176
(※電話は出れないことが多く、メールかSMSだと確実です。2027年4月に向けて、共に頑張りましょう!)
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