2026/6/9
こんにちは、亀山市議会議員の草川たくやです。
先日、私の地元・昼生地区の取り組みが伊勢新聞(Yahoo!ニュース)に掲載されました。ただのお花見ではありません。これは、住民の皆さんが「自分たちの移動手段は自分たちで守る」という意志を、調査と行動で示した取り組みです。

▼ Cバス利用を促進 まち協がお花見企画 地区住民らハナショウブ楽しむ 亀山(伊勢新聞) https://news.yahoo.co.jp/articles/124ad68cf3e8fb273e937090e19fc32465417322
6月8日、昼生地区まちづくり協議会(国分等会長)が、市地域社会振興会との協働連携事業として、南部ルートのコミュニティバスを使った「花菖蒲でお花見」を実施。参加した住民36名が地元の最寄りバス停から乗車し、市役所前で下車。亀山公園菖蒲園で100種・約1万2千株のハナショウブを楽しみました。地区住民のバス利用促進を目的とした、昼生地区まちづくり協議会としては初めての試みです。 (出典:伊勢新聞 2026年6月9日)

国分会長の「まずは、住民らが気軽にバスを利用する意識を持つこと」という言葉に、この企画の本質が表れています。行政に「バスを残して」とお願いするだけでなく、まず自分たちから乗る。この主体性こそ、昼生地区の強みです。

いま亀山市全体で、公共交通の再編(リ・デザイン)に向けた議論が進んでいます。令和8年度には市の公共交通の見直しが予定され、昼生地区でのワークショップも計画されています。
その中で昼生地区は、行政の提案をただ待つのではなく、生活者の視点から「本当に必要なバスのあり方」を独自に調査し、働きかけてきました。この一連の取り組みを担うのが、まちづくり協議会に設けられた公共交通の検討部会(ちなみに座長は私の父が務めています)です。地元の一人として、そして議員として、地域がここまで主体的に動いていることを誇りに思います。
ニュースになったお花見の「裏側」にある、検討部会の数ある取り組みの中から3つの取り組みを紹介します。
「なんとなく不便」ではなく、数字で実態を把握する。昼生地区では、中学生以上の全住民を対象に大規模アンケートを実施し、788名(回答率58%)もの声を集めました。主な結果は次のとおりです。
回答率58%という数字は、住民の関心の高さそのものです。
行政の政策判断では「1便あたりの平均乗車人数」がよく重視されます。しかし、平均値だけでは見落とされてしまう実態があります。
昼生地区は、「雨天時」と「中学生の通学ピーク」に着目した独自の乗降調査を行いました。そこで分かったのは——雨の日は利用者が急増し、亀山中学校の生徒で車内が満席になり、座れない・乗り切れないリスクがある、という事実です。
平均値だけを見て車両を小型化(ハイエース等)すれば、雨の日に子どもたちが学校に行けなくなりかねません。平均では消えてしまう「ピークの実態」を、汗をかいて集めたデータで可視化した。これは行政データを補完する、極めて重要な仕事です。
昼生地区にとって、コミュニティバスは中学生の大切な通学手段です。だからこそ、子どもたちが実際にどう使い、何に困っているのかを正確につかむことに力を入れています。
いま学校現場は、教員の働き方改革や部活動のあり方の見直しを背景に、運用が変わりつつあります。朝練習はすでに廃止されました。また、放課後の部活動や下校時刻のあり方についても、全国的に見直し・統一が検討され、実施されてきています。こうした変化は、朝・夕のどの時間帯にバスが必要かという前提そのものを動かします。
通学時の乗車実態、部活動帰りの時間帯、雨の日の混雑——こうした中学生ならではの利用ニーズを聞き取り、データとして積み上げています。「部活帰りに間に合うダイヤを」「安心して座って帰れる本数を」。学校運用の変化も見据えながら、子どもたちの声を、これからのダイヤ・ルート設計に確実に反映させることが目的です。
私・草川たくやも、地元の一人として、そして議員として、こうした調査や住民の皆さんとの議論にずっと関わり続けてきました。地域の現場で集めた中学生の声を、議会の場で行政につなぐ。その役割を、これからも果たしていきます。
昼生地区の最大の強みは、「アンケート」「乗降調査」「サロンの意見」を思い出で終わらせず、客観的な根拠資料としてまとめ上げたことです。
この地域の生の声をもとに、まちづくり協議会から亀山市長へ「コミュニティバス南部ルート改善に関する要望書」を直接提出。さらに、行政・交通事業者と議論する「共創プラットフォーム」の場でも、この独自データを携え、対等な立場で生活実態に即したダイヤ・ルート設計を提案し続けています。
私はこれまで議会で、南部・昼生・菅内地区を結ぶ公共交通ネットワークの整備を繰り返し求めてきました。バスの空白地域の解消、市外の医療機関・商業施設への接続、そして子どもたちの通学手段の確保——これらは、人口減少地域の定住環境を守る上で欠かせない政策です。
昼生地区の皆さんが集めたデータは、私が議会で行政に問う際の、何よりも強い根拠になります。
地域が現場で動き、議員がその声を制度につなぐ。この連携で、確かな成果を出していきます。
「部活帰りに遅くなっても、中学生が安心して帰れるバスを」 「免許を返納しても、高齢者が市外の病院や買い物へ気軽に行けるルートを」
移動の自由を守ることは、昼生地区で誰もが最後まで自分らしく、安心して暮らし続けられることそのものです。
行政任せにせず、住民みんなで知恵を絞り、行動する。その昼生地区の挑戦を、私は議会から全力で支えます。バスを見かけたら、ぜひ次のお出かけの選択肢に入れてみてください。🚌✨
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