2025/12/22
こんにちは、亀山市議会議員の草川たくやです。
本日は、私が所属する地元の昼生地区まちづくり協議会が、令和7年12月19日に亀山市長へ提出した「コミュニティバス南部ルート改善に関する要望書」について、詳細をご報告します。
今回の要望活動が画期的なのは、単に「バスを便利にしてほしい」というお願いではなく、全地域住民を対象とした大規模なアンケート調査を行い、客観的なデータ(根拠)に基づいて提案を行っている点です。
そこで明らかになった「地域のリアルな移動実態」は、昼生地区だけでなく、亀山市全体が直面している課題そのものでした。
まちづくり協議会では、令和7年9月から10月にかけて、中学生以上の全住民を対象にアンケートを実施しました。その結果、788名(回答率58%)という非常に多くの方から回答をいただきました。
集まったデータを分析すると、地域交通が抱える深刻なギャップが浮き彫りになりました。
現在、現役世代(30代から60代)の95%以上が自家用車で移動していますが、70代・80代の方々に今後10年間での運転について尋ねると、約6割から7割の方が「困難になる可能性がある(免許返納予定含む)」と回答しました。家族に頼れなくなったらどうすればいいかという不安の声も多く、高齢者の「生活の移動手段」の確保が待ったなしの状況です。
19歳以下の世代からは、切実な声が寄せられました。 「部活の朝練に間に合うバスがない」 「下校時刻(テスト期間や部活後)に合う便がない」 現状のダイヤは学生の生活パターンとややズレており、結果として「親の送迎」に頼らざるを得ない状況です。これは子育て世代の大きな負担にもなっています。
バスで行きたい場所を聞いたところ、市内ではエコー、亀山駅、医療センターが上位でしたが、市外への要望も殺到しました。
住民の生活圏はすでに市境を越えていますが、現在のバスは「市内完結型」であり、実際の生活実態と乖離していることが明確になりました。
バス停が遠い、本数が少ないという意見に加え、高齢者からは「集落の中までバスが来てほしい」という要望が多くありました。大型バスでは狭い道に入れないため、自宅からバス停までの移動自体が困難になっている実情があります。
これらのアンケート結果を根拠に、私たちは市に対して以下の具体的な改善を要望しました。
学生の利便性を重視:中高生の登下校、部活動(朝練・夕練)に合わせたダイヤ設定。
休日運行の新設:要望の多かった日曜日・祝日の運行を行い、商業施設等へのアクセスを確保する。
主要施設への直行:乗り継ぎなしで医療センターやオークワ、あんぜんの丘へ行けるルート整備。
広域連携:生活圏である鈴鹿市(イオン・病院)や津市への乗り入れ・接続を実現し、行政の枠を超えた利便性を確保する。
集落内への乗り入れ:狭い道でも走れる小型バス(ジャンボタクシー等)を導入し、自宅近くにバス停を増設する。
ターゲット別運行:通勤・通学時間帯は「大型・快速」、昼間の通院・買い物は「小型・こまわり」といった柔軟な使い分けを行う。
多様なスマホ決済導入:若年層の利用促進のため、キャッシュレス決済(QRコード等)に対応する。
分かりやすい情報発信:全戸への時刻表配布や、乗り継ぎ検索の利便性向上。
今回の要望書のもう一つの特徴は、地域側(まちづくり協議会)も汗をかくことを約束している点です。
行政と住民が対立するのではなく、「協働」して持続可能な交通をつくる。
今回の昼生地区の提言は、亀山市が進める地域公共交通計画の再編において、一つのモデルケースにしたいと願っています。
これらの課題は、市内どの地域にも共通するものです。
「行きたい時に、行きたい場所へ行ける」
そんな当たり前の生活を守るため、引き続き全力で取り組んでまいります。

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