2025/6/24
こんにちは、練馬区議会議員高橋しんごです。
昨日の記事
【練馬区】 都議選・練馬区の結果を受けての所感と今後の自民党の進むべき道 練馬区議会議員 高橋しんご - 高橋しんご(タカハシシンゴ) | 選挙ドットコム
に書きましたが、自民党がこの練馬区で再び信頼を取り戻し、躍進するためには、地道に本質的な双方向の対話を積み重ねていくことが、信頼回復への一歩であります。現場の声に真正面から向き合う姿勢こそが、次の信任に繋がると考えるとの部分を踏まえて、自由民主党の再起に向けた戦略的提言を書いてみたいと思います。
――令和11年東京都議会議員選挙(練馬区)に向けて――
今回の東京都議会議員選挙において、練馬区では自由民主党の候補が1名のみ当選し、もう1名は惜しくも次点で落選となる厳しい結果となりました。この事実を真摯に受け止め、次回に向けて党としての立て直しを図る必要があります。以下に、今後の選挙戦における戦略的な提言を申し上げます。
1.候補者の最適配置と世代交代の推進
今回の結果は、保守系票が分散したことが敗因の一因と分析されます。次回に向けては、候補者数の精査とともに、地域性・支持層・政策スタンスなどを踏まえた候補者配置の最適化を図らねばなりません。特に、多選批判や刷新を求める声が強まる中、若手・女性・地域密着型の人材の発掘と擁立を推進し、世代交代の流れを明確に打ち出すことが不可欠であると考える。
2.実効性ある政策と地域課題への即応
練馬区の有権者が今求めているのは、理念よりも実利、抽象論よりも生活実感に基づく具体策でると考える。物価高騰、子育て支援、防災力の強化、交通インフラの改善、そして都市農業の保全など、区民生活に密接した政策に真正面から取り組み、都政・区政・国政のパイプを活かした実現力を示していくことが求められるのではないだろうか。
また、大江戸線延伸をはじめとする長年の懸案についても、進捗状況を可視化し、成果として区民に還元できるよう努めるべきです。
3.信頼回復に向けた組織の再構築
政治とカネの問題をはじめとした一連の報道により、自民党に対する信頼が揺らいでいることは否定できません。だからこそ、平時からの地道な活動、地域との対話、支部機能の再強化により、「地域の信頼を勝ち得る自民党」としての原点に立ち返ることが必要です。特に青年層や女性層、無党派層との接点を広げる取り組みが重要であります。
4.広報戦略の刷新と発信力の強化
一方で、今回の選挙では参政党やれいわ新選組など、情報発信力に優れた新興勢力が一定の支持を集めました。私たちも、従来の紙媒体や電話による訴えに加え、SNSや動画、対話型コンテンツを活用した広報戦略を抜本的に強化すべきです。
「見える政治」「伝わる政治」「共感される政治」を掲げ、党としての姿勢・政策・実績を、あらゆる手段を通じて発信し続けることが信頼回復と得票拡大の鍵となります。
おわりに
今回の厳しい結果を「敗北」として終わらせるのではなく、「変革への契機」と捉え、自由民主党は練馬の地で新たな一歩を踏み出さねばなりません。
地域と共に歩み、生活に寄り添う政策を実現し、次なる勝利に向けて、今から着実に準備を重ねてまいります。
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