2026/8/3
7月31日の文教児童青少年委員会で北大泉、光が丘むらさき、光が丘さくらの区立幼稚園3園を、将来2園へ集約する方向性が示されました。同時に、3年保育や長期休業中の預かり保育も始める方針です。
区内に3園存在する区立幼稚園、園児数は2005年度の710人から2026年5月には3園合計87人へ、約8分の1に減りました。定員492人に対する充員率は約18%です。4歳児は北大泉幼稚園14人、光が丘むらさき幼稚園9人、光が丘さくら幼稚園4人にとどまります。

(出典:練馬区)
一方、区立園では約4割が、障害や医療的ケアなど特別な配慮を必要とする子どもです。私立園で受け入れが難しい子どもの教育機会を保障する、公立園の役割はむしろ重くなっています。

(出典:練馬区)
私は昨年7月のブログ「練馬区立幼稚園、障害児の比率が4割に。そうした中、3園から2園へ削減?」でも、この問題を取り上げました。当時、3年保育の実施は歓迎する一方、閉園による影響を十分に検討すること、私立園でも障害のある子どもを受け入れられる環境を整えること、区立・私立の連携を進めることが課題だと指摘しました。
今回、受入年齢を3歳へ引き下げ、夏休みなどにも預かり保育を行う方針が明記されたことは、大きな前進です。保護者アンケートでも、区立園に求める機能として、3年保育が66%、預かり保育の充実が51%、給食が43%でした。これまで保護者が求めてきた改善であり、もっと早く実現すべき内容でもありました。
(出典:練馬区)
区は3園を2園へ集約し、一定の集団規模と職員体制を確保するとしています。地域バランスから、光が丘の2園のいずれかが対象になる可能性が示されましたが、まだ正式決定ではありません。

(出典:練馬区)
園は、子どもにとって毎日を過ごす生活の場です。通園距離、送迎、きょうだいの入園、在園児の移行、教職員の配置、地域とのつながりに大きく影響します。だからこそ、決定後に説明するのではなく、各園で直接説明会を開き、子ども、保護者、教職員、地域の声を聴くことが不可欠です。
集約によって人を減らすのではなく、支援員・介助員や専門職を充実し、医療的ケア、外国にルーツのある子どもへの支援、私立園とのノウハウ共有に生かすべきです。給食が難しいなら、希望者が利用できる弁当注文なども検討できます。
8月下旬に区民意見を聴き、12月に実施計画素案、2027年3月に計画を策定する予定です。公立幼稚園がこれから何を守り、地域の中でどのような役割を果たすのか。昨年から指摘してきた課題を置き去りにせず、子どもと保護者の声を計画に反映するよう、練馬区議会でも求めていきます。


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