2026/6/3
6月3日、台風6号の接近により、練馬区内の多くのご家庭、学校現場で大きな混乱が生じました。
「学校はあるのか、休校なのか」「子どもを登校させてよいのか」「学校に電話してもつながらない」
保護者の方から、切実な声が寄せられました。
練馬区は、台風などによる臨時休校について、登校日の当日午前7時時点で、練馬区に一定の警報が発表されている場合に臨時休校とする基準を示しています。

(出典:練馬区)
しかし、その午前7時に保護者への連絡手段である情報連絡用システム「sigfy」がダウンした状態となりました。学校のホームページにもアクセスしづらい、学校に電話をしてもつながらない、そんな状況が続きました。

こうした中、区がホームページ等で学校が休みでないとの情報を公開したのは9時過ぎのこと、すでに多くの子どもたちが登校するかどうかを判断しなければならない時間を過ぎていました。

(出典:練馬区)
そもそも、当日の朝7時に決定するという運用が、どれほど家庭に負担をかけるのか。保護者の方からは、次のような声をいただきました。
「当日の朝7時に決定するということが、共働き世帯にどれだけの負担をかけているのか想像して頂きたいです」
仮に7時に休校となれば仕事を休むのか、在宅に切り替えるのか、その場で判断しなければなりません。学童職員も朝から受け入れがある前提で出勤し、学校の先生方も普段通り、あるいはそれ以上に早く出勤せざるを得ません。
特別支援級に通うお子さんの保護者からは、こんな声も届いています。
「障害児の場合は結局送っていく必要があるので、どこに預けるのかで対応が変わります。本人も見通しが立たなくなります。」
また、通学距離が長い子ども、越境している子ども、保護者の付き添いが必要な子どももいます。台風が危険だからこそ休校判断をするはずなのに、判断が当日朝まで示されず、連絡手段も機能しなければ、非常に厳しい状況におかれてしまいます。
保護者の方からは、次のような声も届きました。
「シグフィーは繋がらないし、学校まで距離があるのでいつも通りの時間に登校しましたが、登校後に学校から連絡がきて11:30登校になります、と…」
学校の電話回線は極めて限られています。2回線しかない学校もほとんどの中で、数百人の児童・生徒の保護者から一斉に電話が集中すれば、つながらなくなるのは当然です。
一方で、23区の中には前日のうちに休校を決定していた自治体もありました。
報道では、少なくとも7区が休校・休園を決めていたとされています。
今回、学校ごとに対応が分かれたことも、保護者の不安を大きくしました。
「同じ学区なのに、中学校では登校が11時半になった一方で、小学校は8時半のまま。同じ家庭なのに、なぜ小学1年生の子どもだけ暴風雨の中で通わせなければいけないのでしょうか?」
ある地域では同じ家庭の中で、中学生は登校時間が変更され、小学生は通常通り。
これでは、保護者は判断に迷います。兄弟姉妹で対応が異なる場合、仕事や送迎の調整もさらに難しくなります。区として、学校間の連携も含めて対応する必要があります。
今回の件で、学校現場の先生方を責めるべきではありません。家庭、学校、学童、給食、教職員、そして子どもたち。今回の判断と連絡の遅れは、非常に広い範囲に影響しました。
練馬区には、二度と繰り返されないように今回の経緯を速やかに検証し、再発防止策を明らかにするとともに、早急な対応を求めます。ご意見などぜひお寄せください。
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