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丸くなるな、トガれ!玉木雄一郎代表が明かすボトムアップの国家ビジョンに込めた国民民主党の生存戦略とは?

2026/5/20

選挙ドットコム編集部

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4月29日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、国民民主党代表の玉木雄一郎衆議院議員と、MCの毎日新聞の田中裕之記者が、若手主導で年内策定を目指す「2040年国家ビジョン」を熱弁。AIやSNSが激変させる未来の選挙や組織論、党の意思決定の在り方まで、政権を担う覚悟を掲げる党の新戦略に迫ります。

MC田中記者:年内に「国家ビジョン」みたいなものを作る(方針を示されています)。スケジュール感とか、イメージはどのようなものでしょうか。

玉木氏:この前総務会で承認を得ました。我が党53人の国会議員の中で20~30代が9人いるんですね。その9人を中心に、2040年ですから14年後ですね。30歳の人が44~45歳。35歳の人でも50歳ということで、まさに働き盛りになる。その時に、自分たちがどういう国家像を作るのかというのを、当事者である20~30代の議員に考えてもらいたい。 国会議員だけじゃなくて地方議員もたくさんいますから、若手を入れて、組織としての「リバースメンター制度」みたいに、今までは本部や執行部、代表や政調会長が決めていたのをひっくり返して下から何かを変えていこうと。

なぜこの取り組みを思いついたかというと、日本社会全体にも必要だと思っているんですが、昔は人口ピラミッドが綺麗な三角形で、たくさんの若い人が少ない高齢者を支えるという仕組みだったのが、逆三角形になっているじゃないですか。極端な話、上の方が下を支えるくらいの「逆転の発想」でやらないと日本の未来は作れない。

そうであれば、人に言う前に党の中で実践しようと思い、まず若手が中心になって党のビジョンでと国家のビジョンの両方を作る。それを半年くらいかけて、年内を目途にやろうということで、連休明けにスタートさせたいなと思っています。あとは学生部とかにも参画いただいて、国家ビジョンあるいは党のビジョンを作っていきたい。

その時にポイントにしたいのは、特に、去年の後半くらいからのAIの発展がすごいことになっている。業務のあり方とかもどんどん変えていっていますよね。昨日なんか、たまたまChatGPTの新しい画像生成の新しいバージョンが出たので、半分徹夜して作っていたんですけど、バナーとかチラシとかが一瞬で作れるようになっています。あと、コミュニケーションのあり方も全然変わってくるので、党の組織運営や党勢拡大のあり方も従来のように、旗を持って駅に立って演説というのは、これはこれでこれからも必要なのかもしれませんけど(今から20年、30年くらい前に駅に旗を持って立つことは当時の選挙運動のイノベーションだったんですよ)、AIとかSNSが発達した大きな変化の只中にあって、この「選挙ドットコムちゃんねる」ができるのもその一環なんだけど、選挙のあり方や取り組み方もどんどん変わっているので、そういう組織とか党勢拡大のあり方についても、「2040年、どんな感じになっているのかな」とイメージして、逆算してやってもらいたい。政策だけじゃなくて、組織論とか政党論ということも考えてもらいたいなと思っているんです。

MC田中記者:なるほど。「未来先取りチーム」でしたっけ? やっぱり国民民主党って、良くも悪くも玉木さんと榛葉(賀津也)さんが大方針を決めて、それにみんながついてくる、そういう政党だと思うんですよね。

玉木氏:最初の数年は私が考えてやりましたけど、例えばこの前、色々ご批判いただいた、今年度予算に賛成するか反対するかというのを53人全員が集まって議論するわけですよ。色々賛成・反対が出るんだけど、その機会には私一言も発していませんからね。そこで決まったことを、全体の方針だと最終的に決めて、役員会でも承認して、正式に手続きを取ってやります。初期の頃は確かに、私が引っ張るしかなかったんだけど、今はむしろ党内議論で決めていく。私はよっぽどクリティカルな局面には言いますけど、これだけ話題になった予算案の賛否に関しても、基本的にはフロアに開いて、党内議論をして決めているんです。

多分、外から見えている国民民主党のイメージと、実際の意思決定(は違っていて)、うちはそもそも独占的に何かを決められるような仕組みになっていません。もちろん、代表がある程度の方針を示しますけど、まず役員会という合議体の中で、政府でいう内閣のようにちゃんと決めて、みんながオッケーしないと、代表や幹事長が言っても決まらない。それをさらに総務会にかけて承認を得ていく仕組みになっているので、独断で一人の人間が言いたからやる、という体制にはそもそもなっていないんですね。

MC田中記者:なるほど。そこは転換期ですね。

玉木氏:大事な時期であるのと同時に私が寄惧しているのが、ベンチャー企業もそうなんだけど、大衆で議論すると角が取れていくんですよ。 みんながオッケーだよということをしていくと、 商品の良さが丸くなります。万人が思いつく商品だったら万人に受けないんですよ。キレのある政策や方針が我々のような中規模政党には必要なわけです。自民党やかつての野党第一党、立憲民主党みたいに大衆で決めてゆっくり決めてっていうことだとダメなので。みんなで討議はするものの、他党にはない鋭さとか先進性とか、大事なことは意思決定のスピードです。そういうものを持っていて、ある程度大きくなっても維持できるかは今の代表である私の責任だと思っています。みんなを育てて物を言えるようにするんだけど、それが他党と同じようなことを言う人だったらいらないんですよ。 だから、トガった集団で合議して決めないとダメです。普通のことを言う人をたくさん集めて議論して決めましたと言っても、それは他でも決められるので国民民主党じゃないんですよ。

だから、みんなトガれとは言わんけれども、 常に一歩先二歩先のことを考えている集団であり続けないと陳腐化する。 だから、私は常に党内から怒られるぐらい常に先に先に行っています。最近だと予測市場はもうアメリカに大きな市場になってますけど、日本では法整備すらないんだけど、 そういうことをどんどんやれやれと言って、一部の議員をけしかけてやらすんだけど、そういう新しいトレンドは私が言う前にどんどん下から出してきて、もう勝手にやりますかというように湧き出てくるようにしないといけない。我々が作ってきたものに単にフリーライドみたいに乗っかっていくようになると組織は絶対大きくならない

だから初期のiPhoneを開発したスティーブ・ジョブズからティム・クックになってさらに変化していくように、変化するサービスを出し続けないとApple も大きくならなかった。これと同じように先進的な政策にも組織(のあり方)を出すようにしていかないと、国民民主党が国民民主党として大きくなることに成長の限界を必ず迎える。そこをどう突破できるかっていうことが大事なんで、若手には是非期待をしているんですけどね。

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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