
2025年度予算の審議において、高校授業料無償化の実現などの成果を上げた日本維新の会。今夏に予定されている参議院議員選挙(以下、参院選)に向けて、どのような戦略を描いているのでしょうか。3月17日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」に出演した日本維新の会政務調査会長・青柳仁士氏がその方針を語りました。
維新は参院選の目標として「与党過半数割れ」を掲げています。今回、維新が与党に要求して実現した高校授業料無償化などの政策は、従来の「政府の枠組み」では実現が難しかったものの、予算成立をめぐる政治的な駆け引きがあったからこそ前進したといいます。青柳氏は、このようなダイナミックな政治の変化を持続するためには、参議院でも同様の状況を作ることが必要だと強調しました。
野党勢力の拡大には、一人区の勝敗がカギを握ります。維新は野党乱立を避けるため、他の野党に予備選を提案していますが、実施のめどは立っていません。青柳氏は、野党がまとまって議席を獲得するには、従来の政党間による選挙区調整よりも予備選が適切だという考えを示しています。
従来の選挙区調整は「政治家を続けたいがための野合だと受け取られる側面もある」と指摘。予備選による一本化であれば、候補者選定のプロセスが可視化されることで有権者の納得感につながり、政権批判票の受け皿としての役割が強くなる利点があるとの考えを示します。
青柳氏自身も、過去に選挙区調整の結果、選挙の2週間前に選挙区の変更を余儀なくされた経験があり、「誰が決めたかわからない選挙区調整では候補者も不幸」と語ります。
参院選で与党過半数割れを達成した場合、国会運営はどうなるのでしょうか。青柳氏は、今回の衆議院での協議のように、キャスチングボートを握る政党同士の交渉スタイルが定着すると予測します。与党に権力が集中しないことで、野党支持層の意見も政策に反映されやすくなり、改革が進むメリットがあると語ります。

「与党過半割れによって改革を推進する国会をつくってほしいというのが民意ではないのか」と問いかけた上で、「各党にはこうした大上段の構えで検討してもらいたい」と予備選への参加を改めて呼びかけました。
動画ではこのほか、国民民主党との違い、大阪での維新の強さの根源についても語ってもらっています。
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