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2025年3月18日に公開された動画では、2025年3月ハイブリッド調査結果を発表!
毎月恒例の電話とネットのハイブリッドで行う最新調査結果をご紹介します。
ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、最新の政党・内閣支持率などの意識調査について語っていただきました。
【このトピックのポイント】

前回の調査は、石破総理とトランプ大統領の会談や通常国会が開会したタイミングでした。
野党第1党は、国民と立憲がほぼ並んでいて、国民民主党はネット調査を中心に勢いが保たれている状況。また、れいわ新選組が存在感がある一方で、日本維新の会は、若干遅れをとっていました。

前回から今回の調査までの1カ月間に起きた主なトピックは以下の通りです。
MC千葉佳織「石破首相の10万円商品券問題。これはかなり数字に影響するのではないのでしょうか?」
米重氏「内閣支持率には、非常に大きく影響したと見られます」
また、予算が衆議院を通過しましたが、高額療養費制度や年収103万円の壁問題など、世論の関心が高いテーマがありました。

最新の政党支持率の結果を見ていきましょう。
米重氏「国民民主党が引き続き、非常に勢いがあります」
ネット調査では、国民民主党が立憲民主党を上回って野党第1党になり、電話調査でも、3.7ポイント増と大きく上昇しました。
年齢層別で見ると、元々、国民民主党は、20代、30代から支持がありました。
今月の調査では、20~30代では各党を上回り、国民民主党が第1位に。
それに加えて、40~50代でも、自民党に並ぶと言っていい支持の割合を獲得しました。
一方で、60代以上では、立憲民主党が強いです。
MC千葉「40~50代は国民民主、60代は立憲とのことですが、この年代の違いは何が要因ですか?」
米重氏は、物価高対策をめぐっても、50代までのニーズと60代以上のニーズには結構違いがあると指摘します。
具体的には、60代以上で年金生活が始まる方は、物価高対策では「給付金が欲しい、生活の支援をしてほしい」というニーズが増えます。
一方、50代以下では、「手取りを増やす、所得を増やす、賃金を上昇させる」とのニーズが強くなる傾向があります。
実は年代ごとの政党支持率の違いは、年齢の違いだけではなく「明確に政策に対するニーズの違いが出てくる」と米重氏。「高齢の世代でも国民民主党がだんだん受け入れられてきているのは注目に値する現象」と述べました。

政党別で見ると、日本維新の会の支持率が少し下がりました。
教育無償化を政府与党と合意しましたが「特に高校無償化では、世論でも良かった悪かったという人が半々くらい。それを実現したからといって、有権者に強く響く材料にまではならなかった」と米重氏は分析しました。
また、れいわ新選組は、ネット調査では日本維新の会よりも高い支持率でした。
米重氏は「れいわ新選組の消費税の減税・廃止の政策が、今の物価高で一つの処方箋として有権者に受け入れられているということだと思う」と述べました。

続いて、内閣支持率を見ていきましょう。
米重氏「今月1番大きなトピックは、やはりこの内閣支持率が10ポイント下落したこと」
電話調査で10ポイント、ネットで7ポイント下がりました。
下落した要因について米重氏は、高額療養費制度と10万円商品券の2つが大きいと言及。
特に、高額療養費制度で石破総理が対応にブレが生じた問題で「結構多くの有権者、とりわけ高齢の有権者に対して、より自分事として響いた可能性が高い」と分析します。
一方で「『どちらかといえば支持』という人たちが、全年代、特に50代以上でかなりごそっと落ちた」と米重氏。その結果、70代以下の全ての年代で不支持が支持を上回る結果になりました。
米重氏「言い換えると、高齢なほど支持されるっていう傾向がもっと強まっちゃった」
また支持政党ごとで見ると「与党の支持層での石破内閣への支持率の減少が目立つ」と米重氏。自民党支持層は、前回は7割弱の支持があり、今回の調査では5割台半ばでした。公明党支持層では、前回の6割弱の支持から4割弱に下落。
要因は、自民党支持層は高額療養費制度の対応、公明党支持層は10万円商品券の問題が影響したと米重氏。「お金の問題が出た時に、公明党支持層は、わっと離れる傾向がクリアに見える」と語りました。

MC千葉「毎月の内閣支持率の動きをご覧いただきますと、本当に危機ですね……」
米重氏は「支持が30%。これが20%台になると危険水域なので、ほぼ危険水域にきている状況」語り、不支持が上昇したので、石破内閣が非常に不安定な状況に入りつつあると指摘しました。

今回の調査では、石破首相の進退についても調査しました。
Q.石破首相が自民党の新人議員に対し、10万円分の商品券を配っていたと報道されました。あなたは、石破首相が責任を取って辞任する必要があると思いますか?
米重氏「ポイントとしては、『辞任すべきだ』という人が、4割弱しかいないこと」
MC千葉「思ったより少ないなと感じました」
米重氏は、石破総理の代わりになる人が誰なのか、その人になったら政権を支持できるのかというと、有権者はそう思ってない状況があり、これが自民党の勢いがないことにも直結していると指摘します。
米重氏「もし石破総理に代わって、誰か新しい人が出て、その人がすごい国民にとって魅力的な選択肢だっていうなら、もしかしたらちょっと違う数字が出たのではないかな」

次に、次期参院選の比例投票先の結果を見ていきます。
ネット調査では、自民党の次に国民民主党が迫り、その後に立憲民主党という順番でした。
また、電話調査でも国民民主党は、大きく伸びています。
米重氏「総合してみると、自民党にちょっと勢いがなく、その分国民民主党にモメンタムがあるという結果になってると思います」

続いて、支持政党はない=無党派層の比例投票先を見ていきます。
これは、電話調査だけなので、ネット調査と比べて、相対的に高齢層のボリュームが増える傾向があります。
3月の調査では、1位は立憲、2位が国民民主党で、3位の自民党を上回りました。
米重氏は「比較的、高齢層を切り取ってみても、国民民主党に勢いがあるというのは、非常に注目すべき現象」だと述べました。
国民民主党の勢いは、このまま行くと参院選でも結構、現出する可能性があり、一方で、自民党は、想像以上に弱含みの状況があると指摘します。
米重氏「この夏は重要なターニングポイントになるかもしれないなと思います」
石破総理を支持するのは高齢者層のみに?年齢別・支持政党別で支持層を徹底分析!
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