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2024年12月7日に公開された動画ではゲストに日本維新の会の藤田文武衆院議員をお招きし、「共同代表に前原氏!維新新体制の人事どう見る?」というテーマについて語っていただきました。
藤田氏は新執行部メンバーをどう評価する?前原誠司氏の共同代表就任の狙いは?
【このトピックのポイント】
先日、日本維新の会新代表に吉村洋文氏が就任。それに伴い新執行部が発足しました。なかでも前原誠司氏の共同代表就任は非常に注目を集めています。
新執行部の顔ぶれについて藤田氏に話を伺いました。
吉村氏については、共同代表と幹事長として密にやり取りを交わしてきた2年間を振り返り「非常に決断力・突破力・発信力のある政治家」と評価し、「今の難局の維新の会をもう一度盛り上げていくには吉村さんの力をとにかく羽ばたかせることが一番重要」と語りました。
前原氏とは教育無償化を実現する会の合流以前から交流があり、合流に際して交渉担当だった藤田氏。前原氏について「人をよく見ている方」とし、経験・実力ともに申し分なしと評価しました。
幹事長に就任した岩谷良平氏は前副幹事長で、藤田氏によると「オールラウンドプレイヤーで政治センスが非常に鋭い」とのこと。自身の後任を務めるに際し「幹事長は業務が多い(中略)扇のかなめを担ってもらう役としてぜひ頑張ってほしい」とエールを送りました。
青柳仁士氏について藤田氏は「めちゃくちゃ優秀」「法案のこともよくわかるし討論も非常に強い」と絶賛。政調会長として適任な人材と評価しました。
阿部司氏については「包容力がある」とし、党の縁の下の力持ちである総務会長就任は適材適所であると言えそうです。
新三役についてはいずれも2期目で、期数の若さが指摘されることも予想されます。それに対し藤田氏は「私も(2期目で幹事長に就任して)同じことを言われた」と振り返り、「(期数は)まったく関係ない」とコメントしました。
藤田氏「新しい船出を一致結束してできる空気感を党内に作っていきたい」
教育無償化を実現する会が維新へ合流したのはわずか3か月前のことです。いわゆる「外様」である前原氏の共同代表就任に際して党内ではどのような議論があったのでしょうか。
藤田氏によると、前原氏自身は非常にざっくばらんで親しみやすい人柄とのこと。合流以前から新役員含め維新の若手とは良い交流が続いており、共同代表就任についても滑り出しは比較的順調に進むのではないかとの見方を示しました。
また、藤田氏は社歴が短くとも経験豊富な人材がトップに立つことは民間企業ならば珍しいことではないとし、「(外様であることが)マイナスになるかどうかはやってみないとわからない」とコメントしました。
12月3日には就任後初の代表質問に臨んだ前原氏。その様子について藤田氏は「僕は結構しっくりきました」とコメント。
過去の質疑の様子や、藤田氏自身が前原氏から討論についてアドバイスを受けたことなどを挙げ「僕らの党の政策を党を代表して戦ってくれるのは非常に心強い」と続けました。
代表質問の中で野党へ一致結束を呼びかけた前原氏ですが、これまでの経緯から国民民主党との関係については不安な部分が否めません。
藤田氏はその点について「信頼関係は刹那刹那だけを切り取るものではない」とし、執行部か今後どのような関係性を他党と構築していくかが重要との見方を示しました。
MC中山「大変だったこととか危なかったこととかありましたか?」
藤田氏「まあ、毎日そんな感じで」
藤田氏は民間から補欠選挙で政界に入り、当選から2年半で幹事長に就任。当時のことについて藤田氏は「国会の仕組みとかもあいまいな感じしか分かってない部分もあったし(中略)危なっかしいなと思われていたと思います」と振り返りました。
政治家としての経験が浅いからこそ、自分の強みを生かして実業家然として仕事に取り組んだと藤田氏。「政党を経営する」という考え方もその中で生まれました。
引き継ぎにあたって藤田氏は、幹事長にとって経営者的な目線を持つことは重要だと改めて感じたとのこと。岩谷氏も経営者出身であるため、その点については安心して任せられると感じているようです。
幹事長の仕事の範囲の広さについて問われると「党で起こる森羅万象は幹事長のせいなんですよ」と藤田氏。
議員の悩みや議員同士のトラブルをスルーせずに、最高責任者として引き受けることを自身のポリシーとして幹事長の仕事にあたってきたとのことです。
MC中山「引き受けすぎちゃうとかはないんですか?」
藤田氏「全部自分がやるんじゃなくて(中略)解決をお願いする、報告を受けるということをやったりしていましたね」
支払いの決済といった比較的軽めのものから、時間無制限の定例記者会見まで多岐にわたる業務を3年間こなし続けてきたことについて藤田氏は「政治家としての力量をあげさしてもらえたありがたい機会」と振り返りました。
若手で抜擢された新幹部へのアドバイスを求められると「アドバイスするのも僭越」としつつも、「役職で権限をもたせてもらってるだけなので偉いわけじゃないと思ってやってきた」と藤田氏。
自身の経験から「指示する」ではなく「お願いする」というスタンスで、人より率先して早く、たくさん働くことが重要だと語りました。
また、「ストレスをため込みすぎない」ことのほか、仕事をおもちゃのジェンガに例えて仕事を溜めると積み重なって崩れてしまうので「仕事を抱え込みすぎない」ことも大事だと締めくくりました。
前原氏の共同代表就任を前幹事長が語る!党内の本音やいかに?
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