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2024年7月26日に公開された動画のテーマは「橋下さんって怖いですか?」
ゲストに日本維新の会幹事長・藤田文武衆院議員をお迎えし、維新の会の設立者、橋下徹氏についてお話いただきました。SNSでのコメントは「維新のスピリッツの表れ」と真摯に受け止める藤田幹事長ですが、時折心の動きをのぞかせることも?
【このトピックのポイント】
藤田氏のプロフィールは以下の通りです。
現在、日本維新の会の幹事長を務める藤田氏は、学生時代から政治家と経営者を意識し始めたとのことです。留学後、ベンチャー企業の勤務を経て2010年に会社を設立。2012年に維新政治塾の1期生として入塾したのが、政治と維新の会に接点を持った始まりだそうです。
2017年衆院選に初チャレンジ、2019年の衆院補選で初当選、2期目で日本維新の会の幹事長に就任されました。
維新は大阪の改革を通じてシンパシーがあったことと、民間の感覚を大事にする「すごいまっすぐなエネルギーを感じて、共感した」とのことです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして藤田氏に回答していただきました。
「2番がいちばん嫌ですね……」とつぶやいていたのがフリになってしまった藤田氏。一瞬困った表情を浮かべながらも、笑顔でお話を始めました。
こうした質問の背景にあるのは、橋下氏がX(旧Twitter)で発言する、国政の維新の会への厳しい投稿です。こうした投稿がマスメディアに流れることも少なくありませんが、維新の会として、また藤田氏はどのように受け止めているのでしょう。
藤田文武氏「橋下さんは、維新の会の創業者で、スピリッツを体現してきた人。私も橋下さんに感化されて、維新の会の門を叩いた。実績やエネルギーの出し方は尊敬しているし、目指したい」
現在、政治の一線を退き、評論家として意見を語る橋下氏に対して、「自分の育てた組織を甘やかさずに、他党より厳しいことを維新の会に言ってくださる、フラットな方だなと」と真摯に受け止めています。
MC伊藤「名指しの発言は見たことがありませんが、自分に向けられたものと感じることはあるのでしょうか?」
藤田氏「いや、それは毎度毎度そうです……国政維新もっと頑張れ、今のままじゃダメだというご指摘なので、執行部の中でも馬場代表と幹事長の私に対してのメッセージかなと、受け止めています」
党で起こることは、実務的にはほとんど幹事長の決裁を通ることだと説明する藤田氏。
藤田氏「(橋下氏が)党の行く末を案じていることもそうですし、ありとあらゆる問題点の指摘は、私へのメッセージだと受け止めています」
藤田氏は、維新政治塾の1期生。橋下氏から実際に講義を受けたひとりです。
橋下氏との関係は、教えを受ける側から評論される側になりましたが、受ける指摘は一貫しているのでしょうか。
藤田氏「僕ね、正直なんか結構責められてる側なんですが……本とか全部読んでますね、基本。参考にもさせてもらっているし」
橋下氏は2015年の大阪都構想が潰えた段階で一線を退きました。他方、藤田氏が衆議院の支部長になったのが2016年の末。藤田氏は「一緒に何か党内で仕事をしたこともなく、人間関係をそこまで温める機会があったこともない」と振り返ります。
藤田氏「いちどお食事をご一緒しました。それと、先日はテレビの討論番組で初めて共演しまして……初めてで、いろんな人に『お前頑張れよ!』と心配のお言葉をいただき(笑)、厳しいご指摘や討論をさせていただいた感じです」
橋下氏の、常に理想に向けてエネルギーを最大化させる振る舞いは、一番の最大勢力である無党派層に対し、維新の会が何を価値として提供できるか「まっすぐにぶち当たれ」というメッセージになって維新の会に寄せられていると、藤田氏はまっすぐに受け止めつつ、維新の歴史を企業の成長ステージと重ねます。
藤田氏「創業時から私が入る前にも離合集散の時代があり、私が当選した時には衆議院議員が11名という、冬の時代でした」
藤田氏が幹事長になる直前の選挙では41名と4倍に増え、さらに去年の統一地方選挙で地方議員も倍になりました。
藤田氏「急拡大している時に、まっすぐなエネルギーと、中をしっかり固めていく『大人のマネジメント』の両方が求められるステージに来ています。重責を担う中で、ある種のスキルが求められるなと感じます」
MC伊藤「橋下さん(と維新の関係)なら直接苦言を呈することもできるのに、敢えてSNSを通すには違う意味合いがあるのでしょうか?メッセージの使い分けは?」
藤田氏は「私にはわからない」としながら、設立時からある維新の会の価値観を次のように説明します。
藤田氏「維新の会はオープンに議論をしようとする思想。橋下さんがいいことも悪いことも直球で批判してくれるのは健全だと思って受け止めている。共感することもあるし、その通りだなと思いながら実現できないこともある。そこは私とは意見が違うなということもある」
メールのやり取りができないわけではないが、なんでもオープンに語り合い、個々の意見をあらわにするのが維新の価値観なのだそうです。
藤田氏「維新スピリッツを作り、体現してきた創業者の思いに、思いを馳せることは悪いことじゃないと思っています」
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