
2026年2月4日に公開された「選挙ドットコムちゃんねる」では、自由民主党・高市早苗総裁にインタビューを実施。選挙ドットコム編集部の鈴木邦和と伊藤由佳莉が物価高対策や高市総裁のキャリアについて伺いました。

選挙ドットコム編集部・鈴木邦和編集長(以下、MC鈴木): 有権者の非常に関心の高いテーマとして物価高対策があります。物価高によって子育て世帯の家計が厳しいといった声も多く聞かれています。そのことについてこれまで実施してきた対策や今後取り組む政策についてお聞かせいただけますか?
自民党・高市早苗総裁(以下、高市総裁): 子育て世帯は物価高の影響を非常に強く受けられる方々ですね。ここに限って言えば0歳から高校生年代までの子ども1人当たり2万円を「子育て応援手当」として支給を開始しました。ほとんどの自治体で年度内、つまり3月末までに支給が行われる予定です。これは昨年の内に決定したことですね。
今年の4月からはいわゆる高校無償化、給食費の無償化、これも確実にスタートされます。また、子育て支援として「こども誰でも通園制度」を本格的に実施したいと考えています。さらに、標準的な出産費用の自己負担の無償化を実現し、妊娠や出産に伴う経済的な負担を軽減したいと考えています。その法律案を総選挙後の国会に提出する予定です。
それから、総裁選挙で訴えてきたことなのですが、育児や子どもの不登校、介護などで離職される方を減らしたい。そのためにベビーシッターや家事支援サービスを利用しやすくなる支援策を絶対に作りたいと思っています。
MC鈴木:高市さんに1つの政策をお伺いすると5も10も政策の弾が出てくるので、私も非常に気迫を感じます。この政策への意気込みというのは、高市さんが一番大事にしているところなんでしょうか。
高市総裁:そうですね。声を聞いているし、自分でも色々な経験をしていますから。介護も経験しているし、友人が子育てで、お子さんが学校に行けなくなって一生懸命頑張っていた仕事をやめたり。私は経済的な理由で子どもを持つことを諦めたり、自分のキャリアを諦めたりする方を減らしたいと思っています。
MC鈴木:ありがとうございます。もう1つ物価高についてお伺いします。いよいよ春闘が始まります。やはり物価高に対してはそれを上回る賃上げができると一番いいと思うのですが、その点について総理のお考えをお聞かせください。
高市総裁: 賃上げについては、30年以上ぶりに5%を超える高水準の賃上げを実現していただいています。この流れを確かなものとして定着させたい。物価上昇を上回る賃上げにつなげていきたいと思っています。

私の内閣では、この賃上げを「事業者に丸投げしない」ということを方針として打ち出してます。丸投げせずに継続的に賃上げできる環境を作るのが政府の仕事だと思ってます。この方針については経営者の皆様にも歓迎していただいています。
先日行われた労使会談では経団連の筒井義信会長から「賃上げ引き上げの力強いモメンタムをさらに定着させるべく、社会的責務として先導役を果たす」という力強いメッセージが発せられています。これまでは政府が賃上げというと「賃上げするのは政府ではなく事業者だ」と去年あたりは色々なところで怒られました。
でも「丸投げしません、賃上げできる環境を作ります」と言って、経団連からも「社会的責務」とまで言ってくださったのは初めてだと思います。
政府としても中小企業、小規模事業者の方々も賃上げできるように生産性向上支援や取引の適正化を強力に後押しします。
それで、去年の内にガソリンや軽油の値下げも法改正を待たずに実現をいたしました。今年に入ってから電気代・ガス代も安くなっているとのことで、この物価高対策をしっかり行うとともに賃上げしやすい環境を作るということで、おそらく物価高を上回る賃上げは実現できるのではないかと考えています。

選挙ドットコム編集部・伊藤由佳莉副編集長(以下、MC伊藤): 私からはぜひ、日本初の女性総理としてのお話を伺えればと思います。高市総理はいわゆる「地盤・看板・鞄」と呼ばれるものがなく、叩き上げの国会議員としてこれまで歩んでこられました。
何より日本初の女性総理として、「ガラスの天井」と言われるものも打ち破られたわけですが、これまでのキャリアも含めて何かご苦労された点や、大変だった点をお聞かせいただいてもいいでしょうか?
高市総裁: うちは普通の共働き家庭でした。母も働いてたんですね。今は亡き母ですけれども、働く女性の先輩として、私が社会に出る時に「女性であることに甘えず、女性であることを捨てず、真っ赤なバラのようであれ」という言葉を送ってくれたんです。
その時は意味が分からなかったんですが、「女性らしさ」を捨てずに、でも「女性だから」って甘えちゃダメだってこと。それから割と、母もそうだったんですが、女性って割と真っ直ぐなとこありますよね。こうだと思ったら、割と忖度せずにピシッと言うべきことを言う。それでうちの母は職場でよくトラブっていたようなんですけれどもね。
「間違ってると思ったことがあったら、チクッとバラの棘のようなもので刺すような時があってもいい」という意味だったんでしょうね。
それで、初めて選挙に出る頃は大変でした。まだ女性の国会議員は奈良県にはいなかったし、今でも私しかいません。初当選32歳ですから、「小娘が国会に行って何ができんねん」って言われて。いや、別に32歳とか小娘違うと思うんですけども、でも「女が国会行って何ができんねん」とか、散々言われていたんです。そういう時代やったんです。
それから選挙に出たら「誰々の愛人や」とかわけのわからん怪文書やデマ流されました。私も傷つくけれども、それ以上に親が可哀想でね。それを親も見るわけだから。「ああ、親不孝しとるな」って。そういう時はちょっと辛かったんです。
でも、まあいいかと思いながらやっていました。それで、初入閣した時に、ちょっとだけ悔しかったのは、同僚の男性の政治家から「どうせ女性枠だろ」と言われたことです。なんか一生懸命その分野で勉強もしてきたし、それなりに仕事してきたと思ったんだけど「女性枠か」と思って。ま、その時はちょっと悔しかったです。でも「絶対結果出したろう、仕事で結果出したろう」と思ってやってきました。
今は女性初の総理大臣ということなんですけど、総理大臣にはいつかなったろうと目指してたんですが、「初の女性総理大臣」を目指してたわけでもなく、たまたまです。それでもいわゆるガラスの天井を一つ破ったと言ってくれる方もいらして。それで女性が勇気づけられたって、そういう言葉を聞くとむちゃくちゃ嬉しくなる。改めて嬉しいなと思います。
でもちょっと注意せなあかんのは「ガラスの崖」というのがあるということです。組織の危機、いわゆる失敗しやすい状況では女性がリーダーのポジションにつきやすいっていう現象で、実際に失敗したら「やっぱり女性はリーダーに向いてない」っていう偏見につながるという、そういう言葉もあるそうで。そういう言葉を一掃すべく、日本の今と未来のために、私は結果を出してやりたいと思っています。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!
選挙ドットコムちゃんねる、ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!
【有権者の心に響く第一印象を。選挙ドットコムで、あなたの情報を掲載しませんか?】
選挙ドットコムの政治家情報ページには、顔写真やSNSアカウントへのリンクなどを完全無料で掲載いただけます。
有権者の皆さまにとって、こうした情報は候補者一人ひとりを知るための大切な第一歩になります。
ぜひ、あなたのページを充実させて、有権者の皆さまとの距離をぐっと縮めてみませんか?
情報掲載をご希望の際は、こちらのフォームよりお送りください。皆さまからの情報をお待ちしております!
※申請は「政治家・候補者本人」または「政治家・候補者本人から承諾を得ている方」に限ります。承諾がない場合は掲載できませんこと、予めご了承ください。
この記事をシェアする
選挙ドットコムの最新記事をお届けします