
2026年2月1日に公開された「選挙ドットコムちゃんねる」では、日本共産党の田村智子委員長にインタビューを実施。選挙ドットコム編集部の伊藤由佳莉が1月27日公示・2月8日投開票の衆院選に向けて政党の戦略などを伺いました。共産党の存在意義とは?今後の支持拡大のビジョンとは?

日本共産党・田村智子委員長(以下、田村委員長):自民党の政治に、本当に多くの政党が飲み込まれていると思います。先日演説を行った愛媛には伊方原発があって、市民の皆さんたちがずっと反対運動をやってこられた。今回、この選挙では残念ながら立憲民主党という選択肢がなくなってしまった。中道改革連合は原発を容認する立場になっています。
「原発再稼働反対、なくせ」と運動してきた方々が「じゃあどこに託したらいいの?」となったときに「日本共産党がここにいるでしょう」ということを訴える。そういうことをそれぞれの地域の要求に応えながら、力を入れて訴えています。
選挙ドットコム編集部・伊藤由佳莉(以下、MC伊藤):そういう意味では、勢力がある意味まとまったがゆえに、共産党としては主張しやすくなったという面もあったりするんでしょうか。
田村委員長:政党の配置は、大変「見晴らしが良くなっている」というように思いますね。
特に、今回の選挙において高市政権というのは「白紙委任状を自分によこせ」と言わんばかりですよね。まともな政策論から全部逃げたわけですから。
それで進めようとしていることは、軍事費は3年間ですでに2倍になっているのに「まだまだ増やしますよ」と。アメリカのトランプ大統領が何を言おうとも一言も批判しない。
第一声で高市さんは国旗損壊罪について言及しました。それは思想信条にも関わることです。なんて言うんでしょう……「軍事国家づくり」「戦争国家づくり」という方向に行こうとする時に、多くの勢力が立ち向かわないんですもの。
みんな飲み込まれている。その時に、「この選挙で日本共産党が今伸びずしてどうするか」という思いで訴え抜いているところです。

MC伊藤:今、経済政策に注目が集まりがちですが、共産党さんとしては「ジェンダー平等」というお話もされています。実際、今回の立候補者の中でも女性の割合が約4割で、176人の中で67人が女性です。やはりそのあたりは党としても訴えていきたいということでしょうか。
田村委員長:そうですね。今回、急な選挙だったので……。前回の選挙は5割を超えていたんですよ。今回はあまりに急で候補者を立てきれなかったのですが、ジェンダー平等というのはもう世界の流れですし、日本の中でも「人権尊重」と言った時の基本になるものだと思います。
MC伊藤:はい。
田村委員長:選択的夫婦別姓や同性婚は、本当にたくさんの人たちが実現・法制化を求めていて、裁判で戦っている人たちもいます。それに対して、政治が妨害してどうするんだと思います。
誰が誰と結婚するのか、結婚してどういう名前になるのか、どういう家族を作るのか、あるいは結婚しないという生き方もある。それはまさに一人ひとりが決めることであって、「どんな人生も応援しますよ」というのが私は政治の役割だと思います。この点についてもブレずに「ジェンダー平等・個人の尊厳」を貫きます。
MC伊藤:ありがとうございます。最後に選挙戦略のお話もぜひお伺いしたいと思っています。
先ほど「急転直下の解散だった」というお話もありましたが、実際の擁立人数からしてみると、176人というのは国政政党で見ると4番目に多い規模ではあると思います。ただ、目標に掲げられている比例票450万票に対し、2024年の衆院選、また2025年の参院選を見ると、基礎票数としては目減りをされています。

田村委員長:そうです。かなり落としてきてしまいました。
MC伊藤:前回は336万票というところまで落ち込んでしまっている。このあたりは、共産党さんも総括として「自力の後退」というところに非常に課題意識を持っていらっしゃると思います。いかに自力を取り戻すのか。
また、志位和夫議長が現職の議員としては引退され、不破哲三元議長という、思想的・精神的支柱ともおっしゃられていた方が逝去されました。共産党としての節目の時期を迎えていらっしゃると思うのですが、ブレない政策のための継承や支持拡大について、委員長はどのようなビジョンを描いていらっしゃいますか。
田村委員長:先ほど言った「自民党政治の歪みを正す」というのは、一貫してまさに受け継いできているものです。今の政治情勢のもとでは、いよいよ私たちが貫いてきた立場が光る時だと思っています。他の党が自民党政治に飲み込まれている時ですから。
私も日本共産党のリーダーとして、自分自身もっともっと成長していかなければならないと思ってますが、先輩たちに支えられながらも頑張って、共産党を伸ばしていきたいと思っています。
MC伊藤:はい。
田村委員長:今、私たちが若い皆さんのところに支持を広げていく上で、一つの大きな課題となっているのが「共産党という党名が掲げる未来社会」なんですよ。 私たちは「人類社会は資本主義で終わりではない」と考えています。そこを乗り越えた社会主義・共産主義の社会を目指していくから「共産党」と名乗っています。
それがどういう社会なのか、資本主義の矛盾とは何なのか。 これを昨年あたりから「資本論」やマルクスについて、志位議長を中心に発信を行っています。選挙ドットコムさんでも志位議長と鈴木さんの対談をやらせていただきましたけど、むちゃくちゃいい番組で、共産党の支持者じゃないところからも「なるほど、搾取の仕組みが分かった」と反響がありました。
今この資本主義社会の中で、なぜ働いても働いても豊かになれないのか。なぜ将来の不安を抱えなければならないのか。それは「搾取されているからだ」と。働いた分をまともに受け取れず絞り取られているのは、お金だけではなくて「時間」そのものです。
これを若い人に向けて分かりやすく、志位さんが次々と理論解明に取り組んでいます。本を書いて、世界的にも有名なマルクス研究者のマルチェロ・ムストさんとの対談も実現しました。今ね、ものすごい力を発揮してるんですよ。
ですから、議員のバッジを外した分、そちらでも活動いただいて、「日本共産党の『共産党』という名前がかっこいい」「資本主義を乗り越えるところがかっこいい」「搾取と戦うのがかっこいい」という政党として、この総選挙だけでなく、総選挙後も光り輝けるように頑張ります。
MC伊藤:ありがとうございます。支持層以外への訴え方については、街頭はもちろん、SNSも使って取り組んでいくというイメージでしょうか。
田村委員長:はい、そうですね。選挙ドットコムさんの志位さんとの対談も、ぜひ皆さんに見ていただきたいと思います。ものすごくいい番組ですのでね。
この詳細は、ぜひ動画本編でご確認ください!
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