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最新・政党データ分析で判明した「保守優位」と「二極化」!選挙ドットコム・鈴木が衆院選を占う先行指標を解説

2026/1/24

選挙ドットコム編集部

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1月22日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」では、選挙ドットコム編集長の鈴木邦和が選挙ドットコムによる独自のYouTube動画に関する最新調査結果から各党の支持動向を解説。高市総理や自民党の関連動画の内容が圧倒的ポジティブになっている一方、対する野党第一党の立憲民主党などはネガティブ一色の苦境に。ネット選挙では保守優位のアルゴリズムに対抗する岩盤支持層の構築が重要になりつつある!?選挙芸人の山本期日前氏が聞き出します。

YouTube分析が示すポジティブとネガティブの二極化

MC山本期日前(以下、MC期日前):こちらがYouTube政党別関連動画の再生数とポジネガ分析です。過去にも参院選の時の傾向とか色々教えてもらいましたが、最近もまたデータ取られたと。

選挙ドットコム編集長 鈴木邦和(以下、鈴木):そうですね。このデータは1月12日~18日に集計をした結果になります。選挙ドットコムのデータの特徴として、例えばマスメディアもYouTube分析をやってるんですが、基本的には政党と候補者が発信しているYouTube動画だけを分析対象にしてるんですよね。 ただ、我々の分析では選挙期間において政党や候補者が発信してる動画は全体の再生数の中で1割以下という状況。実際には切り抜き動画やメディアが作っている動画など、政党でも候補者でもない第三者が作ってる動画の方が圧倒的に影響力が大きいんですよ。 なので、そこも含めて分析対象にしないと YouTube全体の状況がどうなってるかが見えないんですね。選挙ドットコムのツールはそれも含めて政治系の切り抜きチャンネルとかも含めて対象にしているので、より今のYouTubeの実態に近い姿が見えるというのが前提にあります。

その上で、今回分析したのは、政党に関連している動画です。例えば自民党であれば、自民党本体が上げている公式動画もあれば、自民党について言及しているマスメディアの動画、あるいは切り抜き動画など、全部含めて自民党の関連動画を集計しました。その再生数が、右側のグラフ(下の画像)になります。

MC期日前:応援チャンネルも含めれば、例えば保守系もリベラル系も、アンチ的なチャンネルも含まれるし、選挙ドットコムちゃんねる、またそれを切り抜いたものも含まれているということですよね。

鈴木:含まれていますね。これを集計した結果、やはり自民党が圧倒的なんですよ。

MC期日前:量がすごい。

鈴木:量が圧倒的なのですが、その中身が重要なんです。動画を集計した上で、一つ一つの動画が自民党にとってポジティブな内容なのかネガティブな内容なのかを判定しています。そうしないと、これだけ再生回数が回っていても、ネガティブ動画ばかりだったら逆に評価が下がってしまうので。どういう動画かというのを、タイトルの内容からAIにポジネガを判定させて集計したのがこのグラフなんですね。

MC期日前:うん。

鈴木:これを見ていただくと、自民党は今、圧倒的にポジティブ動画が多いんですよ。

MC期日前:うわ、これマジで石破さんの時と真逆じゃないですか。

鈴木:そう、石破内閣の時は、我々のポジネガ判定だとポジティブが3%、ネガティブが80%を超えていました。今は完全にそれが逆転しているんですよ。

MC期日前: しかも、もともと「高市早苗総理の人気で自民党の支持率が上がっている」という側面はありましたが、自民党という政党自体への評価もポジティブになっているんですね。

鈴木: 実は去年の秋、まだ高市総理になってすぐの頃は、自民党に対するポジネガはまだネガティブの方が多いくらいだったんですよ。それが時間を追うごとに自民党のポジティブな割合が増えてきて、今、高市総理の人気と自民党がほぼ完全に並んでいる状態です。高市総理の人気に自民党が追いついてきている。

MC期日前:基本的には無党派層がネット上の情報から影響を受けやすいという状況を考えると、自民党はこの傾向から見て、選挙の終盤にかけてものすごく有利になってくる可能性が高いですね。

鈴木: そういうことですね。これが結局、支持率の先行指標になるんですよ。これだけポジティブな動画が再生されていると、それを見た有権者の方々が、自民党に対する見方をポジティブなものにアップデートしていく。それが最終的に支持や投票行動に結びついていくので、この再生数のボリュームとネガポジの割合というのは、無党派層の動向を見る上で重要なデータだと我々は見ています。

立憲民主党の苦境と新党への期待値は?

鈴木: 今非常に厳しい状況なのが、やっぱりこの立憲民主党ですね。

MC期日前:え、ちょっと待ってください。これ、もうほぼポジティブな色(グラフの青色)が見えないじゃないですか。

鈴木:はい、そうなんですよ。

MC期日前:母数の少ない社民党のデータを見ているかのような、そんな感じですよね。

鈴木:前回の参院選の時は、自民党よりも少しだけポジティブな反応があったんですよ、まだ立憲というのは。ただ今回は、本当にもう完全にネガティブ一色になっていて。 これが新党の「中道改革連合」になったとしても、基本的にはネガティブなものが多いという状況です。

MC期日前:立憲単体と比べれば、中道改革連合の方がまだポジティブな動画が多いっていう結果ですよね。

鈴木:これは公明党の影響です。下のグラフを見ていただくと分かる通り、公明党はまだポジティブ(な反応)があるんですよ。

MC期日前:ああ、なるほど。公明党のポジティブな部分というのは、公式のサブチャンネルだったり、学会や(公明党SNSサポーターの)RICEなど熱心な支持者の方々がポジティブな発信をされていたり。あと、いさ(進一)さんの動画なども含めて、そういったところがポジティブな割合を増やしているっていうことですね。

鈴木:そうですね、そういうことです。なので、そこのポジティブな層と、あと中立が増えていて、それは中道改革連合がいまマスメディアで非常に多く報道されているからなんですね。

MC期日前:「そもそも中道改革連合ってどういう政党なの?」という説明動画とか、ニュースとして毎日「誰が入った、入らない」とか綱領についての動画が増えたことで、今は中立の割合が増えていると。

鈴木:そうです。

ネット戦略でも岩盤支持層の構築が重要に

鈴木:今、YouTubeの空間全体が、非常に政治的に熱心な方々とアルゴリズムにある意味で支配されているんですよ。どういうことかと言うと、政治系の動画や選挙系の動画をたくさん見られる方々が、YouTube上に少なくとも100万人以上はいらっしゃるだろうと我々は計測しています。ただ、その方々が応援しているのは、どちらかと言うと保守的な政党や政治的主張なんですね。そういう方々が動画を見ることによって、例えば高市総理に関連する動画が10万とか20万再生されると、それ以外の数千万人のYouTubeユーザーに対して「おすすめ」として表示されるようになる。こういう構造なので、今は政治的に熱烈な方々がYouTube全体の世論にすごく影響を与えているんです。

そして、その方々にはリベラル派が少なくて、どちらかと言うと保守の方々が多い。だから、YouTube上での全体傾向もそうなっています。実は今回の分析でも、ほとんど保守政党がポジティブな「青」で、リベラル政党がネガティブな「赤」になっているのはそのためなんです。

MC期日前:なるほど。やはり岩盤支持層がいかに重要かということですね。今のネット上の選挙を戦う上で、熱烈な支持者を抱えているというのはめちゃくちゃ大事なポイントなわけですね。

これ、リベラルサイドも例えば熱心に活動を手伝われている方、普段デモ活動などをされている方が、その時間をYouTubeの視聴に当てたりすると、状況が反転してくる可能性も…。

鈴木:その通りです。まさにそれがポイントで、例えば公明党がこの状況の中でも可能性があるのは、やはり公明党の支持者の方々が非常に熱心だから。その熱量がYouTube上にも出てきているわけですよね。サブチャンネルができたことによって、数十万人単位の支持者が出てきているので、まだそこに救いがあるというか。だから、もしリベラル勢力がここから反転しようと思ったら、熱心な支持者の方々がYouTubeをたくさん見て、そこでアルゴリズムに乗せる。そして一般的な人々にその動画をお勧めされるという構図を作らないと、なかなか今の保守優位の状況に対して対抗できない。そういう局面だと思います。

動画本編はこちら!

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2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

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