選挙ドットコムが2025年6月1日投開票の和歌山県知事選挙に合わせて紀伊民報と共同で実施した「和歌山県知事選挙2025投票マッチング」は、オープンした5月16日から1日までの17日間に2000回を超えるご利用をいただきました。このコラムでは、投票マッチングの最終集計結果を発表します!今回の知事選で関心が寄せられた政策とその賛否は?
岸本周平知事の死去に伴う、今回の和歌山県知事選挙には2人が立候補し、無所属新人の宮崎泉氏が25万票超えを獲得し、日本共産党新人の松坂美知子氏に大差をつけて初当選を果たしました。
得票数は以下の通りです。
投票率は39.86%で、前回と同じでした。
まず、今回の投票マッチングの利用者層を紹介します。
年代別にみると、多い順に「30代」が27.0%、「18歳~29歳」が23.2%、「40代」が20.1%でした。
支持政党は「支持する政党はない」が最多で65.6%を占めました。
男女別では、男性が54.7%、女性が36.0%、「回答しない」が8.8%、その他0.6%でした。
投票意向をみると「必ず投票にいっている」69.4%、「たまに投票にいく」18.5%、「投票に行っていない」12.1%の順でした。
今回の投票マッチングは若年層の「無党派層」に多く利用していただきました。
回答者のうち和歌山県在住の18歳以上の「有権者」の利用割合は88.7%でした。有権者に絞った際の関心が高い政策やマッチング率が高かった候補を見ていきましょう。
まず、投票マッチングでは、利用者にとって重要度が高い質問項目を3つ選択してもらっています。その上位の結果は以下の通りになりました。
- 「高齢者福祉の充実と若者世代への投資はどちらも大切ですが、限られた財源の中で、若者世代への投資を優先するという考えをどう思いますか?」46.3%
- 「物価高騰で暮らしが厳しい中、消費税を減税することをどう思いますか?」41.6%
- 「人口維持を目指す政策より、ある程度の人口減少を前提としたまちづくりを進める考えをどう思いますか?」34.7%
- 「南海トラフ地震対策などで県独自の財源を今以上に投じて防災力強化を進めることをどう思いますか?」31.4%
- 「農業の担い手不足対策の一つとして、農業とさまざまな仕事を組み合わせた半農半X支援に力を入れるべきだと思いますか?」24.7%
- 「人手不足解消に向けて、外国人労働者をより積極的に受け入れることをどう思いますか?」18.4%
男女別にみると、重視する上位6項目と順序はほぼ一致していました。
利用者とのマッチング率をみると、当選した宮崎氏が80.3%、松坂氏は19.7%でした。
最後に、関心が高かった政策に関する利用者と候補者の賛否を紹介します。
「高齢者福祉の充実と若者世代への投資はどちらも大切ですが、限られた財源の中で、若者世代への投資を優先するという考えをどう思いますか?」は松坂氏と宮崎氏ともに「どちらともいえない」を選択。しかし、有権者の回答状況は、「賛成」が52.3%、「やや賛成」は27.3%、「どちらともいえない」は12.7%、「やや反対」は5.3%、「反対」は2.2%、「わからない」は0.2%で、賛成(「賛成」と「やや賛成」を合わせて)の意見が約8割を占めました。
各候補の意見は以下の通りでした。
以上が、和歌山県知事選挙2025投票マッチングの結果でした。
投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、当選後に新たなリーダーが政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。
今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの和歌山県政をみると新しい発見があるかもしれません。
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