2025年2月17日公開の「選挙ドットコムちゃんねる」は、選挙プランナーの松田馨氏とMC山本期日前が今夏の参院選の展望を国政政党別に解説。このコラムでは昨年の衆院選以降、存在感が増している立憲民主党と国民民主党による野党第一党争いについて解きほぐしています。

立憲民主党は、前回（2022年参院選）と前々回（2019年参院選）で17議席ずつ獲得しています。今回も神奈川・東京で複数候補を擁立し、議席増をうかがっています。

松田氏は同党について横ばいか微増と予想。比例票では他の野党を上回りそうな勢いはあるものの、選挙区の特に一人区では国民民主党との候補者調整が進まず、競り合いになる選挙区もある可能性が高いとみています。また、都市部での複数議席獲得も過去の選挙結果からみると、容易い道ではないという見方を示します。

松田氏「構図が一番影響があるので（中略）野党第1党としての立ち位置を明確にした上で、ある程度候補者調整をして自公候補と立憲候補の一騎打ちになれば立憲が勝つ可能性がある選挙区も複数あるが、調整がなかなかつかないということになると野党第1党でいけるはずが結構負けちゃうこともあり得る」

一方、 国民民主党は2019年参院選で6議席、前回参院選で選挙区2議席と比例代表3議席の計5議席を獲得しました。MC期日前は衆院選以降の政党支持率や各地の地方選挙で同党の勢いがあることから「3議席の選挙区で結構チャンスがあるんじゃないか」と水を向けます。松田氏も「都市部で現役世代が多いところは議席が獲得できる可能性は十分ある」と応じ、東京・埼玉・神奈川・千葉・大阪・愛知・福岡での勝負が分岐点となりそうだとの見方を示しました。

2025年参院選では、立憲民主党と国民民主党の比例争いが注目されます。 国民民主が躍進すれば、野党再編の議論が再燃し、野党勢力図に変化が生じる可能性があります。特に、都市部（東京・神奈川・大阪・愛知・福岡）での競争が激化する見込み で、選挙結果次第では政界全体の力関係にも影響しそうです。

今後の情勢変化を注視しつつ、各党の選挙戦略がどのように展開されるのか、引き続き目が離せません。

動画本編はこちら！

動画ではこのほか、政権与党への逆風は参院選でも続くのか、れいわ新選組や参政党、日本保守党などの新興政党の情勢など全ての国政政党について語っています！

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