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2024年10月27日に投開票となる衆議院議員選挙に向けて、各党のキーパーソンに視聴者の皆様からの質問にお答えいただく生放送を企画しました。（編集部注：この企画は選挙ドットコムが公職選挙法上の国政政党10政党に出演を依頼し、調整がついた政党から出演いただいているものです）
10月16日には社会民主党・党首で参議院議員の福島みずほ氏をお招きし、社民党の政策や他党との違い、衆院選に向けた意気込みについて語っていただきました。
【このトピックのポイント】
福島氏「それはやっぱり戦争をさせない、憲法9条を生かしていくっていうことですね」
福島氏は自身が土井たか子氏に誘われて立候補を決意した時のことに言及。「憲法9条が変えられたら困るという思いがあった」と振り返り、戦争や平和に対する強い思いが自身の原点であり、社民党との共通項であると語りました。
立憲民主党の代表選挙が行われ、野田佳彦氏が代表に就任しました。安全保障に対する考え方の違いなどから、共産党との共闘関係については溝が広がりつつあります。
立憲民主党の代表交代と野党共闘について社民党はどのように考えているのでしょうか。
福島氏は、これまで社民党が立憲民主党や共産党、れいわ新選組と協力して選挙に取り組んできた経緯に触れつつ「一番変えたいのは自民党政治」とコメント。そのために「手をつなげるところとはやっていく」と、野党共闘に前向きな姿勢を見せました。
福島氏「社民党はそういう意味では市民と野党の共闘の鑑みたいな政党だと思います」
選挙期間中のスケジュールについて、福島氏は東京・千葉・神奈川・大阪のほか、九州の9県すべてを回る予定とのこと。社民党は今回、比例代表の九州ブロックで1議席獲得を目標に掲げていることからこのようなスケジュールになっているようです。
福島氏「回っていると、私欲深くて2（議席）欲しいとか思っちゃいますね」
今回の衆院選で、社民党は第一声となる街頭演説を沖縄県で行いました。
その理由について福島氏は「沖縄2区の現職の議席を死守したい」と説明。さらに、米軍基地や子供の貧困といった沖縄にある政治的問題に言及しつつ「戦争をさせない、そして平和が大事という社民党の意味を象徴する意味で沖縄でやりました」とコメントしました。
福島氏「それがすっごい大雨で雷ゴロゴロ。雷雲のなかでやったんですよ」
MC山本期日前「ほかのエリアで第一声されている方は快晴みたいな感じだったと思うんですけど」
MC山本が沖縄2区で社民党が強い理由を問うと、福島氏は普天間基地・嘉手納基地の存在に言及。「矛盾もあるし、みんなの思いもあるし、平和の思いもあるし、頑張らなくちゃってそういう部分だと思います」とコメントしました。
過去には社民党の一部の国会議員や地方組織が立憲民主党に合流するといったことがありました。
今後の合流の可能性についてMC山本が突っ込むと、福島氏は「ありません！」と笑顔で明言。
その理由として、社民党の社会民主主義的な考え方や、脱原発・平和運動・労働運動などにおいて現場である地域と密接にかかわりながら取り組んできた点においてオンリーワンの存在であると説明しました。
福島氏「他党と手をつなぐことはあっても党としては残らないといけない」
積極財政について問われると、福島氏は「自民党の軍拡・大増税もある意味積極財政」とコメント。税金をどこに投じるかが重要であるとした上で「教育・福祉・介護・年金といったケアを中心とした社会の部分」と語りました。
選挙の折には福島氏が社民党初代党首で元首相の村山富市氏の自宅を訪問するシーンがたびたびテレビでも報道されています。
今回の衆院選では今のところ訪問の予定はないとのことですが、訪問の際には「頑張れっていつも言われます」と福島氏。
福島氏が初当選した1998年にはすでに国会議員として活躍していた村山氏、そして土井氏は福島氏にとって親のような存在だったようで、「村山富市さんは政治のパパ、土井たか子さんは政治のママなんですよ」と語りました。
日本共産党との違いについて問われると、福島氏は「政策はとても近いところはある」とコメント。
一方で代表選挙においては、ほかの政党と大きな違いがあると語ります。
たとえば、自民党総裁選では国会議員と党員で一票の重さが異なります。しかし、社民党の党首選挙は国会議員、一般党員、協力党員、党首である福島氏もすべて同じ一票を投じるとのことです。
福島氏「社民党は党員が主人公でボトムアップなんですよ」「それは社民党のすごくいいところだと思います」
MC山本「それはすごく（票の）入れ甲斐がありますね」
福島氏「頑固に平和、暮らしが一番、税金は暮らしに。社民党の議席が増えるともっといい社会になります！」「社民党の発言力、発信力、行動力もっともっと増えるように、よろしくおねがいしま～す」
社民党と立憲民主党・共産党との違いは？どうなる野党共闘！合流の可能性は？
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