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2024年9月3日に公開された動画ではゲストに立憲民主党・吉田晴美衆院議員をお招きし、立憲民主党の代表選に立候補を決意した理由について語っていただきました。
1期生&女性議員である吉田氏が立候補を決めたそのワケとは?!
【このトピックのポイント】
吉田氏のプロフィールは以下の通りです。
吉田氏は、1972年生まれで山形県出身です。
証券会社で経営コンサルタントとして民間企業で活躍していた吉田氏。
母親が脳梗塞になった時に、高額医療費制度を知ったのが、政治の道に進んだきっかけだったと振り返ります。
2011年に民主党の公募から、千葉県議会議員選挙に立候補するも、落選。
その後、2012年に、小川敏夫法務大臣の政務秘書官を経験し、2021年に衆議院議員選挙(東京8区)で初当選を果たしました。
MC伊藤由佳莉「立憲民主党の代表選に出馬の意欲を示されていますが、立候補する決意に至った理由を教えていただけますか?」
吉田氏「覚悟ができたのは、地元の皆さまからの声や衆議院議員1期生の仲間の声が背中を押してくれたのが1番大きかったと思います。1人では絶対できないです」
MC伊藤「地元の声が背中を押してくれたというのは、実際どういう声がありましたか?」
吉田氏「自民党の裏金事件があり、『野党第1党の立憲民主党がもっとしっかりしなきゃね』や、『その受け皿になってよ』という声をいただきました」
具体的には、立憲民主党には、
が求められていると感じた吉田氏は述べました。
MC伊藤「新しいこととは、どんなところを変えてほしいと言う声だと受け止めていますか?」
吉田氏「まず今は、政治に対して信頼を取り戻すこと」
例えば、自民党裏金問題や円安、物価高などの問題に対する対応が「どんなことをやってくれるんだっけ?とぼんやりしている」と指摘し、「この先の5年、10年後の日本がどこに向かっているのか本当にわからない」と述べました。
私たちの暮らしがこうなっていくんだというメッセージを明確に出していきたいと語りました。
MC伊藤「今の話は、政権与党の姿勢も問われているかなと思うんですけど、立憲民主党の体制はどうでしょうか。今までの色じゃダメだなと思ったところ、自身が出したい色はどういうところでしょうか」
吉田氏「やっぱり、何を目指すかっていう旗頭をきっちり掲げてほしい」
吉田氏の政策の柱は、教育であり、教育から人にエネルギーを、その人のエネルギーが経済をけん引していくという考えを持っています。
吉田氏「この人はこれを言っている人だっていうことが、わかりやすいように国民の皆様に伝えたい」
MC伊藤「立候補を決意した時に『心が震えた』とおっしゃていました。やらなきゃいけないことはわかっていても、不安もあったのでしょうか?」
吉田氏「不安はありました。過去形ですね」
実際に行動したらどんな荒波になるか想像できません。また、果たして、この行動が国民の皆さまが求めていることなのだろうかという恐怖もあったと吉田氏は語ります。
吉田氏「でも、迷いがあっても、こういう形で決断し、覚悟を決めた以上、もう震えません。そこに至る経緯も含めて、これが今の政治家が置かれている状況なんだってこと伝えることも私の役目なのかなと感じました」
吉田氏は、SNSで「#高い壁へ挑戦」というタグを使って投稿をしています。
MC伊藤「吉田さんが乗り越えたい壁というのは、どういう壁なのでしょうか」
吉田氏「まずは、最初の壁は、20人の推薦ですね……」
136人の立憲民主党の議員で、既に2人が出馬表明しています。
推薦人が集まった後も、代表選挙を通しての論戦、総選挙と壁は続きます。
吉田氏は、「挑戦者であるのか、それともその壁が崩壊するのを待つのか」と自問自答し、「自分は行動する人間でありたいな」と思い、高い壁への挑戦をしていると語りました。
MC伊藤「女性の活躍ではガラスの天井という言い方がありますが、女性が活躍しにくいという壁は感じていらっしゃいますか?」
吉田氏は「これは正直、男性も女性も、ジェンダーも関係なく、みなさん、いろんな壁に向き合うことがあると思う」と回答しました。
特に女性が顕著と言う意味では、35歳を過ぎたら正社員は無理だと言われることや、子育てしながらキャリアを続けるなど「挑戦ばっかり」で「高い壁に挑戦するという大きな目標がありながらも、なんか等身大でいたいという気持ちも実はある」と述べました。
MC伊藤「吉田さんにとっての高い壁へ挑戦するというのは、『できないと思われていることがそのままでいいのか』と感じたからなのでしょうか」
吉田氏「今回、一期生が(代表選に)挑戦することも、普通はあり得ないことです」
しかし、当選5回、10回と重ねないと、党首選に出れない、活躍できないとしたら、その議員を送った地元の方はどう思うのかと考えたと語ります。
吉田氏「あと、何年この人に投票したら、ようやく日本を変えてくれるんだろうって、私が有権者だったからがっくりきちゃうんですよね……」
MC伊藤「そうですね。1回の投票で10年後のことではなく、やっぱり今ですよね……」
吉田氏「国民の皆さまから負託を受けたという意味では平等ですが、やはり政治、永田町の文化ではそうはいかないことがあります。この認識と国民の皆さまが求めているところにズレがあるんじゃないかな。それが、私としては高い壁になっているという思いはあります」
MC伊藤「都知事選では、吉田さんは立憲民主党の皆さんと一丸となって、蓮舫さんの応援をしていました。あの経験は、今どのように生きているのでしょうか」
吉田氏「都知事選で私が学んだことは、皆さんがどう感じ、政治の何に注目しているか、ココに敏感でなければ、政治家として見えなくなるものがあるんじゃないかなと思いました。政治家同士の認識が、実は、世間の皆さんが思ってないことが結構あるわけですよ」
MC伊藤「議員の常識である一期生では代表選に出るべきではないということではなくて、変えてくれと言う声があるなら、変える方法の1つとして私が立候補してはどうかという考えになったと言うことでしょうか」
立憲民主党は、自由闊達な党であり、寛容であり、ジェンダー平等であり、そういった一人一人の個性や生き方を大事にする党だと思っていると吉田氏。
吉田氏「だから、そういう動きが出てきてもいいじゃないか、むしろ出ない方がまずいんじゃないかと思っています」
MC伊藤「同じ時期に、自民党総裁選もありますが、特に立憲民主党の代表選に国民の注目を集めるためにも、こんなことをしてはどうかというアイデアはありますか」
吉田氏「私は、立憲民主党の代表選は、次の総選挙で『これを絶対実現します』ということを訴えていく選挙にして、この人達が政権を取ったらこれが実現するというイメージができる「未来への道」をきっちり示すことじゃないかと思います」
一期生の吉田議員が代表選に立候補を決意!後押ししたものとは?!
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