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馬淵衆議院議員が「遅くとも10月に解散」と語る根拠は?民主党政権どうだった?国対委員長の仕事とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2023/1/20

選挙ドットコム編集部

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2023年1月20日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆議院議員の馬淵澄夫氏をお招きし、民主党政権時代の経験やポスト岸田、解散時期について語っていただきました。

馬淵氏が「ポスト岸田不在のまま遅くとも10月に解散」と語る根拠とは?

【このトピックのポイント】
・野田氏との党代表選挙について馬淵氏「当選3回で生意気だった」としつつも「信ずる道を貫いたので後悔はない」
・民主党政権時代を振り返り馬淵氏「大臣を経験しないと見えないことが多すぎる」政権交代のタイミングについて懸念を吐露
・安倍派トップ不在は岸田政権に有利か。馬淵氏は「6月か遅くとも10月に解散」と明言

馬淵澄夫氏のプロフィールは以下の通りです。

当選回数7回で、昨年は国対委員長も務められたベテラン議員です。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして馬淵澄夫氏に回答していただきました。

民主党政権時の総理大臣の評価は?

2009年から2012年の民主党政権には鳩山氏、菅氏、野田氏という3名の総理大臣がいました。

馬淵氏は鳩山氏について「今も尊敬している」とコメント。

沖縄の普天間基地の移設問題で鳩山氏は「最低でも県外」を打ち出したことで当時は注目を集めました。県外移設は実現しませんでしたが、馬淵氏は「辞任することにはなったけど沖縄の人に寄り添って言い続けてきたのは立派だと思う」と評価。

鳩山氏を「当時の民主党を体現した人」「保守リベラルの旗手」と表現しました。

菅氏とは東日本大震災当時のことが思い出深いと馬淵氏は語ります。国交大臣を尖閣問題で退任した直後に総理大臣補佐官として何も分からないなか原発事故対応にあたることになりました。

原発事故対応の収束を図ることができたこと、その後総理補佐官の解任で菅氏と対峙したことを含め馬淵氏は菅氏について「共に苦労したパートナー」とコメントしました。

野田氏と馬淵氏は党の代表選挙で戦った間柄です。

当時持ち上がった消費増税に反対した馬淵氏は義憤にかられ出馬を決めたとのこと。当時を「当選3回で生意気だった」「それは(野田氏と)しこりが残りますよね」と振り返りました。

馬淵氏「政治家として信ずる道を貫いてやったことなので野田さんと戦って敗れたことには何の後悔はない」

2012年の解散で馬淵氏は政調会長代理としてマニフェストづくりを一手に引き受けることになり、それを通して野田氏とのわだかまりも解けたとのことです。「今は皇位継承問題を一緒にやっています」と笑顔で語りました。

民主党政権時の大臣経験について聞かれると馬淵氏は「大臣を経験しないと見えないことが多すぎる」とコメント。

省庁のトップだからこそ見える職員や情報の動き、押さえるべき人物の存在があり、馬淵氏は「それが分からなければ政権についてもコントロールできない、丸裸の大臣」とコメントしました。

政権交代を果たした最初の鳩山内閣には政権を経験したことのある人物も何人かいたとのこと。

馬淵氏は「僕ら政権を回してきた経験のある人間がいるうちに政権交代しないと政権をとっても何もできない政権になってしまう」と力強く語りました。

ポスト岸田は誰?

ポスト岸田として上記5名の名前がたびたび挙がりますが、馬淵氏は「最大派閥である安倍派のトップが固まらない限りポスト岸田は出てこない」と断言。

さらに来年秋に予定されている総裁選と増税のスケジュールを踏まえ解散時期について「6月。遅くとも10月」と明言しました。

馬淵氏によれば岸田政権にとっては安倍はトップが不在の今、多少議席を減らしても負けなければ選挙を打った方が有利な状況とのこと。

現在、岸田政権の支持率は低い状況ですが自民党の支持率はそれほど低くありません。さらに立憲民主党は150人ほどしか擁立できておらず、過半数に届いていない状況です。

勝つことがほぼ確実の今、解散の可能性はかなり高いというのが馬淵氏の見立てです。

MC「議席を減らしても勝てば岸田政権はしばらく続くわけですね」

馬淵氏「もちろん。ポスト岸田はないまま解散に突っ込む」

国対委員長ってどんな仕事?

この回の最後の質問は、馬淵氏が昨年務めた国対委員長の仕事についてです。

国対委員長は各党が任意に作るもので、他党との国会運営の調整をする組織といわれています。

馬淵氏「国会の差配を全て決める仕事。国会しか目立つ場面がない野党にとっては極めて重要な役割ですよね」

法案や予算案を通過させるために役所の次官や与党から依頼に来ることも多く「こちらとしても厳しくグリップできる」と馬淵氏はコメントします。

具体的には「このタイミングで○○をやりたい」という提案に対し「まず××について回答せよ」といったやりとりで日程や進行について決めていくとのことです。

馬淵氏「与党は予算や法案を早く通すために野党の言い分をそれなりにきかないといけない。一方で野党もダメ出ししても世論がつかなければごねているだけにしか見えない」「そのせめぎ合いですよね」

動画本編はこちら!

「遅くとも10月に解散」馬淵氏が断言する根拠とは?

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