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2023年11月8日に公開された動画ではゲストに日本維新の会衆院議員の遠藤敬氏をお招きし、大阪・関西万博について語っていただきました。
万博中止・延期の可能性は?
【このトピックのポイント】
・万博会場建設費の2度目の上振れは想定外
・万博中止はデメリットが大きすぎる
・万博への評価は結果で好転させる
遠藤氏のプロフィールは以下の通りです。
中山太郎後援会の青年局長も務めていたものの、若い頃が政治家が嫌いだったと語る遠藤氏。民主党政権の時に中山氏に強く進められたことが政治の道に進むきっかけだったとのことです。
子どもの頃から秋田犬を飼い続けた縁で、6年前から秋田犬保存会の会長を務めています。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして遠藤氏に回答していただきました。
2025年開催の大阪・関西万博の会場建設費の増額が相次ぎ、国民の負担増ではないかとの批判が高まっています。
遠藤氏は物価高騰が始まった時点で、ある程度の上振れは予想していたとしつつ「2回目のジャンプはちょっと想定できなかった」とコメントしました。
一方で遠藤氏は、会場となる夢洲が過去の失政から「負の遺産」と呼ばれている点に言及。万博を開催することでその荒れた土地の有効活用に繋がること、それ自体が当初の目的であったことに目を向けてほしい旨を語りました。
遠藤氏「そこが全部飛んでて上振れの話しか出てこないんで」
また、「万博を中止すべき」といった声に対して遠藤氏は「(中止してしまったら)日本はそれだけの体力も国力もないんだということを世界に発信してしまうことになる」と反論。中止するデメリットの方が大きいとの見方を示しました。
一方で、共同通信社の世論調査では維新支持層でも万博開催を「不要だ」と回答する層が65.7%にのぼるとの結果が出ています。
MC伊藤由佳莉「理解が必要な局面になっていると思うのですが、どのような点を知ってもらうことが良いとお考えですか?」
MC伊藤の問いに対し「やってよかったなっていう成果物を作ること」と遠藤氏。国民生活に多大な影響をもたらす物価高騰が続く中、万博不要論が出てくるのは仕方のない部分もあるとのことです。
また、開催までの間に説明を重ねたとしても負のイメージを拭い去ることは難しいとし、「結果責任だと思いますよ」と開催後の結果で良い評価に転換することが重要だと語りました。
万博延期の可能性について遠藤氏は「理由がない」とはっきり否定。一部マスコミで延期に向けての動きが報道されている点についても「まったくない」と断言しました。
維新支持層の過半数が万博不要としている点については、「身を切る改革」というスローガンをはじめ、無駄の削減や行政改革を維新が掲げてきたゆえに万博を無駄だと捉える傾向があるのでは、と遠藤氏は分析。
一方で、万博は成長のために必要な起爆剤であるとし、支持層の多くが反対している現状があったとしても「やめてしまうと今までやってきたことがすべて逆張りにマイナスになってしまう」とコメントしました。
また、全国的には万博開催に対し厳しい指摘を受けることがあるものの、地元・大阪ではそのような声はほとんどなく、むしろ中途半端な開催になることを危惧する声が多く聞かれるとのこと。
遠藤氏「(大阪では)やめろって声は1人も聞いたことがない」
他の地域の支持層からの反対意見に対しては、結果をもって理解してもらうことを目指すとし「成果でしかお示しできないですよ」と締めくくりました。
維新支持層でも万博の是非は真っ二つ!その理由は?どう対応する?
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