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2023年1月28日に公開された動画ではゲストに日本維新の会衆議院議員の藤田文武氏をお招きし、前川議員の公選法違反や中条議員の年金未納問題、立憲との共闘について語っていただきました。
藤田氏が考える政権獲得のための布石とは?
【このトピックのポイント】
・中条議員の年金未納問題について藤田氏は報道の誤りに言及。「督促はないし未納額の公表は守秘義務違反」
・維新と立憲の国会共闘は今国会でも継続。衆院選での選挙協力について藤田氏は「100%ない」と否定
・政権獲得するために必要な政党の要件について藤田氏「仕込みはやり始めている」5年後の維新に期待か
藤田氏のプロフィールは以下の通りです。
企業経営者を経て政治の道に進み、当選2回で幹事長に就任すると党の経営計画を発表するなど新しいことに挑戦されています。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして藤田氏に回答していただきました。
日本維新の会は前川氏が2021年の衆院選で公職選挙法違反で有罪判決を言い渡され、中条氏は年金未納問題が取り沙汰されるなど不祥事が続いています。
前川氏の有罪判決について藤田氏は「公職選挙法はグレーゾーンが曖昧な法律。選挙に関わったことがある人からすると『かなり厳しい』と感じる判決」とコメント。
判決に関しては「粛々と受け止める」とする一方、前川氏は控訴しており藤田氏は「判決が最終確定するまでは推定無罪だから見守る」とコメントしました。
前川氏の処分については判決の確定まで待つことになりそうです。
中条氏の年金未納について、藤田氏は実際に未納期間があったことと中条氏が党に謝罪していることに言及しつつ「報道は恣意的で悪意がある」と解説します。
報道では中条氏が当選直後に日本年金機構から届いた督促に対し「払わない」と発言したこと、そして未納額が750万円にのぼることが取り上げられています。
しかし、年金は払込期間が60歳までとされており、さらに遡って納付できるのは2年前のものまでです。したがって76歳の中条氏が遡って払うことはできず、払えない年金を日本年金機構が取り立てに来ることはありえません。
また、個人の未納額を外に漏らすことは守秘義務違反になるため、藤田氏はこの報道を「デマであることは間違いない」と断言しました。
現在、年金機構に未納期間の詳細を問い合わせているとのこと。中条氏の今後について藤田氏は「実際の状況が分かったうえで政治家としての誠意の示し方を決めましょうというそういうステージ」とコメントしました。
議員の不祥事に対して選挙前にチェックできるかどうかについて、藤田氏は「そういうことが起こらない風土やチェック機能を作ること、悪いことがあったら正直に説明することをガバナンスとして確立していくことは抑止効果になると思う」とコメントしました。
立憲と維新は昨年に引き続き国会での共闘に合意しました。しかし、共闘はあくまで国会でのことで特定の政策に限られるとのこと。
立憲との選挙協力について聞かれると藤田氏は「100%ない」と断言しました。
国会での共闘に関しては立憲と維新どちらも成果を感じており、特に昨年の旧統一教会被害者救済法の成立に関しては、法案を作る段階から野党の意見が盛り込まれ早くに成立までこぎつけた「憲政史上珍しいパターン」と藤田氏はコメントします。
そのことをきっかけに維新は立憲に合同勉強会の開催を提案。憲法や安全保障、マクロ経済など国家の軸となる政策がテーマになるとのことです。
この勉強会について藤田氏は「違いは明確にすればいいし分かり合える部分は分かり合おうという企画」と解説します。
「維新にどっぷり政策思想が合う人をとにかく増やすというステージを今はやるべき」とし、「次の衆院選で立憲と選挙協力して推薦しあうようなことはないと思っている」と続けました。
ここで話は政権担当能力に移ります。維新が政策のスキルを磨くことはできても野党である以上政権担当能力の経験を積むことはできません。
政権担当能力のレベルアップについて問われると「ビジネス目線で考えればプロ経営者が乗り込んで企業の経営を改善することもある」と藤田氏。
アメリカのトランプ氏にも一定の政権担当能力があったことに触れ、必ずしも経験は不要ととらえているようです。
一方で藤田氏は政権をとるまでの自力の必要性は強く感じており、経験・人脈・政策を練り上げる体制・党組織を支えるバックオフィス機能については「全てを強化していく」とコメントしました。
藤田氏はすでにそのための布石は打っており「この5年くらいで政権担当能力を得るための仕込みはやり始めているつもり」とのこと。
維新の不祥事や政権獲得への種まきについて藤田氏がとことん語る!
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