選挙ドットコム

10増10減の改正公選法が施行!「年明けの解散はない」その根拠は?注目選挙区は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

2022/12/28

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2022年12月28日に公開された動画のテーマは……10増10減の改正公選法が施行!注目選挙区は?

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、注目選挙区の自民党公認候補について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・自民党10増10減の72選挙区で支部長を決定するも62選挙区については持ち越し。松田氏「年明けの解散はない」
・石原伸晃氏や松本純氏など前回落選した候補が支部長に。次負ければ世代交代の可能性も
・和歌山は門氏、石田氏、二階氏、世耕氏による公認争いか。松田氏「調整は難しい」

自民党「10増10減」の72選挙区で公認候補となる支部長を決定

12月28日に衆議院小選挙区「10増10減」の改正公職選挙法が施行されました。自民党は対象となる15都県134選挙区のうち72の選挙区で公認候補となる支部長を決定。残る62の選挙区については選任を来年に持ち越すことになりました。

松田氏はこの数字を見て「解散はない」と断言。未調整の選挙区が62あるなかで年明けすぐの解散は難しいと推測しました。

今回調整を見送った選挙区には、比例復活での当選が複数回続いている選挙区が含まれており、自民党は候補者の差し替えも検討しているようです。

しかし、選挙では負けていても地元での活動にしっかり取り組んで地方議員との関係性ができている候補者だったり、差し替えても勝てるかどうか分からなかったりということがあり、簡単に差し替えることはできないのが実情。

いずれにしても調整にはもう少し時間がかかるのかもしれません。

松田馨氏が注目する選挙区は東京・神奈川・和歌山・山口

10増10減の区割り変更で注目される選挙区として松田氏がまずあげたのは東京8区と神奈川1区。こちらはすでに公認候補となる支部長が決定している選挙区です。

東京8区の公認候補となったのは石原伸晃氏。自民党の幹事長を経験し選挙は10回当選、都連の中でも影響力がありますが、前回の衆院選では立憲の候補者に差をつけられて落選しました。

ネット上では石原氏に対する評価は厳しいものがあり、松田氏は「次小選挙区で負けて比例復活できないとなると、きついと思う」とコメントしました。

神奈川1区で公認候補となったのは松本純氏です。新型コロナウイルス緊急事態宣言中に銀座のクラブを訪問した問題で一時離党。2021年衆院選には無所属で出馬し落選しました。その後2022年の1月にみそぎが済んだとして復党しています。

神奈川1区の篠原氏は「年齢も若く地元活動に丁寧に取り組むタイプ」と松田氏は評価。そこに松本氏が返り咲けるのかどうかがこの区の注目ポイントになりそうです。

公認候補が決まらなかった選挙区で松田氏が注目するのは和歌山と山口。どちらも選挙区が減る県です。

和歌山はこれまで衆院選に立候補してきた門氏、石田氏、二階氏に加えて世耕氏が衆院選へのくら替えを公言しており、2選挙区の公認を4人で争うことになります。

松田氏は「二階さんが引くことはない」と予想。比例代表と合わせての調整にも言及しつつ「難しい調整ですよね」とため息を漏らしました。

山口は子息が後を継ぐとされている岸氏、総理を狙うと公言する林氏がおり、さらに今年亡くなった安倍氏がいた選挙区ということもあり、調整に難航しているようです。

松田氏「こういう時に調整力を発揮するのが安倍さんだったけど亡くなってしまって……混沌ですよね」

公認候補の最終的な決定時期については選挙直前まで決まらない可能性も十分に考えられます。

他の党に関してもまだ公認候補が決まっていないところは多く、松田氏は改めて「年明けすぐの解散はないと思う」とコメントしました。

野田元総理 区割りで地盤が真っ二つに

今回の区割り変更で元総理の野田氏も注目されています。というのも、もともとの地盤である千葉4区が半分に割れ4区と14区の一部に分かれることになったためです。

MC鈴木「本人にとっては体を半分にちぎられる思いですよね」

地道な活動を重ね、千葉4区で9回の当選してきた野田氏にとっては地盤の崩壊を意味するようなもの。まさに悶絶ものの問題となっています。

選挙区がこのように分かれてしまった場合どちらの選挙区を選ぶかは、新しく入ってくる選挙区の比例票の構成や支持者の結びつき、熱心な支持者の存在といった選挙の有利か不利かが大きな決定要因になるとのことです。

しかし、「あえて相手が強い方にチャレンジする」とも発言している野田氏。

松田氏は「野田さんに関わらず総理経験者は引退してもいいんじゃないかな」とコメントしました。

動画本編はこちら!

松田氏が「年明けすぐの解散はない」と言い切る根拠は?次の衆院選で注目される選挙区とは?

選挙ドットコムちゃんねるは毎週火・水・木・金曜日の21時公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

選挙ドットコムちゃんねる アンケート実施中!

視聴者の皆様からの声をお待ちしております!
アンケートはこちら>>

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

My選挙

あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。

採用情報

記事ランキング

ホーム記事・コラム10増10減の改正公選法が施行!「年明けの解散はない」その根拠は?注目選挙区は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_white選挙ドットコムHOMEicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twittericon_twitter_whiteicon_youtube