選挙ドットコム

【通常国会はじまる】首相の国会演説で多い表現は○○。一方20日の施政方針演説で目立ったのは…?!

2020/1/22

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

1月20日に召集された第201回通常国会。国会が始まると首相が通常国会では施政方針演説、臨時国会では所信表明演説を行っていますが、その演説で首相はどんなことを話していたのでしょうか。

安倍首相が行った過去4回の国会冒頭での演説と、1月20日に行った所信表明演説の内容をテキストマイニングツールで分析(※UserLocal テキストマイニングで分析)しました。演説で多く使われていた単語・表現はどんなものだったのでしょう?

過去4回の首相の国会での演説で多かった単語・表現は?

左上:2018年通常国会施政方針演説 右上:2018年臨時国会所信表明演説 左下:2019年通常国会施政方針演説 右下:2019年臨時国会所信表明演説

こちらが首相が国会で行った過去4回の施政方針演説・所信表明演説の文章をテキストマイニングツールで分析して生成したワードクラウドです。4回を通じて目立つのは「まいる」「創る」「取り組む」といった単語です。書き言葉と話し言葉との違いもありますが、国会議員のTwitterアカウントのツイートから生成したワードクラウドと比べると青い字の名詞よりも赤い字の動詞が目立つ結果となっています。また、2019年の臨時国会では「令和」が目立っていますが、これは元号が令和へ改まってから最初の国会での所信表明演説であったことから演説中でも「令和」を多用したからだと考えられます。

関連記事:>>国会議員の全Twitterアカウントでよく使われている言葉まとめ。与野党の議員で全く違うフレーズを投稿したのはなぜ?

1月20日の施政方針演説で多かった単語・表現は?

2020年1月の通常国会 施政方針演説から生成したワードクラウド

それでは1月20日の施政方針演説ではどんな言葉を使っていたのでしょうか。こちらが施政方針演説から生成したワードクラウドです。過去4回と比べて「まいる」「創る」といった単語が多いのは共通していますが、「我が国」「新しい時代」「オリンピック」「パラリンピック」といった名詞があるのはこれまでとは異なるといえます。昨年末の天皇陛下の即位礼関係儀式も終え、時代の新しさを強調しているのかもしれません。また今年の夏に開催される東京オリンピック・パラリンピックへの言及もこのタイミングでの演説ならではといえます。

今週から衆参両院での代表質問が行われ、本格的な論戦も始まっていきます。内閣支持率・自民党の政党支持率は低下傾向が続いていましたが通常国会での議論を通じて国民の目はどのように変わっていくのでしょうか。引き続き注目です。

この記事をシェアする

選挙ドットコム編集部

選挙ドットコム編集部

2023年に年間1億PVを突破した国内最大級の政治・選挙ポータルサイト「選挙ドットコム」を運営しています。元地方議員、元選挙プランナー、大手メディアのニュースサイト制作・編集、地方選挙に関する専門紙記者など様々な経験を持つ『選挙好き』な変わった人々が、『選挙をもっとオモシロク』を合言葉に、選挙や政治家に関連するニュース、コラム、インタビューなど、様々なコンテンツを発信していきます。

選挙ドットコムの最新記事をお届けします

My選挙

あなたの選挙区はどこですか? 会員登録をしてもっと楽しく、便利に。

採用情報

記事ランキング

ホーム記事・コラム【通常国会はじまる】首相の国会演説で多い表現は○○。一方20日の施政方針演説で目立ったのは…?!

icon_arrow_b_whiteicon_arrow_r_whiteicon_arrow_t_whiteicon_calender_grayicon_email_blueicon_fbicon_fb_whiteicon_googleicon_google_white選挙ドットコムHOMEicon_homepageicon_lineicon_loginicon_login2icon_password_blueicon_posticon_rankingicon_searchicon_searchicon_searchicon_searchicon_staricon_twittericon_twitter_whiteicon_youtube