夏の東京都議会議員選挙(6月23日告示、7月2日投開票)の候補者擁立に、小池百合子都知事率いる政治団体から動きがありました。元警視総監で現ミャンマー駐在大使の樋口建史氏の長男・樋口高顕氏を、千代田区の公認候補として擁立すると、昨日(3月10日)発表しました。
※6月23日、都議選特設サイト公開
千代田区の候補者一覧、情勢まとめも掲載!東京都議会議員選挙 特設サイトはこちら >>
樋口高顕氏が都民ファーストの会から、都議会議員選挙・公認候補として擁立されたというニュースが入ってきたのは、3月8日夜の事。小池都知事の政治塾「希望の塾」の受講者で、これまでには政治経験は無いようです。公認が発表されたものの、樋口高顕氏自身のHPなどはまだ存在していません(3月10日時点)。情報が不足している現在、樋口氏の父・樋口建史氏に注目が集まっています。
樋口高顕氏の父である樋口建史氏は愛媛県出身。1978年に東京大学法学部を卒業後、警察庁へ。和歌山県警本部長、北海道警本部長、警視庁副総監、警察庁生活安全局長などの要職を歴任した後、2011年に第89代警視総監に就任。2011年から2013年まで警視総監を務めた後、2014年には在ミャンマー日本大使に任命されました。現在も駐在大使として重責を担っています。
今回、千代田区から公認候補として擁立が決まった樋口建史氏は、小池都知事の政治塾「希望の塾」の塾生です。
「希望の塾」は、小池都知事が標榜する「東京大改革」に賛同し、政治を学びたい人に広く門戸を開いています。応募資格は、日本国籍を有する18歳以上。講義内容は「都政改革」と「基礎学習」の二本立てになっており、第1期生は2016年10月から2017年3月までが受講期間です。先日、1期目最後の講義を迎えましたが、その際に小池知事は「これでお終いにしないで欲しいと、本当に多くの方々からいただいているので、卒業ということにはいたしません。」と述べ、今後も継続していく考えを示しています。
都民ファーストの会は3月8日、樋口高顕氏とあわせて、フジテレビ社員の入江伸子氏と教育コンサルタントの茜ケ久保嘉代子氏の2名の公認も発表しました。入江氏は港区から、茜ケ久保氏は杉並区から立候補予定となっています。
今回、都民ファーストの会から千代田区選挙区の公認候補となった、樋口高顕氏。千代田区と言えば、自民党都連幹事長・内田茂氏の選挙区でした。内田氏は、先の千代田区長選で自民党公認候補が惨敗した責任を取る形で政界から引退する旨を発言したばかり。因縁の地・千代田区から出馬する樋口氏の今後の動向が注目されるところです。
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