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日本とアメリカでは選挙は大違い!アメリカではアルコール飲み放題がなんと無料!

2016/12/11

古井 康介

古井 康介

トランプ新大統領の誕生により、世界中の注目を浴びたアメリカ大統領選挙。
様々なメディアで投票の仕組みなどが解説されているのをよく目にしますが、実はアメリカの選挙は、単なる制度の違いにとどまらないたくさんの面白いポイントに溢れていることをご存知でしょうか。

例えば街中の選挙広告がイケています。

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アメリカでは、選挙に立候補している候補者が、多くの国民に関心を持ってもらえるように日本では考えられないような様々な工夫を行っています。今回は、アメリカ大統領選挙で行われていた様々な面白い取り組みについてご紹介します。
【関連】「日本との交渉なんて息子のバロン(10歳)にやらせとけ!」って、日本のこと舐めすぎじゃないですか? >>

①選挙事務所にDJブースがある

これはヒラリー・クリントン氏の事務所にあったものなのですが、選挙のための様々な事務を行う選挙事務所にはなんとDJブースが置いてあります。事務所内には軽快な音楽が流れ、集まっている若い支持者たちがリズムに乗りながら投票を呼びかける電話を行ったり、演説会のチケット処理を行ったりしているのです。…逆にうるさくないんですかね?笑

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ちなみに日本の選挙事務所は、とっても真面目な雰囲気。内装からまったく違い、なおかつ集まっているのは高齢な方が多いですが、演歌1つ流れていない「オフィス」のような空間になっています。

②選挙事務所にビールが置いてある

そんな選挙事務所には他にも工夫がたくさん。そのうちの1つが「ビール」がフリードリンクとして置いてあるということです。

実は選挙事務所は選挙のための事務をするだけではなく、支持者たちが集まって交流するための場という側面も持っています。だからこそ、事務所は支持者たちがまるで大学の食堂のような気分で気軽に立ち寄れるものになっているのです。
その最たる例がお酒の存在。支持者たちはお酒を飲みながら、政治の話に花を咲かせることで、候補者への思いをまた強くしているようです。
日本では法律の関係で選挙事務所ではお酒は配れませんが、それ以上に「真面目な事務所に、アルコールを置くなんて…」とそもそも発想から考えられないでしょう。

③候補者の「アプリ」がある。

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他にも、選挙の工夫の1つに候補者の「アプリ」が存在するということがあげられます。候補者の演説日程や様々な政策などの情報を確認できるます。
日本だとどんなに人気な政治家でも、自分の名前を冠したアプリを持っている人は、聞いたことがありませんね。

④登場時には飛行機を使った演出も

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こちらはドナルド・トランプ氏の集会での話ですが、トランプ氏の集会は、さながらロックバンドのライブのように演出することで、今まで政治に関心がなかった層にも選挙を楽しんでもらう工夫をしていました。

とあるトランプ氏の集会では、飛行機の格納庫が会場に選ばれました。ガランとしただだっ広い倉庫には、ライブで使われるようなカラーのライトが回転し大きな音楽が流れています。
そんな会場に、トランプ氏は飛行機に乗って登場します。ひときわ音楽が大きくなるとともに、格納庫の壁が開き、今まで白い壁に見えていたところには「トランプ」と書いてあるクールな飛行機が。大歓声の中で、手を上げて合図しながら演説台へ向かう…。日本では考えられないド派手な演出です。

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⑤投票所にも一工夫

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そして選挙において工夫を凝らすのは候補者だけではありません。

ニューヨークの投票所では、投票を終えた人にこちらのシールを配布します。とてもオシャレで可愛いこのシール。「私は投票しました」と書いてあり、これは日本でいうところの投票証明書に当たります。

ニューヨークの人々は朝のうちに投票を済ませ、1日このシールを貼って生活する人もたくさんいるようです。
日本の証明書とは、随分と違いますね。

選挙は大きな「お祭り」

そんな国民がついつい選挙に興味を持ってしまうたくさんの工夫に支えられ、アメリカの民主主義は機能しているのかもしれません。
ただいたずらに「政治に関心を」投票を!」と呼びかけたところで、デートに学校、仕事に子育てで日々忙しい国民にとって政治や選挙に参加することの優先順位は低いのかもしれません。
日本でも18歳選挙権の思考を皮切りに、様々な選挙啓発活動が行われていますが、今回紹介したような要素をもっとふんだんに取り入れてみるのも1つなのかもしれません。

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古井 康介

古井 康介

1995年富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中。専攻は社会政策、新しい公共、安全保障・外交政策。 NPO法人「僕らの一歩が日本を変える。」ディレクターとして、全国で「票育授業」のプロデュースやハード面の設計から、当日の司会進行までを担当。

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